約35年前、沖縄に住んでいた両親が、
那覇・壺屋で実際に出会い、持ち帰った
小橋川弘氏による醤油差しです。
醤油差しとして作られた器ですが、
その低く広がる独特の造形は、
注器・酒器・調味料入れとしても楽しめる一点です。
現在のように、やちむんが広く観光資源・ブランドとして知られる前の時代。
壺屋の土、釉薬、作り手の手仕事が、
暮らしの器として自然に息づいていた頃のものです。
落ち着いた飴釉の地に、
掻き落としで描かれた魚文と草文様。
白く浮かび上がる線には、
筆や型ではない、手で削り出した文様ならではの力があります。
にじみ、釉薬の濃淡、線の揺らぎ。
素朴さの中に、しっかりとした存在感があり、
小橋川弘氏らしい民藝の表情を感じられる一作です。
低く広がる安定した胴に、
短く太い注ぎ口と、しっかりとした持ち手。
実用性がありながら、置いた時の姿にも静かな迫力があります。
醤油差しとしてはもちろん、
酒器、注器、調味料入れとしてもお使いいただけます。
棚や卓上に置くだけでも、古いやちむんらしい存在感があります。
大量に流通する品ではなく、
35年前に沖縄の壺屋で選ばれ、
暮らしの中で大切にされてきた一点ものです。
サイズ
・幅:約13cm
※注ぎ口から持ち手まで
・高さ:約8cm
※蓋含む
・胴径:約10cm
状態
経年による風合いがあります。
釉薬のムラ、にじみ、焼成由来の景色、細かなスレなどは、
やちむん・壺屋焼の手仕事の表情としてご理解ください。
ヒビ・欠けなどの致命的なダメージは見受けられません。
詳細は画像をご確認ください。
古い器・民藝品・手仕事の器にご理解のある方にお願いいたします。
関連商品について
他にも、同じく約35年前に沖縄で購入した
やちむん・壺屋焼・読谷の器を出品しています。
プロフィールより、ぜひあわせてご覧ください。