【 澱引き後 「10年」 円熟の極み 】
シャンパーニは、『買って直ぐに飲んではいけない』ワインであるのはご存じでしょうか?
また、シャンパーニュは『購入後は成熟しない』と思ってはいませんか?
それは大きな大きな間違いです。
たとえスタンダード・シャンパーニュであっても、
5~6年ほど静かに寝かせることで、
プレステージ・シャンパーニュを超える旨味と香りを纏います。
例えて言うなら、ヴィンテージのクリュッグかと見紛う程に化けてしまうのです。
シャンパーニュは、その醸造工程において、デゴルジュマン(澱抜き)という作業を経ます。
これは、長い間ボトルに閉じ込められた【旨味成分】の澱を取り除き、
その過程でワインが再び外気と接触する、シャンパーニュ醸造において極めて重要な段階です。
この時ごく少量の酸素が瓶内に入り込み、それによりシャンパーニュ特有のアロマがゆっくりと成熟していくのです。
1.プレステージ・シャンパーニュで澱引き後1年経過したモノと
2.スタンダード・シャンパーニュで澱引き後6年経過したモノを
比較試飲した場合、
圧倒的に美味しく感じるのは、実は2.後者のスタンダード・シャンパーニュです。
味わいだけでなく、香りも後者のほうが圧倒的に素晴らしい香気を放ちます。
ワイン会でも、
『デゴルジュマン後の経過年数が経っているシャンパーニュ』
は絶大な人気を誇ります。
デゴルジュマン後のワインは、何をおいても先ず休息を必要とします。 若いワインよりも古いワインは尚更長い回復期間を必要とします。
この回復期間中に、ワインは元の爽やかな清涼感とドサージュ(補糖)による円やかな甘みとの間でバランスをとり、
『完璧なシャンパーニュ』
に生まれ変わります。
デゴルジュマン後の経過年数を経たシャンパーニュが美味しい根拠は、【マイヤール反応(メイナード反応)】が起きているから。
【マイヤール反応】とは、還元糖による反応で、ドザージュで加えられた糖やブドウ由来の残糖分が、
酵母の自己分解によって生成するアミノ酸と反応し、生み出されていると考えられています。
【マイヤール反応】が起こった初期段階では、コーヒーフレーヴァとも、ナッティーな香りとも表現される香り。
さらに【マイヤール反応】が進むと、焦がしキャラメルのような香りへと変化し、
まるでポートやマデイラのような香りになっていきます。
そして、香りだけではなく味わいもより濃密に変化。酒質に旨味が増し、
『途方もなく美味しいシャンパーニュ』
になります。
今回は、澱引き後10年もの成熟期間を経て旨味が現れた
極上のシャンパーニュを限定出品します。
創業者オーギュストン・ボワゼルによって1834年創業の「ボワゼル」。
以来家族経営をひたむきに続けています。
シャンパーニュ地方中央のエペルネから西に約80km広がる「ヴァレ・ド・ラ・マルヌ」に居を構えます。
こちらの「ブリュット・トラディション」は、様々な料理に合わせてお楽しみ頂ける、
『万能選手』。
和食については、「神の雫」原作者も
大絶賛するほどのマリアージュを奏でます。
奥ゆかしい味わいなので、繊細な和食や鮨に寄り添って邪魔をしません。
もちろんシャンパーニュだけでもじっくりと楽しめます。
輝く濃い黄金色の色調。細やかな気泡は素晴らしいフィネスを示し、表現豊かで上質、フレッシュな白い花のアロマが立ち上がり、
エレガントでフルーティな趣を漂わせながら、白桃、アプリコット、柑橘やキャラメル、ブリオッシュの含みを伴い、心地の良い長い余韻を残します。
酸がハッキリと立ち登ってくるような厳しさが売りのシャンパーニュとは正反対の、
どんな方にも受け入れやすい、
『懐が深くただただ美味しいシャンパーニュ』
澱引き後、10年もの成熟期間を経て旨味が現れた極上のボワゼルです。
セパージュは、概ね
ピノノワール 55%
シャルドネ 30%
ムニエ 15%
この構成には50のクリュが関わっており、
キープされていた2つのヴィンテージのリザーヴワイン(熟成原酒)が加えられます。
間違いなくプレステージ・シャンパーニュと見紛う程の成熟度を見せてくれることでしょう。