東芝マツダ6FM-251S
マツダブランドのFM機は実に稀少です。
そのダイアルスケールは80MHz~90MHzの受信範囲を表示していて、
FM本放送開始前の試験放送時代の受信機であることを物語ります。
私達がオークションで目にするFM機は、76~90MHz仕様で、ほぼトランスレス機でしょう。
電源トランスを背負った本機は、そこからして他とは違う訳です。
その回路は6AQ8, 6U8, 6BA6, 6T8, 6AR5, 6ME10, ダイオード整流。
米国系6U8 5極3極管FMコンバーターの類例はそう多くありません。
このラジオはは複合管が多用され、10球相当のスペックになります。
出力管6AR5は、トランスレスの30A5よりもパワフルで良い音を奏でてくれるでしょう。
さて、本品は2017年に私が出品した物ですが、本年再販されて
それが私の目に留まって、懐かしく里帰りさせた経緯です。
9年間とても大事に保存された事は一目瞭然。
マジックアイの発光状態も当時のまま、ということは殆ど使われていなかったという事でしょう。
当時特別に調色したブラックブラウンの外装も、わずかな塗料剥げのみでした。
カラーレシピを知る私ならでは、色継ぎ目なくタッチアップできる訳です。
AMはフェライトバーアンテナ内蔵でよい感度です。短波も入感します。
FMは簡易アンテナにてノイズなく聴取できました。(エリア、環境によってはアンテナを調整ください)
今回、3.5mmステレオプラグ付き外部音源入力ケーブルを製作、添付しました。
ポータブル音源機器、ワイヤレス機器の接続が可能です。
逆台形のキャビネットも面白い東芝マツダの初期型FM受信機、どうぞご検討くださいませ。