【Lee WESTERNER ウエスターナージャケット/ワイドシルエット/ビッグサイズ/新品未使用・下げ札なし】
ご覧いただきありがとうございます。
Leeの歴史には、101-J、91-J、STORM RIDER、101-Zなど、アメリカンワークウェア史そのものと言っていい名作が数多く存在します。
その中でも少し特殊な立ち位置にありながら、ファッションという視点で振り返ると、とびきり面白い存在。
それが「WESTERNER(ウエスターナー)」です。
今回出品するのは、その歴史的名作WESTERNERのデザインコードを受け継ぎながら、現代のファッションシーンに合わせて肩幅・身幅にしっかりと余白を持たせた近年モデルの一着。
ヴィンテージをそのまま再現するのではなく、「WESTERNERという名作を、今の時代に着るならどう作るか」という解釈が感じられるモデルです。
■ WESTERNERとは何だったのか
WESTERNERを語るには、1950年代末のアメリカまで遡る必要があります。
Leeは1889年、カンザス州サリナでH.D. Lee Mercantile Companyとして創業。当初は食品や生活用品などを扱う卸売業でしたが、やがてワークウェアの自社生産へ進出し、鉄道員、農夫、カウボーイといったアメリカのリアルワーカーたちに支持される巨大ブランドへと成長していきます。
101シリーズ、91-J、STORM RIDERなど、現在ではヴィンテージ市場でも別格の存在となった名作の数々。
そんなLeeが1950年代末に送り出した、非常にユニークなシリーズがWESTERNERでした。
当時、ブルーデニムは現在のような「誰もが普通に着るファッション」ではありません。
特にアメリカ東部の保守的な地域では、ブルーデニムにはまだ労働着、あるいは反抗的な若者の服というイメージが強く残っていました。
そこでLeeが提示したのが、101系ジャケットの基本構造を受け継ぎながら、ブルーデニムとはまったく異なる明るいカラーリングで仕立てたWESTERNER。
ジャケットの100-J、パンツの100-Zなどから構成されるこのシリーズは、ワークウェアやウエスタンウェアの機能美を持ちながら、従来のインディゴデニムにはなかった清潔感と都会的な雰囲気を獲得しました。
結果としてWESTERNERは、西部のワーカーやカウボーイだけではなく、東海岸の若者やアイビーリーグ周辺のスタイルにも浸透していきます。
つまりWESTERNERとは、
「ワークウェアメーカーLeeが、ファッションとしてのLeeへ大きく踏み出したモデル」
のひとつでもあるわけです。
■ 101-JのDNAを、まったく違う表情へ
今回のジャケットも、一目見ればLeeの血統が分かります。
左右に配置されたフラップ付き胸ポケット、胸元を横切るヨークライン、Lee刻印入りのメタルボタン、そしてフロント前立てに連続する特徴的なジグザグステッチ。
左胸には、ブラックベースにイエローで「Lee」と入る小さなピスネーム。
この小さな黒×黄のタグが、アイボリー系のボディに実によく映えています。
Levi'sのトラッカージャケットとも、Wranglerのウエスタンジャケットとも違う。
LeeにはLeeにしかない曲線とステッチワークがあります。
装飾を後から付け足したのではなく、ワークウェアとして必要だった構造そのものがデザインになっている。
これこそ、古いアメリカンワークウェアが何十年経っても古臭くならない理由でしょう。
■ この個体で特にいいのが、生地の表情
WESTERNERという名前から、ヴィンテージを知っている方ほどオリジナルに採用されたコットンサテンを連想すると思います。
ただし、今回の個体については、いわゆる強い光沢を持った“サテン然とした生地”という印象ではありません。
写真からも分かる通り、むしろ表面は比較的マット。
適度なハリを持ちながら硬すぎず、少し乾いたようなナチュラルな質感です。
カラーも真っ白ではありません。
アイボリー、オフホワイト、あるいは生成りに近い、少し温度を含んだ柔らかな色。
そこへブロンズ系のLee刻印ボタンと落ち着いたステッチカラーが入ることで、新品の白い服にありがちな妙な眩しさがありません。
新品未使用でありながら、どこか古いアメリカンワークウェアを思わせる佇まいがあります。
■ 最大の魅力は「肩幅55cm/身幅67cm」という大胆なワイドバランス
そして今回のモデルで最も面白いのがシルエットです。
表記サイズは「FREE」。
実寸を計測すると、
肩幅:約55cm
身幅:約67cm
着丈:約62cm
袖丈:約58cm
となります。
※平置きでの素人採寸ですので、多少の誤差はご理解ください。
特に注目していただきたいのが、肩幅約55cm、身幅約67cmという横方向へのボリューム。
身幅67cmですから、昔ながらのタイトなWESTERNERとは明らかに違います。
肩を広く取り、胴回りにもたっぷりと余白を持たせた、現代的なワイドシルエットです。
一方、着丈は約62cm。
身幅67cmに対して着丈62cmという寸法ですから、縦方向へダラッと長く伸ばしたオーバーサイズではなく、横方向のボリュームを強調したボックス型に近いバランス。
さらに肩幅を約55cmまで広く取ることで肩線が外側へ落ち、そのぶん袖丈自体は約58cmに抑えられています。
単純に昔のWESTERNERを何サイズも大きくしたのではなく、肩・身幅・袖・着丈のバランスそのものを現代的に組み直している。
ここが、このモデルの面白さだと思います。
■ 「FREE」というサイズ表記も、この実寸なら納得できる
FREEという表記だけを見るとサイズ感が掴みにくいと思いますが、実寸を見るとこの表記の意図がよく分かります。
肩幅55cm、身幅67cmというかなり余裕のある寸法。
特定の体格へタイトにフィットさせる服というより、着る人によってシルエットそのものを変えて楽しめる設計です。
細身の方が大胆にワイドに着てもいい。
ある程度体格のある方が、ゆとりのあるジャケットとして着ても成立する。
サイズ表記で着る人を限定するというより、「広く遍くさまざまな人に着てもらう」ためのFREE SIZE。
近年のファッションにおけるワイドシルエットの考え方と、WESTERNERという古典がうまく融合しています。
■ ヴィンテージを「そのまま」作らなかったところがいい
ヴィンテージ復刻には、オリジナルを可能な限り忠実に再現するという面白さがあります。
生地、糸、縫製、ボタン、寸法。
半世紀以上前の服を現代に蘇らせる。
もちろん、それはそれで素晴らしい世界です。
しかし今回のWESTERNERは、少し違う方向を向いています。
1950年代末に生まれたWESTERNERの顔は残す。
胸ポケットも、ボタンも、ステッチワークも残す。
しかしフィッティングは現在へ持ってくる。
肩幅55cm、身幅67cmという寸法は、オリジナルヴィンテージを忠実に再現することだけを目的にしていたら、なかなか出てこない数字でしょう。
歴史を保存するのではなく、歴史を使って新しい服を作る。
そう考えると、この近年モデルにもヴィンテージとはまったく別の価値があります。
■ 背面まで潔い
バックスタイルも非常に秀逸です。
派手な刺繍やグラフィックは一切ありません。
大きく取られたバックパネルと切り替え、そして裾左右のアジャスター。
フロントにはWESTERNERらしいディテールが凝縮されている一方、背面は驚くほど静かです。
裾左右のアジャスターには、フロントのメタルボタンとは異なり、ボディカラーになじむ樹脂系のボタンを採用。
アイボリーのボディに余計な色を増やさず、バックスタイルのクリーンさを保っています。
写真で見ても、この後ろ姿はかなり格好いいです。
■ “白いLee”が持っている独特の存在感
Leeと聞いて最初に思い浮かべる色は、おそらくインディゴブルーでしょう。
だからこそ、このアイボリーのWESTERNERには独特の存在感があります。
形は紛れもなくアメリカンワークウェア。
しかし色が変わった瞬間、その印象は大きく変わります。
ワーク、ウエスタン、アイビー、プレッピー、そして現代的なミニマルウェア。
さまざまなカルチャーの境界を軽々と跨いでしまう。
しかも、それは現代になって後付けされた解釈ではありません。
1950年代末に誕生したWESTERNER自体が、まさにそういう役割を担った服でした。
アメリカ西部のワーク/ウエスタンカルチャーから生まれたLeeの意匠が、明るい生地へ置き換えられたことで、従来のブルーデニムとは異なる層へ届いていく。
それから半世紀以上を経た現在。
今度はそのWESTERNERが、肩幅55cm、身幅67cmという現代的なプロポーションへと更新されている。
古いデザインを博物館の中へ閉じ込めるのではなく、今の人間が着られる服として再び街へ戻す。
このモデルには、そんな面白さがあります。
■ 状態
下げ札は付属しておりませんが、新品未使用品です。
セレクトショップの倉庫に保管されていたストック品になります。
長期保管品・倉庫保管品という性質上、保管に伴うごく僅かなシワ等についてはご了承ください。
アイボリー系の淡色アイテムですので、状態については掲載画像も十分にご確認いただいたうえでご検討ください。
■ サイズ
表記:FREE
平置き実寸
肩幅:約55cm
身幅:約67cm
着丈:約62cm
袖丈:約58cm
素人採寸ですので多少の誤差はご理解ください。
肩幅・身幅にたっぷりと余裕を持たせながら、着丈は約62cmにまとめられた現代的なワイドシルエットです。
特に身幅67cmという数字は、このジャケットのシルエットを象徴するポイントだと思います。
■ 発送について
ゆうパケット(匿名配送)にて発送いたします。
送料は出品者負担、送料無料です。
基本的には東京都から発送しておりますが、仕事・出張等の都合により地方から発送する場合がございます。
また、夜間に郵便局・ポスト等から発送した場合、追跡情報の反映が翌日になることがありますのでご了承ください。
■ 同梱について
複数落札いただいた場合、ゆうパケット発送の商品につきましては4点以上から同梱発送に対応いたします。
3点以下の場合は、梱包サイズや送料の関係からそれぞれ個別でのお取引・発送をお願いする場合がございますのでご了承ください。
■ 取引のお願い
安心してお取引を進めるため、落札後はYahoo!オークションの案内に沿って、期限内のお支払い・商品到着後の受取連絡をお願いいたします。
新規IDの方、評価内容に不安を感じる方、悪い評価が著しく多い方につきましては、状況により入札・落札を取り消させていただく場合がございます。
購入意思のない入札、落札後の連絡放置、理由のないキャンセル等は、他の入札者様にも迷惑となりますのでご遠慮ください。
新品未使用品ではありますが、下げ札のないセレクトショップ倉庫保管品です。状態・色味・サイズ感等は掲載写真および商品説明を十分にご確認いただき、ご納得のうえでご入札をお願いいたします。
1950年代末、ブルーデニム一辺倒だった世界にLeeが送り出したWESTERNER。
ワークウェアの構造を持ちながら、それまでのブルーデニムとは違う場所へ踏み出したLeeの歴史的名作です。
そして今回の一着は、その古典をただコピーするのではなく、
肩幅55cm。
身幅67cm。
着丈62cm。
袖丈58cm。
という現代的なプロポーションへ再構築したWESTERNER。
歴史は古い。
シルエットは今。
ヴィンテージWESTERNERそのものを求めるのとはまた違う、現代のLeeだからこそできる一着だと思います。
Lee好きの方はもちろん、101-JやSTORM RIDERとはひと味違ったLeeを探していた方にも、ぜひ手に取っていただきたい一着です。
よろしくお願いいたします。
(2026年 8月 25日 11時 51分 追加)RA01-4950