3年近く手許にありましたが、資金調整のため出品致します。
NIKKAN(日本管楽器=YAMAHAの前身)の、知る人ぞ知る、WERBLE No.3です。
おそらく、1963(昭和38)~1964(昭和39)年製です。
先入主を抜きにして戴ければ、楽器をご覧のとおり、気合いの入った作りです。
ポイントアームで、足部管は歴としたダブルリングで、手を抜いたり合理化している造作は見受けられません。
今ふうにいうとハンドメイドでしょう。と申しますか、オートメーション化される以前の時代ですから、大部分を手で作るしかありません。
頑固で堅実な、当時の日本の職人の探究心と矜持の漲る作りで、脱帽致します。
洋銀製(現在の洋銀か昔の洋白か成分構成は未確認) ニッケルメッキ(まめに磨いてください)
カヴァードキー オフセット
音孔引き上げ、カーリングなし
総重量390.5g A1=442Hzにも問題なく対応できます。
無用なカットなどないので、音は佳き時代のフルートらしい端正な美音です。
今日の量産品などゝは格が違います。
内吹きのヴィンテージに相応しいデリケートな奏法で適います。
お恥ずかしながら、詳しい蘊蓄は、拙HP『月華抄』の当該ページをご覧ください。音出しなどもしています。
・「規格2号」ならぬ「WERBLE No.3」 ・マイセルフ・オーバーホール~続「規格2号」ならぬ「WERBLE No.3」
・表G#の音孔は、純銀テープで仮に塞いでいます。私は、G#のダブルホールは著しく音響を損ねナンセンスと考えますので、自分の楽器(円筒管のclosed G#式)はすべてそうしています。ほとんど問題はなく、opned G#式とほゞ同じ効果があります。不要なら剥がしてください。
・ケースは、オリジナルと思われるものと、当方で現在の汎用のものに手を加えたものと、両方ともお付けします。