ちくま日本文学「 内田百閒 」

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ちくま日本文学「 内田百閒 」
戦前のベストセラー作家。現実と非現実の入り混じった不思議な世界観の小説は、かつて三島由紀夫も高く評価した。一方随筆は自由自在、融通無碍で、たっぷりのユーモアとペーソスに皮肉を一つまみ入れた絶妙のテイストである。表現や文体が多少古くなっているが、中味まで賞味期限切れではない。最初から最後まで 食べ物の名前が並べられて、終わってしまう作品があったり、上手に借金をするにはと借金上手な所が、長所のように書かれていたりするので、ついつい引き込まれる。
目次 花火/山東京伝/件/流木/道連/短夜/波止場/豹/冥途/大宴会/流渦/水鳥/蘭陵王入陣曲/山高帽子/長春香/東京日記/サラサーテの盤/琥珀/遠洋漁業/風の神/虎列/炎煙鈔/雀の塒/薬喰/饗応/百鬼園日暦/餓鬼道肴蔬目録/一本七勺/無恒債者無恒心/蜻蛉玉/大瑠璃鳥/泥坊三昧/素人掏摸/長い塀/錬金術/特別阿房列車
著者略歴 1889‐1971。岡山市の生まれ。本名は栄造。ペンネームは郷里の百閒川にちなむ。旧制六高在学中は俳句に親しむ。東大ドイツ文学科卒。陸軍士官学校、海軍機関学校、法政大学等でドイツ語を教える。教師をやめたのち作家活動に入り、特異な幻想をつづった短編集「冥途」「旅順入城式」を発表。飄逸な『百鬼園随筆』によってひろく世に出た。借金術の大家で、鉄道好きとしても知られていた。
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