ステッカー3枚付き 希少図録本 世界クラシックカーフェスティバル・イン・ジャパン ハーラー・オートモービル・コレクション 写真集 解説 諸元 パンフレット 記念誌 日本語版 1971年 当時物
WORLD CLASSIC CAR FESTIVAL IN JAPAN 1971 Harrah's Automobile Cpllection
世界クラシックカーフェスティバル事務局 発行
幾田烈光 中田和男 岡崎光夫 向田直幹 松本順子 田村熹代滋 松尾整 徳大寺格詢 編集
1971年
約30x21x1cm
約90ページ
カラー図版大半 一部モノクロ
ソフトカバー
※絶版
※世界クラシックカーフェスティバルインジャパンのステッカー3枚付き
ハーラー・オートモビール・コレクションとして、初の海外出展となった、
世界クラシックカー・フェスティバル・イン・ジャパンの会場限定発行公式図録本、パンフレット。
出展されたクラシックカー30台のカラー写真と、その詳細解説、エンジン形式、馬力、排気量、ボア×ストローク、ホイールベース、モデル名、製造者、最高速度、発売当時の価格などの詳細な車両諸元(車種により掲載項目は変動)を掲載。
巻末テキスト 「ウィリアム・ハーラー氏とその一大王国 幾田烈光 世界クラシックカーフェスティバル事務局」
では、ハーラー王国とハーラー氏の人となりなどについての記述と写真多数掲載。
当時物の大変貴重な資料本です。
1909年フォード ツーリングT、1929年メルセデス・ベンツ ドロップ・ヘッド・クーペSSKなどをあしらったデザインの、世界クラシックカーフェスティバルインジャパンのステッカー3枚付き。
【親愛なる日本の皆さんへ】より
アメリカに次ぐ世界第2位の自動車生産国の貴国で“世界クラシックカー・フェスティバル”が開催されることは、格別意義の深いことと考えます。
私は、自動車こそ世界文明の発展にとってもっとも重要な存在であったと信じるものであり、その重要性は今後とも変ることなく、仕事の上でも、また精神的にも、クルマはわれわれと結ばれて行きつづけるでしょう。務めを終えた自動車が、よき想い出としてこれからも保存されてゆくことを、私は願っています。
今回のフェスティバルは、ハーラー・オートモビール・コレクションとして、初の海外出展ということであり、できるだけ多くの車を愛する方々にご覧頂きたいと熱望しております。
ウィリアム・ハーラー
【テキスト一部紹介】
〈ハーラー・オートモビール・コレクション〉は、ネバダ州リノ市の30,000mの広大な敷地に、四つの展示館、復元工場(ボデー外板および内張り作業、メッキおよびサンドブラシなど)のほかに、展示館細部のディスプレイ工事のための工場までを備えた、世界最大最高のクラシック・カー・コレクションです。
ここには、「馬なし馬車」から近代的な自動車への歴史的発展が、学問的権威をもって陳列されています。その数、およそ1,400台。多くの方は、パワー・ブレーキ、ティルト・ハンドル、全輪駆動、コラム・シフト、バケット・シートなどといういわば“近代的”な装備が1910年にはすべてあったことに驚かれるでしょう。
またここには、故ケネディ大統領のホワイト・ハウス公用車、1962リンカーン・コンチネンタル、有名なニューヨーク・パリ間レース優勝車、1907トーマス・フライヤー号、また市販車中もっとも長いホイール・ベースで有名なブガッティ・タイプ41(ロワイヤル)など、“忘れられない車”も揃っています。
ハーラー・オートモビール・コレクションは1948年にスタート。1911年マックスウェルと、1911年フォードの2台が出発でした。今の素晴しい特徴である復元工場も、はじめはガレージ改造の小さなものであり、20年ほどの間に、世界最高のコレクションと、信じられない発展を遂げたのでした。
今では、見ものも自動車そのもののほか、驚威に値する復元施設、研究図書館、オートバイ、飛行機、蒸気機関車、時代の衣裳コレクション、西部開拓時代の記念品の数々などきわめて多彩です。
《私は車のオリジナルの完全復元を目指す》ウィリアム・ハーラー ほか
1909 Ford Touring T
1909年 フォード ツーリング T
1909年、フォードは有名なモデルTを世に出した。これはアメリカ自動車史上もっとも成功した車で、1927年までに15,000,000台以上が生産された。ヘンリー・フォードは独自の「量産システム」をつくりだし、これにより品質を落さず最低のコストで多量の車をつくることが可能になった。1903年から1909年までに、フォードはすでに25,000台を生産して売り、その後1年ごとに25,000台をつくった。
最初の1,000台のモデルTは2ペダル、2レバー・コントロール・システムをもっていた。一つのペダルは通常ブレーキで、もう一つは低速/高速クラッチ。前進と後退は一つのレバーで選択され、第2のレバーは後方緊急用のセンター・ドラム・ブレーキだった。1909年5月に、操縦装置は親しめる3ペダルシステム(第3のペダルに後退装置をもつ)に変えられ、これは1927年まで保持された。
1909年6月、モデルTフォードは20日間と52分のタイムでニューヨーク・シアトル・レースに優勝し、もう1台のモデルTは3着であった。このことは軽量で耐久性あるこの車の価値を証明した。
ハーラー・コレクションのこの車は、451台目に生産されたモデルTであることを示すシリアル・ナンバーをもっている。
エンジン:4気筒
馬力:20
B×S:3 3/4×4
ピストン排気量:176.7立方インチ
W. B.:100インチ
製作者:フォード・モーター社 ミシガン州デトロイト
モデル:T
発売時の価格:850ドル
重量:1,200ポンド
1929 Mercedes-Benz Drop-Head Coupe SSK
1929年 メルセデス・ベンツ ドロップ・ヘッド・クーペ
1885年に内燃機関をもつ最初の実用車を設計・製作したカール・ベンツと、最初の内燃機関を開発したゴットリーブ・ダイムラーにはじまるメルセデスは、1926年に完全に一体となり、メルセデス・ベンツの名が生まれた。
このSSKモデルは31台だけつくられ、今日わずかながら残っている。ハーラー・オートモビール・コレクションの車は、当初ロンドンにあるイギリス・メルセデス・ベンツ社に輸出されたもので、そこでドロップ・ヘッド・クーペ車体が架装された。1961年9月、火事に見舞われたこの車をハーラー・オートモビール・コレクションが買い求め、1968年にその復元が完成した。コルシカ車体製作所製の車体をもつメルセデス・ベンツ車で現在残っているのは2台だけである。
エンジン:6気筒〔過給〕
馬力:140/200
B×S:3 15/16×5 7/8
ピストン排気量:431.3立方インチ
W. B.:116-1/8インチ
製作者:ダイムラー・ベンツ社 ドイツ、スタットガルトウンター ツルクハイム
モデル:SSK
車体:コルシカ製作所
最高速度:時速120マイル
発売時の価格:18,000ドル
1931 Bugatti Coupe De Ville Type 41 (Royale)
1931年 ブガッティ クーペ・ド・ビル
ブガッティタイプ41ロワイヤルは11年間に7台しかつくられていない。そのうち現存するのは6台。このうち4台は米国にあり、2台がハーラー・コレクションに、1台がフォード博物館、1台がカニンガム自動車博物館にある。あと2台はフランスの収集家ガブリツツ・シュランプフがもっている。
この車の重量は7,125ポンド、最高スピードは時速125マイル。世界最長のホイール・ベースをもつ。エンジンヘッドとシリンダー・ブロック・カースティングは結合し、長さが4フィート以上ある。エンジンのクランク軸の重さ220ポンド、フライホイールをもっていない。このエンジンにはシングルオーバーヘッド・カムシャフト、シリンダー当り3つの弁、デンマル・イグニッション、9つの水冷式メイン・ベアリングがある。
ハーラー・コレクションのこのロワイヤルは、ルーマニアのカロル2世の特別注文によって作られたもので、革命さなかという物情騒然たる世相を反映して、3/4″の防弾ガラス、座席の布張りの下に3/16″の防護鋼板が使われている。
エンジン:8気筒
馬力:300
B×S:4 5/16×5 1/8
ピストン排気量:778.7立方インチ
W. B.:170インチ
製作者:オートモビル・ブガッティ モルシャイム、アルザス、フランス
モデル:タイプ41〔ロワイヤル〕
車体:バインダー
最高速度:時速125マイル
オーダー価格:42,000ドル
ほか全30台
(モノクロ図版)
トーマス フライヤー 1907 Thomas "Flyer" New York To paris race winner
ハーラーコレクションにある価値ある自動車のなかで最も秀れたものといわれている。1908年、ニューヨークからシベリア経由パリまでの世界縦断レースで優勝した。途中、日本にも立ち寄っている。この壮挙により自動車が交通機関に欠かせない存在として不動の地位を占めるきっかけをつくった。トーマス・フライヤー号は、自動車に寄せる世界の人々の心の故郷として、永遠に残されるべき“銘車”である。
【目次】より
1899 ド・ディオン・ブートン トライシクル
1902 オールズモビル ランナバウト R
1903 パッカード ツーリング F
1904 ノックス ツーリング チュードル
1905 フランクリン ゼントルマンズ・ロードスター タイプ
1906 コンパウンド ライト・ツーリング・カー 7-1/2
1909 スターンズ トイ・トノウ 30-60
1909 スタンレイ スティーマー ランナバウト E2
1909 トーマス フライアバウト L6-40
1909 フォード ツーリング T
1910 ロールスロイス ツアラー シルバーゴースト
1912 フランクリン ランナバウト G シリーズI
1913 マーサー レーサバウト シリーズJ タイプ35
1916 クレイン・シンプレックス ツーリング 5
1923 マックスウェル ツーリング 25
1924 クライスラー フェートン 68B
1927 リンカーン コーチング・ブルーアム L134-B
1927 スタッツ ブラックホーク 二人乗りスピードスター カスタムシリーズAA
1928 ピアス・アロー ライナバウト シリーズ81
1929 メルセデス・ベンツ ドロップ・ヘッド・クーペ SSK
1929 エセックス スピードアバウト チャレンジャー
1930 デュポン ロイヤル・タウン・カー G
1930 パッカード スピードスター・ランナバウト 734
1931 パッカード コンバーチブル・セダン 840
1931 ブガッティ クーペ・ド・ビル タイプ41(ロワイヤル)
1931 フォード デラックス・フェートン A
1932 ブガッティ クーペ タイプ50T
1932 キャデラック オール・ウェザー・フェートン 452C
1933 デューセンバーグ スピードスター SJ
1938 ロールスロイス セダンカ・ド・ビル ファントムIII