横山秀夫★臨場★ 光文社文庫

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★商品説明★横山秀夫著 「臨場」 光文社文庫

」     2007年 9月 文庫初版
      定価    590円+税  554頁

★著者略歴★ 1957年、東京都生まれ。国際商科大学(現・東京国際大学)卒業後、上毛新聞記者に。1991年「ルパンの消息」がサントリーミステリー大賞佳作に。1998年「陰の季節」で第5回松本清張賞。2000年「動機」で第53回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。2004年「半落ち」が”このミステリーがすごい!”で第1となる。後に映画化されヒット。

★作品内容★ 変死体(明らかな病気でない死体)が出た場合、最初に呼ばれるのは検死官だ。(日本の場合、ベテラン警察官が研修を積んでなる。)彼が最初に見て事件性のあるなし、事故や自殺を判断する。事件性が疑われる場合警察事案となる。
 警察機構では普通5年で職場が移動になるが、周囲に引き留められて長く検死官を務める男がいた。その名は倉石。位は警視だけれど、上司を上司とも思わない言動ややくざっぽい風貌などから幹部からは嫌われているが、若い者の中には彼を校長と呼び、彼の検死を敬う者が多い。確かにその眼力はすごい。死体と現場を見ただけで、事故死か事件か、そして犯人やその背後まで見通してしまう。連作短編の形式をとり、1話づつでも面白いが、通して読んでみてそのすごさや人間性が際立つ。
 「紅い名刺」「眼前の密室」「鉢植えの女」「贐」「声」「真夜中の調書」「黒星」「十七年蝉」。それぞれの事件解決も面白いのだが、現場には倉石以外にも、警察関係者が臨場しているわけで、そのそれぞれの反応の方がもっと面白い。そしてこんな部下を持ちたくないと上司が思うのももっともだ、いつ自分のことが見透かされているかと思えば、とても怖くて下にいて欲しくはない。

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