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カリスタチス・ランセオラタ
分類:マメ科カリスタチス属
学名:Callistachys lanceolata
原産:オーストラリア
特徴:鮮やかな黄金色の花穂を枝いっぱいに咲かせる、西オーストラリア原産の美しい常緑花木です。
カリスタキス・ランセオラータは、西オーストラリア南西部に自生するマメ科の常緑低木~小高木です。「Wonnich(ウォニッチ)」「Native Willow」「Greenbush」などの名でも知られています。現在、Callistachys属として認められているのは本種のみで、1属1種という点でも興味深い植物です。
原産地では西オーストラリア南西部から南海岸にかけて分布し、特に河川沿いや湿地周辺などの湿り気のある砂質土壌で見られます。オーストラリア植物というと乾燥地を連想しがちですが、本種は比較的水分のある環境を好むタイプです。
最大の魅力は、なんといっても開花期の華やかさです。枝先から長い総状花序を立ち上げ、黄色から黄金色のマメ科らしい花を多数咲かせます。「Callistachys」という属名自体が「美しい花穂」を意味し、その名の通り、満開時には緑の樹冠に黄金色の花穂が浮かび上がる非常に美しい姿になります。オーストラリア国立植物園では、黄色~オレンジ色に赤いアクセントを持つ花も紹介されています。
葉も観賞価値が高く、厚みのある革質の細長い葉を付けます。葉は一般的に3枚ずつ輪生状に配置され、成熟すると長さ17cmほどになることもあります。花のない時期にも端正な常緑樹として楽しむことができます。
自生地は亜熱帯性で、栽培では日当たりから明るい半日陰、水はけが良く適度な湿り気を保つ環境が適しています。河川や湿地周辺にも自生することから水分には比較的強い一方、根が常に停滞水に浸かるような環境ではなく、排水性との両立を意識するとよいでしょう。
耐暑性はありますが、西オーストラリア南西部原産のため、純熱帯性の植物とは性質が異なります。暖温帯から温暖な亜熱帯環境で本領を発揮し、日本で栽培する場合は特に高温多湿期の蒸れを避け、風通しを確保すると安心です。
また、種子から増殖する場合は、播種前に種皮へ傷を付ける「スカリフィケーション」を行うことで発芽を促すことができます。果実の莢を株上で十分に乾燥させてから種子を採取する方法が紹介されています。
1属1種という植物学的な面白さ、美しい常緑の葉、そして名前の由来になるほど華やかな黄金色の花穂。カリスタキス・ランセオラータは、一般的なオーストラリア花木とは少し違った植物を探している方にもおすすめしたい、希少性と観賞価値を兼ね備えた魅力的な一種です。
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