未開封品DVD
S800、ヨタハチ。
板金ハンマーによるパネル製作はオーナーならずとも
一見の価値あり!
今回の題材となったのはトヨタスポーツ800(通称ヨタハチ)。
サビていない車体は珍しいといわれるほど、
下まわりを中心にダメージを受けているクルマが多い。
すでに何度か修理を受け、原形がわからなくなっている
個体もあるほどだ。
このクルマのオーナーは20年以上前に再生車を購入、
何度かの車検を受けた後、ここ10年ほどは納屋の中で眠らせていた。
そして復活にあたりヤブサキ自工に化粧直しを依頼したという。
一見しただけでは程度がよく、再生にはそれほど手間は
かからないと思われたヨタハチ。
ところが部品を外すごとにサビと事故の痕跡が出現。
過去に受けた修理・再生箇所すら再びサビの餌食となっており、
車体に大がかりなメスが入れられることとなる。
このDVDでは、一般の事故板金ではほとんど見ることのない
リヤフェンダー分解の手法や、強度面で重要なステップの製作など、
旧車再生の難関となる部分を詳細に収録。
技術を向上させたい板金のプロやアマチュアレーサーの参考になるはずだ。
収録内容=
●フェンダー裾の製作
立体的なホイールアーチ部分までハンマーワークで完全再現。
水が溜まりサビやすいインナー側も製作している。
●スプラッシュガードの製作
激しい腐食で滅失していることが多い
フロント側スプラッシュガードは、他車を参考に複製した。
●ボディの分解
ピラーには新車時に盛られた大量のハンダが。
リヤフェンダー分解のためいったんハンダを剥がし、
修理完了後は埋め戻す。
パテが全盛のこの時代、ハンダ盛りによるボディワーク技法を
とらえた映像は貴重。
●テール部分の製作と溶接
アールの深いテール部分をあえて5分割して製作。
鉄板は叩きすぎると溶接の熱で思わぬ方向に逃げる。
これはできるだけ叩かないで作るための工夫だという。
板金製作は段取りを入念に考え、正確な作業を積み上げるゲームだ。
●サイドステップの製作
アウター側の新品パーツがあれば交換するところだが、
部品がなければワンオフで製作する。
このクルマは過去に大規模な修理が行われてはいたものの、
左右寸法が異なり、溶接部分が剥がれる寸前だったため作り直しとなった。