本品は中国宋時代磁州窯の黒釉立体線条双系罐で、古窯コレクションの中でも非常に珍しく珍重される希少な器となります。
立体の縦筋線条紋を器身全体に巡らせた線条罐は、宋代民窯磁器の代表的な名作器型の一つです。生産量が少なく、現存完品は数少ないため、古陶磁愛好家の間で高い人気を集め、コレクション価値の高い一品と言えます。
全体に渋みのある黒釉が掛かり、釉面に時代特有の柔らかな風合いが漂っています。両側に耳付きの双系を配し、当時の貯蔵器・茶道具として日常的に使用されていた実用器でありながら、装飾デザインが優れた芸術性を備えています。
【状態詳細(画像に瑕疵箇所を矢印で記載)】
1. 内側口縁に焼成時の窯付き砂粒が2か所残存しており、窯出し時の天然痕跡となります。
2. 器体下部にも1か所窯付きが見受けられ、焼造上の正常な痕です。
3. 一方の双耳に微小な欠けが存在します。
4. 口縁に小さな欠損箇所があり、古い補修が施されています。補修箇所は画像に明記してあり、損傷面積は大きくございません。
上記以外に大きな貫通亀裂、広範囲の欠け、大規模な補修はございません。
全ての瑕疵は掲載画像にて確認できますので、細部を隅々までご覧になった上、ご納得いただいてからご入札をお願いいたします。
【付属品】
壺本体のみ、桐箱などの付属品はございません。
【注意事項】
・撮影の照明により黒釉の色調に若干の誤差が生じる場合がございます。
・手作業採寸のため数ミリ程度の寸法誤差はご容赦ください。
・陶器のため、発送時は厚手緩衝材を多重に使用し厳重に梱包してお届けいたします。
・入札前に疑問点があればお気軽にお問い合わせください。いたずら入札はご遠慮願います。
(2026年 6月 19日 0時 10分 追加)【サイズ補足】
高さ:約11.9cm
最大胴径:約11.5cm