【 「超貴重」創業者ウィリアム・フェーヴル時代最終年 】
シャルドネ種から造られる辛口白の代表格にして人気No.1「シャブリ」。
その最大の特徴は、「キンメリジャン」と呼ばれる特異なミネラル土壌。
1億5千万年前に棲息した小さな貝の石灰層から、
唯一無二の上質なシャルドネを育み、全世界を魅了します。
「ウィリアム・フェーヴル」は、1850年代末に設立された歴史あるドメーヌ。
1950年にウィリアム・フェーヴル氏がドメーヌを相続し、
『シャブリ最大の特級畑所有ドメーヌ』
となり、
『シャブリ随一の造り手』
として名声を博してきました。また、
キンメリジャン土壌以外のエリアにまでシャブリ呼称を拡大する動きに異議を唱えたり、
新世界で作られた白ワインの「シャブリ」名称の濫用を提訴、使用を禁止させることで、
シャブリの原産地呼称の保護にも大きく貢献しました。
現在ウィリアム・フェーヴルは、シャブリの
『7つの特級畑の内、5つを所有する唯一のドメーヌ』
であり、
一級畑においても選り抜きの区画を数々所有します。
また2008年からは一部畑でビオロジックを実践し、2011年にはすべての畑で導入など、
「ラヴノー」「ルネ・ドーヴィサ」などのカリスマ生産者と並び、
『シャブリ最高の造り手』
として賞賛され続けています。
今回の1本をご覧頂いて、現行のウィリアム・フェーヴルとは大きく異なる
「旧ラベル」な事にお気づきでしょうか?
前述の創業者ウィリアム・フェーヴルは、1998年に引退し、
事業はHenriot(アンリオ)家へと移行します。
つまり今回出品の1997年は、
創業者ウィリアム・フェーヴル本人時代の最終期であり
歴史の転換点と言える「貴重」ヴィンテージなのです。
その後は、栽培・醸造方針も大きく変化し、
手摘み、厳格な選果、樽使用の抑制、新樽を避ける方向へと進んで行き、
ラベル・デザインも一新されて行きます。
シャブリのアペラシオンの最高峰に当たるグラン・クリュ7区画は、スラン川の右岸、
シャブリの街の正面に位置する斜面に広がります。
7区画の総面積を足してもシャブリ全体の僅かに2%のみと極少。
シャブリで最も日当たりがよく、最もブドウの熟度が上がりやすい特級畑から、
繊細ながらも力強い、複雑味溢れる優美で長命な
「シャブリ・グラン・クリュ」は生まれます。
シャブリの象徴と見られる「グラン・クリュ」は、尊敬に値します。
完璧な力強さと目もくらむほどのエレガンスが「グラン・クリュ」を、一つの基準とします。
そのミネラル感の実直さには当惑させられ、そのアロマの強さには驚かされるでしょう。
長い時を経てもなお、その爽やかさに驚かされます。
若いうちは、内気なところもあり、完全に表情が現れるためには40年の歳月が必要と言われます。
シャブリ7つの特級畑の中で、
最も日当たりがよく保湿性に優れた好立地の特級畑
「ブーグロ」。
凝縮した果実と豊富なミネラル、リッチでボリュームのある味わいが存分に堪能できる1本です。
シャブリの中でも明らかに最も堂々としたクリマです。
この傑出したテロワールは、日中から夕方にかけて日照に恵まれます。この最適の日照と急傾斜が、理想的な成熟条件をもたらします。
シャブリの頂点にして、グラン・クリュの長所を全て集めた複雑味のある味わい。
偉大なミネラルを感じ美しいバランス。熟成のポテンシャルがもっとも高いワインです。
1997年は、
『天に微笑みかけられた』
と表現された
90年代最高の歴史的当たり年。
ブドウ品種は、シャルドネ100%
熟成は、もうすぐ30年に差し掛かり
しなやかな気品を纏い始めています。
色調は深みのあるゴールド・イエロー。グラスに注ぐとオレンジや黄桃、ハチミツのように甘やかな余韻が続く、
上質なスタイルの1本です。熟成は既に29年。
40年以上の熟成に耐えるエネルギッシュな最上級シャブリです。
抜群のボトル・コンディション、且つ偉大年の最上畑の1本は、
ブルゴーニュの昨今の価格上昇と数量制限の最中にあっては超レアです。