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Описание

江戸期 古伊万里 VOC オランダ東インド会社 元禄染付 芙蓉手 花鳥文大皿 直径32cm 古美術品 | |||
| ▼△ 商品説明 △▼ | |||
SO260924260928OTNXJ04 ~一枚の染付磁器が、17世紀の日本とオランダ、そして遥かな海を越えた東西交易の歴史を物語る。 中央に描かれた「VOC」の三文字。 これは単なる装飾ではなく、かつて世界規模の海上交易を展開したオランダ東インド会社(Vereenigde Oostindische Compagnie)のモノグラムです。~ 今回ご紹介いたしますのは、江戸時代の肥前有田で焼成されたとみられる、VOCモノグラムを中央に配した染付芙蓉手花鳥文大皿です。 直径は約32cm。 白磁の中央には力強い呉須によってVOCの意匠が描かれ、その周囲を花卉と鳥が取り囲みます。さらに見込みから周縁へ視線を移すと、花文、竹を思わせる植物文、幾何学的意匠などを収めた区画が放射状に展開し、一枚の器面全体が極めて華やかな構成となっています。 この放射状に区画された様式は、中国・明代の輸出磁器としてヨーロッパで珍重されたクラーク磁器の意匠を受け継ぐものです。 17世紀、中国からの磁器供給が不安定になると、オランダ商人たちは日本の有田磁器へと目を向けました。有田で焼かれた磁器は伊万里港などを経て長崎へ運ばれ、VOCの交易網を通じて海外へ渡っていきます。メトロポリタン美術館も、こうしたVOC皿について中国クラーク磁器を日本の陶工がオランダ側の需要に応じて展開した輸出磁器であると解説しています。 そして本作最大の見どころが、やはり中央の「VOC」モノグラムです。 VOCとは1602年に設立されたオランダ東インド会社の略称。メトロポリタン美術館所蔵のVOC皿は1660年頃、同館刊行資料には有田焼VOC皿が1655~1675年頃とされる例があり、British Museumにも1660~1680年頃とされる有田焼VOC皿が収蔵されています。VOC銘を持つ日本磁器は、17世紀の日蘭交流を物質として現在に伝える存在といえます。 また、Christie’sに記録された同系統のVOC大皿には、中央のVOCモノグラムを囲んで鳳凰、石榴、椿を描き、周縁に梅・竹・牡丹などを区画して配した作品が確認されています。本作にもそれと共通する花鳥文と芙蓉手構成を見ることができ、当時の輸出有田磁器の系譜を考えるうえでも興味深い一枚です。 染付そのものにも古伊万里らしい魅力があります。 濃淡のある呉須、伸びやかな筆致、左右完全対称ではない鳥や草花。そのわずかな揺らぎが、機械的な均質さとは異なる古陶磁ならではの生命感を生み出しています。 そして裏面には、焼成時のものとみられる付着物や目跡状の痕跡が残り、高台周辺にも長い年月を経た古色が確認できます。こうした裏側の景色もまた、古陶磁を鑑賞する楽しみの一つでしょう。 直径約32cm。 飾皿として十分な存在感を備えながら、単なる装飾磁器に留まらず、日本の有田磁器とオランダ東インド会社という二つの歴史が交差する作品です。 海を越えた磁器には、その器が生まれた土地だけではなく、それを注文した人々、運んだ船、そして異国で手にした人々の歴史まで刻まれています。 三百年以上前、日本で描かれた「VOC」の文字。 それを今日、一枚の古伊万里として手に取ることができるそこにこそ、本作最大の魅力があるのではないでしょうか。 【サイズ】 (平置き時) 歪みがございますゆえ、直径及び高さに差がございます。 直径(W):約31.8cm~約32cm 高さ(H):約4.2cm~約5.2cm 【重量】 約1000g ※当方が測ったものですので、若干の誤差がある場合がございます。 【商品状態】 掲載画像をご覧下さい。 見込みから高台内にかけてニュウ(ヒビ)が確認できるほか、皿全体に歪みがあり、高台内には焼成時の付着物・目跡状の痕跡、経年による擦れ、汚れ、鉄粉、窯傷等が見受けられます。 古陶磁につき、状態については掲載画像を優先して十分にご確認ください。 | |||
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