【難関 北千島(幌筵島)塁山】 過酷な郵便事情 ◆昭和12年 合同漁業 北千島塁山本部からの手紙◆ 室蘭 12.4.30◆ 実逓便エンタイア

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私は四月拾九日 北千島にちきますた(つきました)(ずーずー弁)

★戦前、北千島の幌筵(パラムシル)島の東海岸に位置していた「塁山」と言う地区は、北洋漁業の拠点であり、水産加工場の他、漁業会社の本部が置かれていた。
★従って、「北千島塁山本部」と書かれたこの手紙は、北千島の幌筵(パラムシル)島からの手紙と推測される。尚、幌筵島は、千島最北端の占守島の南に位置しており、北から2番目の島である。

★さて、戦前の北千島の郵便事情だが、厳しい気象条件により、極めて厳しく、幌筵島に、函館郵便局の分室、摺鉢郵便局と柏原郵便局があったのみで、それも5月から9月までの営業だった。

★従って、この葉書の様に、北千島において手紙を出す時は、まず、摺鉢、柏原となるのだろうが、それ以外は、普通に一般的に「最寄りの郵便局」から出すしか方法がなかったのかも知れない。

★因みに、摺鉢、柏原の消印が入った郵便物は、最難関中の最難関。
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