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Описание

17世紀後半~18世紀前半 古琉球伝 焼締貼付牡丹唐草文七角鉢 植木鉢 盆栽鉢 高30cm 盆器 樹盆 樹鉢 盆景 古美術品 | |||
| ▼△ 商品説明 △▼ | |||
FM260913260913KPSVG02 17世紀後半~18世紀前半 古琉球伝 焼締貼付牡丹唐草文七角鉢 植木鉢 盆栽鉢 高30cm 盆器 樹盆 樹鉢 盆景 古美術品 ~土に刻まれた、琉球王国時代の華麗なる植物文様。 このたびご紹介いたしますのは、赤褐色の焼締陶胎に牡丹唐草文を立体的に貼り付けた、極めて印象的な古琉球伝・焼締貼付牡丹唐草文七角植木鉢です。 高さ、実に約30cm。 植木鉢という呼称から想像する日常的な園芸器とは明らかに趣を異にする、堂々たる大きさと装飾性を備えています。 まず目を奪われるのは、器全体を構成する独特の七角形のフォルム。 口縁から胴へ緩やかにすぼまりながら、下部には連続するアーチ状の透かしを設け、さらに台座へと連なる建築的ともいえる構成を見せます。 そして七つに区画されたそれぞれの器面を舞台として、大輪の牡丹と葉、蕾、伸びやかな唐草が大胆に展開されています。 単に表面へ線を彫った文様ではありません。 花弁、葉、茎などを別体的に盛り上げ、器面へ貼り付けることで文様そのものを浮彫状に立ち上がらせる装飾が大きな特徴です。 首里城の公式資料には、まさに「焼締貼付牡丹唐草文植木鉢」と題された古琉球の植木鉢が紹介されています。 同資料では、牡丹唐草の模様を植木鉢本体へ貼り付けて形作る装飾を沖縄の言葉で「タックヮーサー」と呼び、作品を17世紀後半~18世紀前半の制作として紹介しています。また、沖縄本島中部の知花地域で作られたと考えられ、同種の貼付文を備えた植木鉢が首里城内からも出土しているとされています。 さらに興味深いのは、こうした植木鉢が単なる園芸道具ではなかった可能性です。 首里城資料では、同種品について薩摩をはじめとする日本への献上品であった可能性に触れ、首里城内での出土例から、琉球王国において士族以上の階層が使用したものと考えられると解説しています。 つまり、琉球における古い植木鉢は、植物を育てるためだけの「容器」というより、植物と鉢を一体として愛でるための盆器・樹盆・盆景文化に通じる鑑賞器としての性格を持っていたことが窺えます。 本品を眺めても、そのことは非常によく理解できます。 これほど大きく、七角という複雑な器形を採用し、その全面へ手間のかかる牡丹唐草の貼付装飾を施すことは、純粋な実用品だけを目的とした造形とは考えにくいものがあります。 大輪の牡丹は一花一花微妙に表情を異にし、花弁内部には櫛描きにも似た細かな線刻を重ねています。 その周囲を葉が取り巻き、太く伸びる唐草の茎が器面を縦横に巡る。 七面という限られた画面の一つひとつへ異なる動きを与えながら、全体では一つの連続した植物世界を形成しています。 そして牡丹は、東アジア美術において古くから富貴・繁栄を象徴する吉祥花として愛されてきた意匠です。 琉球王国の美術においても牡丹唐草は重要な装飾文様の一つであり、首里城関連資料には18~19世紀の琉球漆器にも牡丹唐草を用いた作品が確認されています。 本品の魅力は、その装飾だけではありません。 赤褐色から紫褐色へと移ろう焼締の肌。 文様の窪みに沈殿した古色。 長い時間のなかで摩耗した牡丹の稜線。 口縁に生じた擦れや欠損。 それらすべてが新品には決して再現することのできない、古陶特有の景色を作り上げています。 上から覗けば、内部は装飾を排した素朴な赤褐色の陶胎が広がり、その中央には明瞭な水抜き孔が一つ設けられています。 この排水孔の存在も、本品が実際に植物を植えることを前提として作られた植木鉢・盆器であることを示す重要な造形です。 華麗な外装と、徹底して実用に徹した内部。 その対比もまた面白いところです。 なお、本品については現段階では底部が木製台座から外れずに銘等を確認できず、それらを本品の作者・窯・産地として確定できる資料も得られておりません。 そのため本出品では、現物の造形と、首里城資料に残された「焼締貼付牡丹唐草文植木鉢」との顕著な共通性を踏まえ、「古琉球伝」としてご紹介いたします。 また、17世紀後半~18世紀前半という年代についても、現物そのものを科学的に年代測定した結果ではなく、首里城資料に掲載された同種の焼締貼付牡丹唐草文植木鉢の年代に基づく比較上の位置づけとなります。 土を焼き、花を貼り、植物を植え、その植物とともに器そのものを愛でる。 本品には、そうした東アジアに古くから連なる園芸と美術の境界にある世界が凝縮されています。 高さ約30cmという大型の器体に、七角という端正な幾何学。 そこへ生命力あふれる牡丹唐草を立体的に巡らせる。 植物を植えれば鉢は脇役となるのではなく、植物とともに一つの景色を完成させるでしょう。 そして何も植えず、古陶そのものとして飾っても十分に成立するだけの彫刻性を備えています。 器は、使われることで時を刻みます。 琉球古陶、古植木鉢、盆栽鉢、盆器、東洋古陶磁を蒐集される方にはもちろん、古い植物文化・盆景文化を愛される方にも、ぜひ手にしていただきたい一作です。 時代を越えて残された古陶との出会いは、まさしく一期一会。 次代へと受け継いでいただけましたら幸いです。 【推定年代】 17世紀後半~18世紀前半頃 ※首里城資料掲載の同種「焼締貼付牡丹唐草文植木鉢」との比較による参考年代です。本品そのものの年代を保証するものではありません。 【サイズ】 高さ(H):約30cm 直径(外径)(W):約32cm 直径(内径)(W):約24cm 【重量】 約6.52kg ※当方が測ったものですので、若干の誤差がある場合がございます。 【商品状態】 掲載画像をご覧下さい。 長い時代を経た古陶・植木鉢です。 口縁をはじめ各所に欠け、擦れ、摩耗、小傷、汚れ、変色、直し、窯傷等が見受けられます。 また貼付装飾部分には摩耗・欠損等が確認できる箇所がございます。 現状木製台座から鉢が取り外せておりません。 古い大型植木鉢という性質上、補修・後補・ニュウ等について写真のみでは完全に判断できない箇所もございます。状態は掲載画像を最優先としてご確認ください。 PC上の画像と商品の色目が若干異なる場合がございます。 | |||
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