十二代 沈寿官 井戸汲女 陶人形 明治 苗代川系 薩摩焼 本薩摩 白薩摩

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29 окт. 12:30 (Tokyo)
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Описание


作者:十二代 沈寿官
作品:井戸汲女陶人形
時代:明治(1880〜1900頃)
高さ:27 cm
幅 : 13cm
奥行: 16cm

本作は、明治期薩摩焼を代表する陶工であり、捻り物(陶人形)の名人として知られる十二代沈寿官による人物陶塑「井戸汲女」です。

十二代沈寿官は、幕末から明治にかけて活躍し、廃藩置県後に藩の保護を失った薩摩焼の窯業が衰退するなか、沈寿官窯を民間経営へと移行させ、薩摩焼生産の近代化と国際的評価の確立に大きく貢献した人物です。明治6年(1873年)のウィーン万国博覧会をはじめ、国内外の博覧会に東郷寿勝等と共に出品を重ね、高い評価を受けました。

そうした器物制作と並行して、十二代沈寿官は人物表現においても卓越した才能を発揮し、陶人形分野における第一人者として知られています。「井戸汲女」は市井の人々を主題とした一連の作品の一つです。穏やかな表情や自然な姿勢、衣文の柔らかな起伏、かんざしを直すさりげない仕草など、人々の笑い声が聞こえてきそうな日常生活の一瞬をとらえた造形が大きな魅力です。

出品作と同時代に作られた陶人形作品が沈家伝世品収蔵庫に展示されています(添付の書籍掲載写真参照)。また、いくつかの美術館においてもいくつかの作品が収蔵・展示されていますが、本作はそれら現存品の中でも一際優れた作品といえます。明治薩摩における陶人形の到達点を示していると言って良いでしょう。

金彩に経年の若干の擦れなどはありますが、ワレ・ヒビ・カケなどの瑕疵はありません。写真でお分かりの通り、とても綺麗な保存状態です。 特筆すべきは、釣瓶と滑車を結ぶ細い縄も手捻りで造られており、破損することなく保存されていることです。
尚、沈家伝世品収蔵庫に展示されている作品のいくつかと同様に本作にも銘はありませんが、超絶技巧の作風と陶土からみて十二代窯の作品であることは保証致します。
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