千利休 消息 宗真老宛 八月八日付 ※読みあり(掛軸 書状 茶人 流祖 宗匠 手紙 茶道具 茶掛 豊臣秀吉 織田信長 不審庵 今日庵 官休庵)

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千利休 消息 宗真老宛 八月八日付 ※読みあり(掛軸 書状 茶人 流祖 宗匠 手紙 茶道具 茶掛 豊臣秀吉 織田信長 不審庵 今日庵 官休庵)

商品内容
(翻刻)
御札慥とゝき申候皆々無事
之由目出度候、我等も同前候
彦左・宗二ハつめ申候哉いかゝ
承度候
一 茶わんの事、宗無へ頼申候(候ヵ)
「  」(未詳)
頼申候、つしかたへも御心得頼申候
八月廿八日  (花押)
〆 宗真老様  (花押)

(現代語訳)
お手紙、確かに拝受いたしました。皆様ご無事の由、まことにめでたく存じます。私どもも同様でございます。彦左殿・宗二殿は詰めをお勤めになりましたか。いかがであったか、お聞かせいただきたく存じます。
一、茶碗の件は、宗無殿へお頼み申しました。〔未詳〕……お頼みしております。辻方へも、よろしくお含みおきくださるようお願い申し上げます。
八月二十八日 (花押)
宗真老様 (花押)


【解説】 茶会後の実務連絡を主とする消息文(日常書状)。冒頭の安否確認、茶会の役配への関心、道具調達の報告、第三者への伝言依頼という構成は、利休消息の定型に沿っている。

読みどころは第一に「詰め」への関心。 差出人は、彦左・宗二という二人の茶人が詰めを勤めたかどうかを、わざわざ問い合わせている。詰めは茶事の進行を左右する要役であり、席次の機微への強いこだわりは、茶事運営を統率する立場の人物の視点をよく示す。第二に茶碗調達の分業。 「茶わんの事、宗無へ頼申候」——茶碗の手配を、目利きで知られた山岡宗無に委ねたという報告である。堺茶人ネットワーク内の役割分担の実態を伝える。

年代の推定の鍵は山上宗二の年譜にある。宗二は天正12年(1584年)に秀吉の勘気を蒙って追放され、以後は前田家仕官、高野山、小田原と流転し、天正18年(1590年)に処刑された。宗二が畿内の茶席で詰めを勤め得たのは主として天正12年以前であり、原本の年代は天正初年〜天正12年頃が最も自然である。

【本紙材質】:紙本(肉筆)
【サイズ】
94 x 36 センチ (全体)
17.5 x 33.5センチ (本紙)
【軸先】:木
【状態】: イタミ シミヨレ あり。
詳しくは画像をよくご確認ください。


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