ライ・クーダー(Ry Cooder)が2013年に発表した大名盤ライブ・アルバム『Live in San Francisco』のアナログレコード(2枚組)です。 名盤『Show Time』以来、実に35年以上ぶりとなった公式ライブ作品。 サンフランシスコの名門クラブ「Great American Music Hall」にて録音され、フラコ・ヒメネスやテリー・エヴァンス、10人編成のメキシカン・ブラスバンド(La Banda Juvenil)らを従えた「Corridos Famosos」との圧倒的な名演が収録されています。 アメリカン・ルーツ・ミュージック、テックス・メックス、ブルースファン必聴の1枚です。
■トラックリストと聴きどころ 全12曲で構成され、自身の代表曲からブルース/フォークのカバー、Tex-Mexの名曲まで幅広く網羅されています。 1. Crazy 'Bout An Automobile (Every Woman I Know) スライドギターとサックスの熱い応酬で一気に引き込むオープニング。 2. Why Don't You Try Me 3. Boomer's Story 初期の名盤タイトル曲。 4. Lord Tell Me Why 5. Do Re Mi ウディ・ガスリーの不朽の名曲。 6. School Is Out 7. The Dark End Of The Street 8分を超える圧巻のバラード。ライの泣きのギターソロとフラコのアコーディオンのソロの交錯が至高の名演。 8. El Corrido De Jesse James 9. Wooly Bully サム・ザ・シャム&ザ・ファラオスでおなじみのロックンロール・ナンバー。 10. Volver Volver メキシコの名曲カバー。ブラスとボーカルがダイナミックに炸裂します。 11. Vigilante Man 8分強のロングバージョン。ライのスライドギター・テクニックが存分に堪能できるハイライトの一つ。 12. Goodnight Irene 観客との温かい空気感の中で締めくくられるリードベリーのカバー。
■本作の魅力 スタジオ盤では緻密でメッセージ性の強いアルバム(『Chvez Ravine』や『Pull Up Some Dust And Sit Down』など)を次々と生み出していた時期ですが、このライブではアメリカン・ルーツ・ミュージックの楽しさやダイナミズムが前面に出ており、演奏者たちが心からプレイを楽しんでいる空気感が盤面全体に満ちています。 アナログ感のある自然で太いサウンドメイキング(マーティン・プラドラーによる録音・ミックス・マスタリング)も評価が高く、ヴィンテージ感あふれるルーツ・ロック/アメリカン・ミュージックの最高峰ライブ盤として語り継がれている名作です。