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Описание
大型の宝冠を戴き、胸元には瓔珞を表し、全身に細かな衣文を施した金銅製の観音菩薩立像です。背面には透彫による華やかな火焔光背を備え、蓮華座とあわせて非常に存在感のある一作です。表面には随所に鍍金と思われる金色が残り、長い年月を経たような深い古色と落ち着いた風合いが見られます。宝冠、光背、衣文、蓮華座などの造形には古様が感じられ、古い東アジア仏教造像の系譜を思わせる趣があります。後世に古式を倣って制作された作品である可能性も考えられますが、一方で、より古い時代の作例に直接連なる可能性も含め、現時点では時代・制作地について断定しておりません。造形、鋳肌、鍍金の残り方、光背や台座の構成など、古式金銅仏として非常に興味深く、見る方によってさまざまな検討の余地を残す作品と思います。光背は取り外し式です。像背面の角形部分を光背中央の四角穴に通し、上部より細い留め棒を差し込んで固定する構造となっています。現在、当初の留め具は付属しておりません。像本体は中空鋳造で、底部より内部を確認すると、空洞は胴部・首を通り頭部方向まで連続しているように見られます。内部には鋳造時のものと思われる土状の残留物も確認できます。これらの構造も、本作を考察するうえで興味深い点かと思います。
【寸法】本体高さ:約37cm光背を含む総高:約43cm最大幅:約18cm総重量:約4,747g
桐箱および黒塗箱の二重箱が付属します。 古美術品につき、経年による擦れ、汚れ、鍍金の剥落、変色、緑青、小傷等がございます。時代・制作地・作者等については特定しておりませんので、造形、鋳肌、鍍金、光背、台座、内部構造等を含め、掲載写真をご覧のうえご判断ください。写真に写っている本体、光背、桐箱、黒塗箱が出品物のすべてです。
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