【フェイズ4】
1963年にデッカ・アメリカが開発した録音方式。20チャンネルのマルチ・マイク・システムで収録した音を、特別なミキサーを通してアンペックスの4トラック・レコーダーで録音、2チャンネルのステレオにミックスダウンするというものでした。その後、デッカはヨーロッパでもこの方式を取り入れています。
クラシック音楽のLPは1964年に初めて発売され、その後、約200枚のフェイズ4方式録音によるクラシックLPが制作されています。
アナログ時代のデッカは音の良さで有名でしたが、「ffrr」「ffss」という主流の方式に加え、そうした高音質評価形成の一翼を担ったのが「フェイズ4ステレオ」でした。
ストコフスキー晩年の、うなりをあげるようなコントラバスの音などは、このマルチ・マイク録音があって初めて実現したものでしたし、ミュンシュやラインスドルフ盤の細部まで鮮明な華麗なサウンドにも大きく貢献していたと思います。
※デッカ・フェイズ4ステレオ・ボックスからの分売です。