大正時代発行
大正期の空気をまとう、柔らかな布装の未完小説
かすかに草花が手描きされた布装の表紙。紙はやわらかく波打ち、角は折れ、色は褪せ、けれどもそのすべてが、この一冊がかつて誰かの傍らにあり続けた記憶の証となっています。
本書は、夏目漱石の絶筆『明暗』。結婚生活の綻びや、友情と猜疑、そして心の奥底にある迷いや虚しさを、静かに、しかし鋭く描いた心理小説です。未完のまま残されたこの作品には、漱石が晩年にたどり着いた文学的到達点が刻まれており、物語の先にある“語られなかった未来”に、読む者の想像を委ねます。
旧かなづかい、文語調、そして時折差し込まれるユーモア。明治・大正の文士たちが息づいていた言葉の手触りを、頁を繰るごとに味わえます♪
なお、奥付は失われており、正確な発行年は不明ですが、紙質や組版、書体などから大正末のものと推定されます。
読むというより、大正という時間の中に身を置くような読書体験を、ぜひどうぞ。
#明治大正文学のアンティーク本一覧
中古品ですので、経年による劣化(シミ、やけ、破れ、書き込み、擦れ、匂いなど)はあります。
ページ数:973
言語:日本語
サイズ(縦x横x厚み):15x9x4
洋書 古書 アンティーク ヴィンテージ フランス
レトロ インテリア ナチュラルインテリア
シャビー 蚤の市 古道具 ヨーロッパ ヴィクトリアン ヴィクトリア朝
夏目漱石 文豪