【 「転換点」となったテルトル歴史年 】
ボルドーの格付けシャトーでも比較的お値打ちワインでありながらも、
常に安定した品質が強みの「シャトー・デュ・テルトル」。
「テルトル」とは、=「高台」の意味を成し、その名の通り、シャトーはマルゴーのアペラシオンの中でも高い台地に位置します。
シャトー・デュ・テルトルの歴史は、アルサック領主が統治を始めた12世紀に遡ります。
歴史を経て1960年には、「シャトー・カロン・セギュール」の所有者でもあった、フィリップ・カプベルン・ガスクトン氏がブドウ畑の植え替えに着手し、
品質が目覚ましく向上。
そして、今回出品のヴィンテージ1997年には、
「シャトー・ジスクール」も所有していた
オランダ人実業家の故エリック・アルバダ・イエルヘルスマ氏が買収。
ブドウ畑の整備や醸造設備の刷新などの大規模な投資を行い、品質が益々向上。畑の大改革も進み、
『テルトルの歴史の転換点』
と言える記念碑的ヴィンテージがこの1997年です。
現在は、大手ワイングループを経営するヘルフリッヒ家が管理。
ブドウ栽培では2008年からビオディナミ農法を導入しています。
1997年のボルドーは収穫前の天候に恵まれた当たり年。
暑い日が多かった為にブドウの成熟が早く
穏やかな酸と甘いタンニンが特徴の
グレート・ヴィンテージとなりました。
1997年のブレンド比率を示す正確な資料は定かで無いものの、
当時の作付面積から概ね
カベルネ・ソーヴィニヨン 43%
メルロ 33%
カベルネ・フラン 19%
プティ・ヴェルド 5%
程度と推察。
新樽率60%オーク樽にて14~16カ月熟成。
深みのあるルビーレッド。カシスやブラックベリーにバラの花びらやスミレ、ほのかなスパイスが重なります。
口当たりは滑らかで、果実味をきめ細かく粉雪のようなタンニンが包み込むスタイル。
それぞれのブドウ品種がシンフォニーのように調和して
しなやかなテクスチャーの中に果実味が溢れる、エレガントなワインです。
専門誌デキャンタでは、
『テクスチャーと調和が見事で、すべてがバランス良く整っている』
専門誌ワイン・アドヴォケイトでは、
『滋味深く、層があり奥行きのある構成』
との称賛コメントが記されるマルゴーの格付けシャトーの
『歴史の転換点となった』
『もうすぐ30年を迎える』
『貴重古酒』
マルゴーらしい品格を備える華やかな1本です。