【 この夏に重宝する至極の1本 】
日本ではまだあまり発掘されていないながら、
世界のブルゴーニュ愛好家の間では
『隠れた実力派』
『見逃してはいけない生産者』
として評価がすこぶる高い
『知る人ぞ知る生産者』
「メゾン・ファティアン・ペール・エ・フィス」。
その歴史は、1999年。
ボーヌ旧市街の歴史ある館と地下セラーを取得したことから始まりました。
現在の中心人物は、シャルリ・ファティアン(Charly Fatien)。
シャルリ・ファティアンが貫くのは、
『品質、品質、そして品質』。
野生酵母で発酵
無清澄・無ろ過
人工的な醸造補助剤の無添加
ナチュラルでサスティナブルな醸造を心掛けます。
畑の総面積は、合計でも4〜5haと極小ながらも、赤は、
「シャンベルタン・グラン・クリュ」
「コルトン・グラン・クリュ」
等の優れた特級畑を所有。
白の所有畑は、
シャルドネの頂点に君臨するブルゴーニュ白ワイン最高峰のひとつ
「ムルソー」。
テロワールが持つ緻密なミネラル感が、熟成を経ることで妖艶かつ豪勢な味わいへと変貌。
濃いめの色調と相まったその様相が、
シャルドネ好きを唸らせる名品です。
ブルゴーニュ白でも3本の指に入るこのムルソーに「グラン・クリュ」が存在しないのは、原産地統制法が制定された当時、
高い税金がかけられることを嫌ったムルソーの栽培者達が
グラン・クリュの格付けを拒否したからだと言われます。そんな経緯もあり、
ムルソー最上のワインは何と言っても
「区画名入り」。
今回の1本は、ムルソー村のなかでも
「クロ・デュ・クロマン」と呼ばれる区画のシャルドネを使用した
「区画名入り」の最上ムルソーになります。
クロ・デュ・クロマンは一級畑レ・プリュールに隣接しており、
非常に狙い目の穴場区画と言えます。
香りには、白い花や熟した洋梨、桃の風味が漂う芳潤な印象。
ムルソーらしい豊満なボディに加え 、良質な酸が絶妙なバランスを形成します。
上質なブドウが採れることが明白であり、
リッチな果実味、華やかさとフィネス、豊かなミネラルを抱える
『シャルドネのための聖地』
です。
その美しい輝きは"金のひと雫"とも例えられます。
エキゾチックフルーツ、蜂蜜などの芳醇なアロマ、穏やかな酸とリッチな果実味。
どの生産者に聞いても素晴らしい出来栄えだった
と言うほどに糖度・酸度・タンニンも申し分ない
近年大注目のグレート・ヴィンテージであり、
特に白ワインの出来栄えがたいへん優れた
2017年ものになります。
熟成は、9年の登り盛り。
ブドウ品種は、シャルドネ100%
十分な熟成を経ることでたっぷりとしたボディは柔らかくなり
ムルソーのテロワールが持つ豊富なミネラル感と果実味、キレイな酸が見事に調和。
華やかさと優雅さが同居する素晴らしい極上のシャルドネへと変貌を遂げています。
通常の白ワインよりも高めの温度帯でゆっくりと時間をかけてご堪能ください。
キメの細かい質感が和食にもすんなりとマッチし、非常に長い余韻が至福のひと時を演出してくれる
この夏に重宝する至極の1本です。