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◇トレモ◇19世紀 フランス【SEVRES セーブル】金彩 総手描花絵美人画 大型センターピース オルモルドレ・エマイユ(七宝)装飾 絵付師サイン 金工師サイン:HENRY 検) マイセン KPM b> ご覧いただきありがとうございます。 セーブルの美しいセンターピース・コンポートを出品致します。 19世紀フランスの華麗なる装飾美術を今に伝える、極めて優美な大型コンポート。 中央を飾るのは、気品ある黒髪の女性を描いた美しい磁器絵。 柔らかな表情を見せる女性の周囲には、艶やかな朱赤の花々と紫色のアイリスが大胆に配され、伸びやかな植物の線描と煌めく金彩が画面いっぱいに広がります。 古典的なセーヴルの優雅さを基調としながら、その意匠には19世紀末ヨーロッパを魅了した華麗な植物表現が感じられ、一般的なロココ趣味の人物文とは一線を画す、非常に印象的な作品に仕上げられています。 そして本作をさらに特別なものとしているのが、磁器を取り囲む豪奢な金彩ブロンズとシャンルヴェ七宝(Champlev Enamel)です。 ターコイズブルー、コバルト、深紅、白、緑など、多彩なガラス質のエマイユを金属胎へ丹念に施し、花や蔓草、スクロール文様を緻密に表現。外周だけでなく、三脚それぞれにも七宝のメダリオンが嵌め込まれており、目に触れにくい細部にまで惜しみなく装飾が施されています。 両側には植物を思わせる立体的なブロンズハンドル。 ロカイユやアカンサスを思わせる優雅な造形と金色の輝きが、多色七宝の鮮やかな色彩と見事な調和を見せています。 さらに注目すべきは、ブロンズ部分に「HENRY」の刻印が確認できること。 同様にHENRY刻印を持ち、セーヴル磁器と金彩ブロンズを組み合わせた19世紀フランス作品の類例が海外市場でも確認されており、本作の背景を考える上でも興味深い資料となっています。 中央の磁器絵にも絵付師によるものと思われる小さなサインが認められ、磁器絵付けと金工、それぞれの職人技が結集した作品であることを窺わせます。 制作年代は、意匠・構造・類例などから19世紀後期頃のフランスと考えられる一作。 当時のフランスでは、磁器を単独で鑑賞するだけでなく、金彩ブロンズや七宝と組み合わせることで、邸宅のサロンを飾る壮麗なオブジェへと昇華させた作品が制作されました。 本作もまさにその系譜に位置する、「磁器」「絵画」「ブロンズ鋳造」「七宝」という異なる工芸の美を一つに凝縮したセンターピースです。 100年以上の歳月を経たアンティークならではの金彩の擦れや経年変化はございますが、それさえも長い歴史を物語る趣として、現代の作品にはない風格を与えています。 テーブルやコンソールの中央に一点置くだけでも、空間そのものの印象を変えてしまうほどの存在感。 華麗な色彩でありながら品格を失わず、見る角度によって、女性像、花々、七宝、ブロンズ装飾と次々に異なる表情を楽しませてくれます。 19世紀フランス装飾美術の華やかさと、熟練した職人たちの手仕事を存分に堪能できる逸品。 サイズ プレート直径約28.5㎝(ハンドル含め横幅約41㎝)×高さ約17.5㎝ 状態 良い状態です。 経年によるヨゴレやスレ、金彩などの剥離が有るかもしれませんが、 その他特筆すべき目立った大きな傷み無く、総じて良好なお品です。 お写真も併せてご確認ください。
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