【チューニング内容】
・ネットワークコンデンサー交換
※オリジナルのコンデンサーも付属しますので、元の状態に戻すことが可能です。
・ウーファーエッジ軟化処理(軟化剤3回塗布)
・エンクロージャー再塗装(セミグロスタイプ、ステッカ-部はマスキング実施)
・コンデンサー交換後、約300時間エージング実施
・取付ビスを新品に交換
※写真撮影を忘れてしまいましたが、サランネットも付属します。穴あきはありません。
【ネットワークのチューニングについて】
■ツイーター側
コンデンサーは銘柄・容量の異なる10種類以上を実際に試聴・比較しました。
最終的に、解像度、音の立ち上がり、細かなニュアンスの再現性を重視してSOLENを選定しています。
SOLENは非常に解像度が高い反面、組み合わせによっては高域がやや強く感じられたため、容量についても試聴を繰り返し、最終的に4.7μFとしてバランスを取っています。
オリジナルのNS-10の高域解像感と聴きやすさの両立を目標としてセッティングしました。
■ウーファー側
バイパスコンデンサーについても複数の部品を試しました。
Nichicon MUSE ESは個人的には音のキャラクターがやや強く感じられたため、最終的にNichicon BP-P 10μFを選定しています。
さらに、容量そのものを大きく変えることではなく、ボーカルの質感や艶、微細なニュアンスを整えることを狙い、PANASONIC 0.047μF/630V フィルムコンデンサーをパラレルで追加しました。
数値上の容量変化はわずかですが、実際の試聴を繰り返しながら組み合わせを決定しています。
発送は10月3日以降となります。
【音決めについて】
測定値だけではなく、最終的には普段聴き慣れた楽曲による試聴を重視して調整しました。
特に女性ボーカルの質感、艶、息遣いの自然さを重視しました。
試聴には、中島みゆき「あした」と、Samara Joy(サマラ・ジョイ)「Can't Get Out of This Mood」をメインに宇多田ヒカル、矢野顕子、八代亜紀なども使用しました。
中島みゆき「あした」では、歌い出しの「イヤリングを外して」の最後の「ン」の響きが硬くならず、艶と色気を感じられる声になることを一つの基準として調整しています。
また、Samara Joy「Can't Get Out of This Mood」では、彼女の豊かな声量と厚みのある低めの声が痩せることなく、ボーカルの艶や息遣いが自然に感じられることを意識して試聴を繰り返しました。
単純に高域を強調して解像感を出すのではなく、NS-10本来のスピード感や明瞭さを生かしながら、女性ボーカルの厚み、艶、聴きやすさとのバランスを狙って仕上げています。
内部配線材、吸音材、端子、半田などは音質劣化懸念も無く、音決めしたYAMAHA設計者へのリスペクトも込めてオリジナル品を使用しています。
なお、音の感じ方には個人差がありますので、上記はあくまで出品者の試聴環境および好みに基づいたチューニングとなります。