20世紀美術の大きな転換点となった、アッサンブラージュ、環境芸術、ハプニングの展開を、豊富な写真資料とともに紹介した、アメリカの美術家アラン・カプロー(Allan
Kaprow)による記念碑的著作です。
従来の絵画や彫刻という枠組みを超え、日常の物体、空間、身体、行為そのものを芸術へと変貌させた戦後の前衛芸術。その実験的な活動を、当時の貴重な記録写真とともに収録しています。
特筆すべきは、日本の「具体美術協会(GUTAI)」が大きく取り上げられていることです。
「Nine Japanese of the Gutai Group」の項目では、村上三郎による紙破り、白髪一雄の泥を用いた身体表現、嶋本昭三の実験的な活動など、日本の戦後前衛美術を代表する歴史的パフォーマンスを写真とともに紹介。
日本の具体派が、世界的な美術運動の中でどのように認識され、評価されていたかを知るうえでも、きわめて興味深い資料です。
さらに、ジャクソン・ポロック、ロバート・ラウシェンバーグ、ジャン・ティンゲリー、ジョージ・ブレクト、ヴォルフ・フォステル、ジャン・フォートリエなど、戦後美術を語るうえで欠かせない作家たちの作品や活動を多数掲載。
単なる美術作品集ではなく、1950?60年代の前衛芸術が生み出した革新的な表現を、当時の視点から伝える歴史的ドキュメントとしても魅力に富んだ一冊です。
著者:Allan Kaprow(アラン・カプロー)
書名:ASSEMBLAGE, ENVIRONMENTS & HAPPENINGS
刊行年:1966年
サイズ:縦31cm × 横31.4cm(若干の誤差はご容赦ください)
装丁:布装ハードカバー ビニールカバー付き
“よみネコ”くんは、身長12cm。大きさの参考になさってください。 |