本製品の大きな特徴として、使用しているバックチャンバーとスピーカーフレームは本製品のために新たに金型から製作した専用設計アルミ鋳造品で、バックチャンバーはチャンバー内部の音の反射や不要な共振を制御し正確なトーンバランスを実現するために数多くのシュミレーションとテストを元にアコースティックリフレクションコントロール構造を採用しています。
MAOセラミック振動板は、アルミニウム振動板の表面を特殊な電解処理によってセラミック化した先進素材です。
軽量なアルミ基材の表面をセラミック化し、母材と原子レベルで連続した高剛性セラミック層を形成した複合構造となっており、優れた応答性、解像度、振動制御性能を実現しています。
製造には数百~数千ボルトにも及ぶ高電圧下でのマイクロアーク放電処理と高度なプロセス管理が必要となり、セラミック層の厚みや硬度を均一に形成するには高い技術力が求められます。
また、わずかな重量差や表面状態のばらつきも音質に影響するため品質管理は極めて厳しく、製造時の歩留まりも非常に厳しい先進素材です。
そのため、ペーパー、PP、アラミド、グラスファイバー、アルミニウム、カーボンファイバーなど一般的な振動板素材と比較しても、材料コスト・製造コストともに大幅に高くなります。
しかし、その複雑な製造工程によって得られる性能は非常に優れています。
高い比剛性により分割振動を抑制し、音楽信号に対して正確に応答。ボーカルの息づかいや楽器の質感、音場の空気感まで鮮明に描き出します。
また、磁気回路の高磁束ネオジムモーターとのマッチングにより、微小信号への追従性にも優れているため、音像の輪郭や定位が明瞭になり、空間の広がりや奥行き感、空気感までも自然に再現します。
さらに、優れた内部損失特性によって不要な共振を抑制し、高い解像度と自然な音楽性を高次元で両立。透明感あふれる高域、豊かな情報量、明瞭な定位、そして長時間でも聴き疲れしにくい自然なサウンドを実現します。
まさに本製品のような広帯域再生を担う小型スピーカーにおいて、その性能を最大限に発揮するハイエンドオーディオならではの先進技術です。
一般的な振動板では両立が難しい「高解像度」と「自然な音楽性」を追求するために採用し、その卓越した情報量と空間表現力は、音楽の持つ感動や臨場感を余すことなく伝えます。
MAOセラミック振動板は、Audio LaboratoriaのAL-2.5FLが目指す「高解像度と音楽性の両立」を支える中核技術のひとつです。
音の透明感、情報量、空間表現、そして自然な音楽再生を追求する方にこそ、その価値を実感していただけるでしょう。