「Jorgen Schou製のMC昇圧トランス JS No.384」の出品です。
本品は赤い識別点を備えた、いわゆる「赤ポチ」と呼ばれる最初期の個体を使用した、モノラル再生用の1チャンネル仕様です。
ヴィンテージのモノラルカートリッジを、当時の昇圧トランスと組み合わせて楽しみたい方に、ご検討いただきたい一台です。
■ JS No.384について
JS No.384は、低インピーダンスのMCカートリッジに用いる昇圧トランスです。同型のトランスは、当時アメリカではESLから「ESL-201」として販売されていました。
今回の出品は、初期型の特徴である赤い識別点を備えた個体を、モノラル再生向けに仕立てたものです。トランス本体の仕様や年代にもこだわって、ヴィンテージシステムを組みたい方に適した構成です。
■ 構成・配線について
RCA端子にはSwitchcraftを使用し、絶縁カラーを介してケースに取り付けています。
トランス本体の古いリード線に無理な力が掛からないよう、急な折り曲げを避けて配線しています。出力側のコールドとアース端子を接続した構成です。
■ 負荷マッチングと、ご使用機器に合わせた調整について
本機には、フォノ入力インピーダンス47kΩのプリアンプとの接続を想定し、トランスの二次側に補正用の負荷抵抗を組み込んでいます。これは、ピックアップ(MCカートリッジ)に適切な負荷がかかるようにするための調整です。
MC昇圧トランスでは、接続先のプリアンプの入力インピーダンスが、トランスを介してカートリッジ側の負荷にも影響します。そのため、同じカートリッジとトランスでも、接続するプリアンプによって負荷条件が変わります。
この負荷条件は、出力レベルや高域の特性にも関わります。組み合わせに応じて負荷抵抗を調整することで、高域の過度なピークや必要以上の出力低下を避け、カートリッジとトランスの特性を活かした、バランスのよい再生を目指しています。
落札後、ご使用予定のプリアンプまたはフォノイコライザーと、カートリッジのメーカー・型番をお知らせください。ご使用の組み合わせを確認したうえで、負荷抵抗を適切な値に設定してお渡しします。
JS No.384の初期型をお探しの方、モノラル再生用の昇圧トランスをお探しの方に、ご検討いただければと思います。