マラン・マレ、フォルクレ、ヴィゼー、ドレ/ヴィオラ・ダ・ガンバ作品集

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1-12. マラン・マレ(1656-1728)/ヴィオール曲集 第2巻 組曲 ホ短調
13. アントワーヌ・フォルクレ(1672-1745) /ラ・マンドリーヌ
14-19. ロベ-ル・ド・ヴィゼー(c.1655-1733) /組曲 ホ短調
20-24. シャルル・ドレ(18c)/組曲第1番 ト長調


ペレ・ロス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、ヤン・カルロス・リベラ(テオルボ)

発売:1995年

MELISMA【ドイツ輸入盤】

フランス・バロックのヴィオラ・ダ・ガンバ音楽を集めた、たいへん味わい深いアルバムです。マラン・マレの「ヴィオール曲集 第2巻」組曲を中心に、フォルクレ、ロベール・ド・ヴィゼー、シャルル・ドレの作品を収録。フランス・バロックを代表するガンバ音楽の流れを一枚で楽しむことができます。マラン・マレ(1656-1728)は、ルイ14世の宮廷で活躍したヴィオラ・ダ・ガンバの名手であり作曲家。1701年に出版された「ヴィオール曲集 第2巻」には多彩な舞曲が収められており、ホ短調の組曲でも優雅な旋律と深い情感が印象的です。アントワーヌ・フォルクレ(1672-1745)の「ラ・マンドリーヌ」は、マレとはまた異なる力強さと華やかさを持つ作品。ロベール・ド・ヴィゼー(c.1655-1733)はルイ14世の宮廷で活躍したテオルボとリュートの名手で、ここでは繊細で内省的なホ短調組曲を聴かせます。最後のシャルル・ドレ(18世紀)の作品も演奏機会の少ない貴重なレパートリーです。
演奏しているペレ・ロスは、スペインを代表するヴィオラ・ダ・ガンバ奏者の一人。マラン・マレなどフランス作品においても独自の美学を持つ演奏家として知られています。実際にロスの演奏には、ヴィオラ・ダ・ガンバ特有の繊細な音色を生かした静かで深い表現があります。過度に感情を煽ることなく、一音一音を丁寧に響かせるため、音楽の内側にある詩情がじわじわと浮かび上がってきます。実際、彼の演奏についても「繊細さ」を生かした独自のスタイルが高く評価されています。テオルボを担当するファン・カルロス・リベラも、スペイン古楽界を代表する名手です。セビリア音楽院でギターを学んだ後、ホプキンソン・スミス、ホセ・ミゲル・モレーノ、ポール・オデットらに古楽の奏法を学び、ヨーロッパをはじめ世界各地の主要な古楽祭や音楽ホールで活躍。20枚を超える録音を残し、現在はセビリア音楽院でルネサンス・バロック弦楽器を教えています。ロスとリベラの組み合わせが生み出す音色も、このアルバムの大きな魅力です。ガンバの柔らかく深い響きにテオルボの乾いた透明感が重なり、現代の弦楽器では味わえない独特の空間が生まれます。舞曲ではリズムが軽やかに弾みながらも決して騒がしくならず、サラバンドやパッサカリアでは音を長く響かせることで、静かな余韻と深い情感を聴かせます。派手な技巧を前面に出す演奏ではありません。しかし、音色の美しさと呼吸の自然さが素晴らしく、聴いているうちにフランス・バロックの優雅な世界へゆっくり引き込まれていきます。マレの音楽を中心に、フォルクレ、ヴィゼー、ドレまで味わえる選曲も魅力的。古楽器ならではの響きをじっくり楽しめる、隠れた名盤といえるアルバムです。未開封新品です。
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