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こちらは、紀元前5〜6世紀頃に南イタリア(現在のアプリア州)で制作された、ペウセティア人による古代陶器です。
ペウセティア人(Peucetians)は、イリリア半島からイタリア南東部へ移住した民族で、紀元前2千年紀後半には現在のバーリ周辺に定住しました。彼らは、土着文化とギリシャ文化が交わる地域に暮らしていたため、独自の芸術様式を発展させました。
本作品はその代表的な作例で、器表面には幾何学的な装飾文様が全面に描かれています。特に目を引くのは、卍(スワスティカ)模様やダイヤ型、交差する直線(水平線・垂直線)などの力強いデザイン。古代における秩序や象徴性が込められていたとも言われ、装飾性と精神性を兼ね備えた美しい一品です。
このような文様構成がどのような意味を持っていたのか、なぜこのようなスタイルが生まれたのかは未解明な点も多く、ロマンを感じさせてくれます。考古資料としても、芸術作品としても価値の高い作品です。
■サイズ
直径:約28.5cm
高さ:約27cm
存在感のあるサイズで、展示映えも抜群です。
■状態
紀元前の非常に古い陶器であるため、ごく小さな欠けやニュウ(経年による表面ヒビ)が数か所ございます。
しかしながら、全体的にはとても良好な保存状態で、装飾もはっきりと残っており、古代の美をしっかりと感じられる逸品です。
保存・保管に適した桐箱付きでお届けいたします。
この機会にぜひ、コレクションの一部としてお迎えくださいませ。
画像もあわせてご覧のうえ、ご検討いただけましたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
【海外オークションの参考資料】
クリスティーズには、卍文や幾何学文を表した紀元前650~600年頃のペウセティア陶器の取扱例があります。
本品の文化的背景や文様構成を比較するための参考資料としてご覧ください。
クリスティーズ取扱いのペウセティア幾何学文陶器を見る
※参考作品は本品とは異なる作品です。本品の制作年代、制作地、出土地または真贋を保証する資料ではありません。最終的には掲載画像と商品説明をご確認のうえ、ご判断ください。