よう、あんたも物好きだなぁ。こんなきな臭い鉄屑に興味があるのかい?
まあ座れ、ポリマーリンゲル液の匂いで酔うようなタマじゃねえだろ。
コレクションの整理ってのは、戦場から引き揚げるのと同じくらい骨が折れるもんだ。
今回は俺のハンガー(棚)に眠ってた、とっておきの3機を譲ってやる。
コトブキヤの「ワンコインフィギュア」ってやつだが、
造形はギルガメス制式採用機並みにキッチリしてやがるぜ。
いいか、よく見ておきな。
■ ベルゼルガ (青の騎士Ver.)
クエント人の誇りが詰まった、まさに「青の騎士」の象徴だ。
こいつの見どころは、なんと言っても左腕のパイルバンカー。
コトブキヤの連中は分かってやがる、このサイズでこの威圧感は異常だ。
盾の紋章も、まるで戦場を生き抜いてきたような凄みがある。
クエント素子を贅沢に使ったセンサー類まで目に浮かぶような、
そんな精緻な仕上がりだ。
■ ファニーデビル
「滑稽な悪魔」なんて名だが、コイツに正面から出くわして笑える奴はいねぇ。
シャドウ・フレアの随伴機として、戦場を攪乱する不気味な姿が見事に再現されてる。
特にこの独特のカラーリングと、獲物を狙うような低い姿勢。バトリングのリングサイドで、
コイツがチェーンソーを回して迫ってくる恐怖を思い出させてくれる一品だ。
【整備屋からのアドバイス】
どの機体も、小さいからって舐めるんじゃねえぞ。
当時の職人たちが「ワンコイン」という限られたコストの中で、
どれだけの血とオイルを注ぎ込んでこのディティールを叩き出したか……。
手にとってみれば、その「重み」が分かるはずだ。
箱はねえが、その分、戦場で使い込まれたような愛着はある。
あんたのハンガーに迎えてやって、
毎日リンゲル液をチェックするみたいに愛でてやってくれ。
(2026年 2月 8日 10時 06分 追加)(Y)