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Description
【商品説明】南イタリアのダウニア文化圏で、紀元前6世紀頃に制作されたと考えられる大型の幾何文壺です。球形の胴、広く外反した口縁、左右の縦型把手を持つこの器形は、海外の考古美術資料では「オッラ(olla)」と呼ばれています。淡い赤褐色の胎に、黒褐色と赤褐色を用いて、帯文、多重線文、格子文、点描文、菱形文、渦巻文などが細密に描かれています。正面と背面で文様構成が異なり、側面の把手や底部に至るまで装飾が施された、非常に見応えのある作品です。特に目を引くのが、正面に取り付けられた立体装飾です。鳥のようにも見える造形ですが、近似する海外資料では、彩色された目を持つ「動物頭プロトメ」と説明されているため、本品も動物の頭部を表した装飾である可能性があります。高さ約20.5cm、最大径約27cmと存在感があり、古代地中海世界の幾何学的な意匠と、素朴で力強い造形を楽しめる一品です。【寸法】高さ:約20.5cm最大径:約27cm※採寸には多少の誤差があります。【状態】口縁に小さな欠けがあります。表面に経年によるスレ、汚れ、彩色の薄れ、細かな欠損などがあります。底部に古い管理シールが残っています。古代陶器としての経年変化がありますので、状態の詳細は掲載画像を十分にご確認ください。【付属品】布貼り保存箱【海外美術館・オークションの参考資料】 クリスティーズには、本品と同様に、球形の胴、広く外反した口縁、双耳、彩色された目を持つ動物頭プロトメを備えた、紀元前550~500年頃のダウニア陶器オッラが紹介されています。 本品の器形、立体装飾および幾何文を比較するための参考資料としてご覧ください。クリスティーズ取扱いのダウニア陶器オッラを見る 大英博物館には、南イタリアのカノーサで発見された、紀元前550~500年頃のダウニア陶器壺が収蔵されています。 広く外反した口縁、球形の胴、二つの縦型把手、赤褐色と黒褐色による幾何文など、本品と比較できる特徴を備えています。大英博物館収蔵のダウニア陶器壺を見る クリスティーズには、動物頭プロトメ、格子文、同心円文、底部の円内文様を備えた、紀元前6世紀末~5世紀初頭頃のダウニア陶器オッラの取扱例もあります。クリスティーズ取扱いの動物頭プロトメ付オッラを見る ※リンク先はいずれも本品とは異なる作品です。器形、立体装飾、文様構成および文化的背景を比較するために掲載しています。 本品と参考作品が同一年代、同一工房または同一出土地であることや、本品の真贋を保証する資料ではありません。 本品の正確な制作年代、制作地および真贋については、掲載画像をご確認のうえ、ご判断ください。古代陶器の性質と経年変化をご理解いただける方のご入札をお願いいたします。
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