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個人コレクションより
『ビザンツ様式 ドラゴン シルバーリング』を放出します。
美しくも繊細な装飾が施されたシルバーリング、トップのストーンにはインタリオ(掘り込み技法)により『ドラゴン』が施されています。
聖ゲオルギオスによる竜退治が有名ですが、 彼が聖人として崇敬されたビザンツ文化圏における指輪です。
ビザンツ文化圏においてはドラコン(ドラゴン)の概念は存在しており、必ずしも翼や角、炎を吐く怪獣ではなく、霊的的存在として表現されることが一般的でした。
具体的にビザンツにおけるドラコンは、巨大な蛇や首の長い霊獣の姿で描かれることが多く、境界を守り、悪を可視化し、霊的秩序を示す存在として理解されていました。
それは善でも悪でもない中間的存在であり、聖域などの領域といった「境界」に現れ、越えてはならない線を示す象徴でもありました。
そのためドラコンは、護符的存在として指輪になど刻まれることがあり、身に着ける者を霊的に守護する役割を担っていたと考えられます。
◆詳細◆
産地: ビザンツ帝国(中世)
重量:19グラム
素材:シルバー、ストーンほか
※当時の精製技術から考えると、銀の純度は現代よりもかなり低く、不純物の混入などの可能性があります。
※古い指輪のため、後世において修復されている可能性があります。
◆入手経緯◆
個人コレクションです。以前、海外のアンティークジュエリーのコレクターから、貴重なコレクションの一部を譲ってもらいました。
◆状態◆
長年、伝承されてきたお品なので、変色やイタミ、カケ等はありますが、年代を考慮すると状態は良いです。
◆特徴◆
ビザンツでは、銀細工の技術が非常に発達しており、現代に通じるほど精緻な工芸品も多く存在します。
宗教的・皇帝権威的な意味を込めた装飾品には、磨きと細工の完成度を極限まで高めたものが使われました。