全盛期The Band 大傑作1st「Music from Big Pink」本国リマスター紙ジャケット仕様限定盤 国内盤未開封新品。

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御存知!全盛期The Band 大傑作1st「Music from Big Pink」 本国リマスター紙ジャケット仕様限定盤 国内盤未開封新品でございます。


2001年度本国リマスターとなります。

音の輪郭が角張る、低音の強調等々幾分現代的な音像の感がございますが、非常に良心的な音質となっております。




内容は言わずもがな。


ラインナップは全盛期名手揃い。


Robbie Robertson(G、Vo)、故Levon Helm(Ds、VoTambourine)、故Rick Danko(B、Vo、Fiddle)、Garth Hudson(Key、Sax)、故Richard Manuel(Key、Vo)となります。


1968年初頭米国・ニューヨーク州ウッドストック”Big Pink”(バンドの本拠地住宅)、L.A.”Capital Studios”にて制作(後者は追加録音にミキシング)。

プロデュースはJohn Simonとなります。






そもそも非常に長いキャリアを誇るバンド。


1957年後期にLevon Helmが基礎R&R系ミュージシャンRoger Hawkinsのバックバンド”The Hawks”に参加した事から始まります。



紆余曲折を経て1961年末までにRobbie Robertson/Rick Danko/Richard Manuel/Garth Hudsonが揃い活動するも、1963年後半に独立。


バンド名を変えシングル楽曲を制作リリースするも鳴かず飛ばず。


また、かのルーツ系ブルーズ・ミュージシャン”Sonny Boy Williamson”(Eric Clapton期The Yardbirdsとの共演で御馴染み)との邂逅を経るも活動叶わず、Sonny Boy Williamsonは死去の憂き目に遭う事となります。



されどアルバム”Highway 61 Revisited”で”Electric系フォーク”という新分野を指向したかの”Bob Dylan”と1965年に邂逅。

ツアーのバックバンドを務め、”Bob Dylan & The Band”の名称を得る事となります。



賛否両論を呼んだツアー後に作品制作に入るものの思う様な成果は得られず、Levon Helmが一時脱退。


Robbie Robertson/Rick Danko参加でBob Dylan新作”Blonde on Blonde”を制作し、ツアーに出、反響を得るものの賛否両論。

その後1966年7月29日にBob Dylanはバイク事故を起こし、活動停止。米国ニューヨーク”Woodstock”で静養する事となります。



その後”The Hawks”として活動するものの再びBob Dylanからの制作参加要請を受け、”Woodstock”に拠点を構える事となります(御存知!かの”Big Pink”)。


その後Levon Helmが復帰。1967年10月までBob Dylanとの制作を続ける最中、マネージャーがレコード会社を接触。契約を締結する事となります。



”かのBob Dylanのバックバンド”という実績から契約。


当時は仮に”Cracker”というバンド名で契約致しますが既に”Bob Dylan & the Band”という名声を博しており、そこから”The Band”(笑)と名称を変更する事となります..........何かねぇ..............



Bob Dylanとの制作で既に録音機材を本拠地”Big Pink”に持ち込んでいた事があり、1968年初頭にデビュー作を制作。

L.A.の”Capital Studios”で追加録音とミキシングを行い、1968年7月1日にデビュー作”Music from Big Pink”をリリース..............という経緯がございます..........................




さて今作。



見事な程米国南部系ルーツ音楽に通じた音楽性でございます。



ブルーズ、ソウル/ゴスペル、カントリー音楽系云々とアクの濃い音楽性をロック音楽に結び付けたもの。

正直、刺激を求める当時の聴衆の為の音楽とは程遠いものではございますが、米国と聞いて思い浮かべる音楽という感がございます。

非常に地に着いた音楽性でございますが、案外油っ濃さがない事がミソ。非常な判り易さがミソでございます。



テキサス出身のLevon Helm以外のThe Band4名がカナダ人という事があり、The Bandは「想像された米国ルーツ音楽のロック化」という感がございます。

そこからも、演奏エゴ中心の音楽性に疲れたかの名手Eric Clapton曰くの「The Bandのメンバーになりたかった」との発言が頷けるもの、


そして多くのミュージシャンの支持を集めた事が伺えるがございます......................魂の救いを求めたとでも申しますか...............




歌詞も独特。


若者の自由奔放さや既成の概念に対する反抗云々という時代の中で、正に保守回帰と言った感。

反抗期の娘を持った親の悲しみ・嘆き、不倫の行き着く先の悲惨さ、収監者の絶望的な祈り、聖者が欲望という都会に生きる事の難しさ等々、ゴスペルやカントリー音楽そして聖書からの引用というもの。


ロック音楽の変革期の真っ只中のみならず時代の激流という中でのこの音楽性の登場は非常に興味深く、「時代を象徴するイベント」後の虚無感を予見した感がございます。


「地下室の様な音造りをしたい」というバンド側の要望にプロデューサーは戸惑った模様でございますが、地に着いた音楽性を指向するバンドの音楽性に合う音造りという感がございます。

但し、当時お蔵入りに終わったBob Dylanとのセッションの実り多さを再現したい、加工品臭くないリアルな音を、という感も伺えるものでございます...................



リリース当時はロック音楽の多様性・変革期の真っ只中という時代。

演奏・創作エゴを全面に出した時代という事があり、The Bandの指向する”想像された米国ルーツ音楽のロック化”は非常に異色のもの。



セールスは思う様に揚げられる事が無く、後にRobbie Robertson自身も1968年にリリースされた不思議な作品の一つと自嘲する有り様。


されど、ミュージシャンを中心に根強い支持が集まる事となります。

(演奏エゴに疲れ、更には執拗な批判に晒された当時”Cream”のかのEric Clapton曰く「The Bandのメンバーになりたかった」とも......)




公民権運動でのヒスパニック/黒人の台頭そして”Woodstock”それに絡むSantanaの登場等があるもののベトナム戦争からくる厭世感やキング牧師の暗殺等々重なり、

The Beatles解散や時代を象徴したかのJimi Hendrix/Janis Joplin/Jom Morrison等が後に死去そしてJefferson Airplaneのビジネスに絡む醜い騒動。

(かのJames Taylorの名曲”Fire and Rain”の歌詞モチーフでございますが.......................)



時代を象徴するイベント等々が終わり祭りの後の虚無感という時代がやってまいります.......................


またJames TaylorやCarol King等々内省的な歌詞を紡ぐS&SWの登場・台頭という時代が変化しつつある頃。



The Bandの音楽性に共鳴する聴衆が徐々に増えていく事となります................................








The Bandはカナダ出身の4名とテキサス州出身のLevon Helmのバンド、「想像された米国ルーツ音楽のロック化」という感のあるバンドでございます。



アメリカルーツ音楽系ロック(The Bandの四名はカナダ出身でございますが...........................)興隆一時代のみならず、

当時のアメリカならではの音楽性の感がある”サザン・ロック”ムーヴメントの勃興・興隆・衰退をも象徴する感がございます.............




ボーナス楽曲は未発表楽曲に別テイク、デモ録音と9曲収録。


未発表楽曲は当時のアナログ盤の時間制限や「二枚組は避けてほしい」というレコード会社側の意向が窺えるものでございますが、結構質の高い楽曲。

今作は音楽性が凝縮されたものである事が分かるもの、その制限が吉と出た感がございます。


アレンジ等の違いが興味深い別テイク等々ラフミックス的な音質でございますが、音像に生々しさがあるもの。

加工品臭さではない「地下室の様な音造り」というリアルさを求めたバンド側の意向が窺われるもの。現代で言うガレージ感がございます。




また本編含め、現代にはない「揺らぎ」「曖昧さ」「隙間感」等々が感じられる音造りや音楽性。

正確さや造り込みを追い求め過ぎてギスギスした音像や音楽が何かねぇ.........という現代にふと何かを訴えかける感のあるものでございます..................................





この機会に是非。



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