東芝マツダ 513G
まるで指物(さしもの)を思わせるキャビネットメイク。
両側板は途切れることなく下に伸びて、そのまま卓上に接します。
天板、側板に施された面取りの納まりなど、わが国の伝統木工の造り方です。
そうとなれば、塗り物のような黒艶を与えてやりたくなります。
でも漆黒はダメです。エボニーで塗ります。
そうすれば、サランネットの色と良く調和しながら、輝く真鍮のグリッターがより映えるからです。
機器のコンディションは良好です。
当時使われだしたクロメートメッキのシャシーは美しく、嫌な錆が出ていません。
この機には電気的なトラブルが無かったことを示しています。
ですが、不安のある部品は交換します。
・電源フィルターケミコン20μF×2個、出力管バイアスケミコン交換
・バイパス&カップリングのペーパーコンデンサはフィルムコンに交換
・表面焼けの見られたB電源3KΩ3W抵抗は同等品に交換。
ノブは左から、電源/音質、中央がP.U/音量、右が選局です。
シャシーは、初期のマツダラジオに見られる5球横並びのレイアウトが壮観です。
筐体内にはプレートアンテナが内蔵されていますから、それだけでもかなりの受信ができます。
リード線アンテナを付加すれば、更に感度良く聴けるでしょう。
P.U位置では外部入力が可能です。添付の接続ケーブルをご利用ください。
音量調節は、外部音源側のボリュームコントロールで行います。
中波放送受信は、地域、住宅構造、ノイズ源によって受信状態が左右されます。
このような一般事項をご了解のうえ、入札頂きますようお願い申し上げます。