COMME des GARCONS(コム デ ギャルソン)の、既存の概念や素材の価値を問い直すというブランドの姿勢を反映した、アイコニックなバッグです。 このバッグの核心となるデザインは、本来使い捨てである「ブランドの紙製ショッパー(ショッピングバッグ)」を、耐久性の高いビニール素材で包み込み、日常的に使用可能なバッグとして再構築した点にあります。これにより、はかなく壊れやすい紙素材が、PVCおよびPUビニール素材によって恒久的なアイテムへと昇華されています。 通常、高級ブランドでは避ける傾向にある安価な素材や日用品の要素をあえてファッションに取り入れる、デザイナー川久保玲氏の反骨精神とユーモアが込められています。透明度の高い外側のビニール素材は、内側のバッグのシンプルなデザインを透かして見せ、単なるバッグとしてではなく、持ち物を展示するコンセプチュアルなツールとして機能します。実用性と前衛的な美意識が高次元で融合した、ギャルソンの定番かつ人気アイテムの一つです。