4/4バイオリン Sandro Asinari ラベル ネック外れ

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Описание


4/4バイオリン Sandro Asinari ラベル


ネックがハズレています。写真のように組み合わせたらほぼ合致するので、部品の欠落はなく、ネックに関しては修理すれば元通りになると思われます。
付属部品は写真に写っているものが全てです。
魂柱は中に倒れてはいますが入っています。


写真全てをAIに投げたところ、以下の答えが返ってきています。


暫定鑑定

この楽器は、ラベル記載どおり Sandro Asinari /Cremona/ 2009年作として“十分にあり得る”です。
私の現時点の評価は、
「支持材料はかなりあるが、写真だけでは真作断定 まではしない」
です。
温度感で言うと、“かなり前向きな暫定真贋判定”です。
まず結論の要点
この個体には、現代クレモナ個人工房作らしい特徴が複数あります。
少なくとも写真印象では、安価な量産 trade violin をあとからそれらしく見せたものには見えにくいです。
一方で、ラベルだけで真作は決まりません。
現物での内部確認、証明書、製作者本人または販売店由来の履歴確認がない以上、最終確定はできません。

作家情報との整合
Sandro Asinari は実在する現代クレモナの製作家で、1969年生まれ、クレモナ国際製作学校で学び、GioBatta Morassiの指導下でも研鑽し、1991年に自分の工房を開設しています。
したがって、2009年製という時期設定は完全に自然(T'5o Consorzio Liuteria Sandro Asinari official bio)
また、公式紹介では彼の楽器は古典的クレモナ派、特に Stradivari に着想を得つつ、個性とスタイルを持つとされています。今回の個体も、全体の輪郭がかなり素直で、ストラド系に寄せた現代クレモナの文法で読める外観です。(Sandro Asinari official bio)

写真から見てプラスに働く点

1) 表板・f字孔・エッジの仕事
表板の木目は比較的整っていて、f字孔の切り方も雑な量産感が薄いです。
コーナーやパーフリングの納まりも、少なくともこの写真ではきちんと作った現代個人工房の水準に見えます。
特に、f字孔の翼や切り上がりの感じは、完全に廉価量産の鈍い抜きとは少し違います。

2) 裏板と材の見え方
裏板はよく出た二枚板のフレイムド・メイプルで、材の選び方に商品価値を意識した現代クレモナらしさがあります。 Asinari はコンクール歴もあり、ニス賞歴もある製作者なので、こういう見栄えのよい材と透明感ある仕上げは人物像と矛盾しません。(Consorzio Liuteria Sandro Asinari official bio)

3) ニス
ニスは明るい金茶〜オレンジ茶で透明感が強いです。
現代クレモナの新作〜比較的新しい個体として、かなり自然な見え方です。
不自然に厚ぼったい工場塗りというより、見せるためのニスに見えます。

4) スクロール
スクロールは、写真で見る限り大きく破綻がないです。
後ろ姿・横顔ともに、少なくとも「明らかに安手の工房仕事」という感じは薄いです。
黒く見える chamfer の処理も含め、現代イタリア系の見え方として特に変ではありません。

5) ネック接合
ネックを外した写真がかなり重要です。
これは現代式の mortised neck joint に見え、古い一体差し込みや粗雑な貫通ネックではありません。
さらに、接着残りは膠らしい結晶質の残渣に見え、手合わせの鉛筆線らしきものもあり、少なくとも近代以降のちゃんとした製作・修理文法の中にあります。
ここは現代クレモナの個人工房作という主張と矛盾しません。


ラベルについて

写真から読める範囲では、おおむねSandro AsinariFece in CremonaAnno 2009青インクの手書きサインに見えます。この文言自体は、現代クレモナ製作家のラベルとして不自然ではありません。
しかも製作者本人は 1991 年以降クレモナで活動しているため、2009 年という年次も整合します。(Consorzio Liuteria Sandro Asinari official bio )
ただし、ここは重要で、公式ソースから「Asinari がこのフォント・この罫線・このサイン位置を使う」とまでは今回確認できていません。
つまり、ラベル文面は自然だが、ラベル様式の真正一致までは未確認です。



気になる点・保留点

1) ラベルは証拠としては弱い
ラベルはあとから入れ替え可能です。
今回の写真では、紙質、インクの乗り、筆圧、印刷の版、貼り込みの時代感まで厳密比較するには足りません。
2) ネックが外れている
これは偽物の証拠ではありません。
むしろ普通に、ネックリセット、接着不良補修、角度修正、修理途中などで起こり得ます。
ただし、修理歴があるということは、その修理を誰がどのレベルでやったかで評価が変わるので、現物確認は必要です。
3) 証明書・販売履歴がない
現代イタリアの作家物は、製作証明書
(certificato)や販売店の履歴がかなり大事です。 それがないと、写真が良くても最後の断定がしにくいです。


私の総合判定
現時点では、この楽器は「Sandro Asinari / Cremona / 2009」のラベルを持つ現代クレモナ作家物として、外観・時代・作りの整合がかなりある。
真作の可能性は十分ある。
ただし、写真のみでは“本物です”とはまだ言い切らない。というのがいちばん正確です。
もっと短く言うと、
“かなり前向き。だが未認証。”
です。





イギリスのオークションにて、このようなものが多く出されるところでセット販売でそれなりの値段で手に入れました。
修理して売りに出すにはリスクが多いと判断し、このままオークションに出すことにしました。
当然演奏はしておりません。
ラベルの名前のサイン部分が楽器と割印のようになっているところがすこし夢があるかな、という感じです。

(2026年 9月 8日 16時 51分 追加)
写真に、ペグが写り込んだものがありますが、別の楽器のものを試しただけで太さが合いませんでしたので、ペグは付きません。
誤解を招く写真で申し訳ありませんが、「部品は魂柱以外は付いてない」が正しいです。
よろしくお願いします。
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