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Description
| (株)賢祥堂美術 オークション Gallery KENSYODO Auction | ||
| 作品画像紹介 | ||
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| 作品データ | ||
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サイズ(cm) 径14.8×高7.2 状態良好です。 轆轤目を明確に残した腰張りの姿に、やや開き気味の口縁。 高台は低く踏ん張り、畳付は荒々しく削り出される。 いわゆる井戸形を標榜しながらも、 古井戸の単なる写しに終わらぬ、作者の意志が随所に滲む一碗である。 釉は枇杷色を基調とし、全体に細かな貫入が走る。 見込みから口縁にかけて流れる乳白の釉だまりは景色となり、 ことに腰回りの溜まりは柔らかい光を宿す。 釉調は一見おとなしいが、 近づけば鉄点が散り、胎土のざらりとした息遣いが現れる。 静と動、その両義性がこの碗の魅力を形づくる。 高台脇の梅花皮風の土味は、意図的に荒らされたものであろう。 削りの痕を隠さず、むしろ強調することで、井戸への憧憬を露わにする。 しかしその表情は作為を越え、焼成による自然の働きと呼応している。 唐九郎が終生追い求めた「桃山の気分」が、ここにも顔を覗かせる。 径14.8センチという堂々たる寸法は、 掌中に収まるというより、両手で受け止める趣。 茶溜まりは深く、抹茶を湛えれば釉景はいっそう引き締まるに違いない。 実用と鑑賞とを併せ持つ、茶碗本来の在り方を示す作である。 井戸を写すことは、単なる様式の模倣ではない。 土を選び、炎を制し、偶然を味方につける覚悟が要る。 本碗には、その覚悟の痕跡が確かに刻まれている。 古作への敬意と、自己の陶技への自負。 そのせめぎ合いが、この一碗を単なる再現作から一段引き上げている。 ※タイトル末尾の数字は管理番号です。" | ||
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