ラファエル・コラン全頁挿絵12点『ダフニスとクロエ』天金 半革装 良好 パリ刊 Daphnis et Chloe / ラファエル・コランは黒田清輝の師

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ラファエル・コラン挿絵「ダフニスとクロエ」

★彡★彡★彡★彡★彡
フランス、パリのタランディエ社(Tallandier)より刊行された、ロンゴス作『ダフニスとクロエ(Daphnis et Chloe)』の豪華アンティーク本です。
ラファエル・コランによる繊細かつ官能的な銅版画が多数収録されており、挿絵本コレクターにとって垂涎の逸品です。

フランスの画家ラファエル・コラン(Raphael Collin)は、明治期の日本近代洋画の発展、特に黒田清輝らの「白馬会(外光派)」の形成において決定的な役割を果たしました。その関わりと影響は以下の3点に集約されます。

1. 黒田清輝・久米桂一郎への直接指導(外光派の源流)
1880年代後半、パリに留学した黒田清輝や久米桂一郎は、コランの私塾(アカデミー・コラロッシなど)で彼から直接指導を受けました。
コランの作風は、伝統的なアカデミック絵画の確かな描写力に、印象派風の明るい光の表現を取り入れた「外光派(プレネリズム)」と呼ばれるものでした。黒田らはこの「明るい光と紫色の影」の表現を持ち帰り、日本の洋画界に革命を起こすことになります。

2. 東京美術学校(現・東京藝術大学)への影響
帰国した黒田清輝らが中心となり、東京美術学校に「西洋画科」が新設されると、コラン直伝のカリキュラム(裸体画のデッサンや外光描写など)がそのまま日本の公式な美術教育の基礎として採用されました。これにより、コランの孫弟子にあたる日本の若き画家たち(青木繁や藤島武二など)にもその息吹が間接的に受け継がれました。

3. コラン自身の親日性と日本美術への傾倒
コラン自身も浮世絵などの日本美術(ジャポニスム)や日本の工芸品(特に古陶磁)の大収集家であり、日本に対して非常に強い親しみと関心を持っていました。この「日本を愛するフランス人師匠」と「西洋を学ぶ日本人弟子」の相思相愛の信頼関係があったからこそ、黒田らはパリの美術界に深く溶け込み、確かな技術を吸収することができました。

■ 本書の特徴と状態
挿絵: ラファエル・コランによる挿絵、シャンポリオンによる銅版画(エッチング)。各図版には当時の保護紙(ティッシュガード)が付属しており、保存状態は良好です。

装丁: 堅牢な半革装(ハーフ・レザー)。上品な「天金(Top Edge Gilt)」仕様で、しおり紐も付属しています。

内部コンディション: ページの外れ、折れはなく、フォクシング(茶染み)は僅かに見られますが、本文内部は非常に良好な状態を保っています。

書名:「ダフニスとクロエ」
著者:ロンゴス
挿絵:ラファエル・コラン
出版:パリ/タランディエ社
言語:フランス語
装丁:半革装 天金
サイズ:25.6cm×17.8cm
頁数:190ページ

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同梱出来ますので是非ご覧になってください。

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