自宅保管の品です。中身は大変美品ですが古いものですので、表紙や帯など若干の経年変化はございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。
芸人失格 松野大介 コンビ結成 不遇 出し抜き クビ宣告 解散 無職 自暴自棄 ホスト 小説家 元お笑いコンビABブラザーズ芸能界の真実
人を笑わせるのが好きな青年路木と、愛想だけが自慢の桜小路。二人はコンビを組み芸人として成功するが、路木は売れるためならなんでもありの芸能界になじめない。そして訪れるコンビ解消の危機。路木だけが番組から降ろされ、芸能界から捨てられるように転落していく。元お笑いコンビ「ABブラザーズ」の著者が描く芸能界の真実。
レビューより
読み始めはそうでもなかったのですが中盤から一気にその迫力に飲み込まれてしまいました。一文字一文字目が離せず一気に読み耽ってしまいました。物心ついた頃より培われた甘え下手、他人に弱さを見せられない不器用さ。胸の奥に押し込んでしまった強烈なエゴは狂いそうなのにそれを他人には知られぬようにと気取ってしまう自分。心の闇に膿が沈潜していく様をビニールの焼け焦げたような匂い、と表現しているのですが、その行があまりにも解りすぎて切なかったです。
もともと、「ABブラザーズ」という名前で、中山秀征とコンビを組んでいた著者の、おそらくは代表作。彼の、才能はありながらもバブルな時代のバブルの芸能界についていけなかった軌跡が、赤裸々に語られる。色々と批判はあるだろうが、ネガティブな感情をネガティブなままぶつけた中盤の迫力は圧巻。桜小路が中山秀征なんだ。ヒドイヤツだな。