【 シャブリの頂点「偉大年」 】
シャルドネ種から造られる辛口白の代表格にして
『人気No.1のシャブリ』
その最大の特徴は、キンメリジャンと呼ばれる特異なミネラル土壌。
1億5千万年前に棲息した小さな貝の石灰層から、
長命で偉大なこのシャルドネは生まれます。
シャブリのアペラシオンの最高峰に当たるグラン・クリュ7区画は、
スラン川の右岸、シャブリの街の正面に位置する斜面に広がります。
7区画の総面積を足してもシャブリ全体の僅かに2%のみ。
シャブリで最も日当たりがよく、最もブドウの熟度が上がりやすい畑から、
繊細ながらも力強い複雑味溢れる優美なワインが生まれるのです。
そのシャブリ・グラン・クリュの象徴と見られる
「レ・クロ/ Les Clos」は、
尊敬に値します。
完璧な力強さと目もくらむほどのエレガンスが「レ・クロ」を、一つの基準としています。
とても円みがありますが、そのミネラル感の実直さには当惑させられ、
そのアロマの強さには驚かされるでしょう。
6年を経てもなお、その爽やかさに驚かされます。
若いうちは、内気なところもあり、完全に表情が現れるためには最低でも3年の時間が必要と言われます。
26haの規模のレ・クロは、
7つのグラン・クリュ中でも明らかに、
『最も堂々としたクリマ』
『シャブリの頂点』
であり、他のグラン・クリュの長所を全て集めた総和の複雑味のある味わい。
偉大なミネラルを感じ美しいバランス。
熟成のポテンシャルがもっとも高いワインです。
この傑出したテロワールは、日中から夕方にかけて日照に恵まれます。
この最適の日照と急傾斜が、理想的な成熟条件をもたらします。
造り手は、シャブリ最古のワイン商、ジャン・ジョセフ・モローが1814年に設立した「ジャン・モロー」。
伝統的で純粋なシャブリを尊重することをミッションとしています。
その規模は、シャブリで2位を誇り、
フランス国内ばかりでなく輸出先も世界80カ国に渡り、各地で名声を得ています。
そんなシャブリのスペシャリストが仕上げた
保存状態も抜群の特級シャブリを出品します。
現在ではシャブリ生産者の大半が行っている
ステンレスタンクでの醸造をいち早く取り入れたジャン・モロー。
これにより、温度管理と衛生管理を徹底。
さらに、果実が本来持っている香り高いアロマや、シャブリの特性である
キレのある味わいを引き出すことを可能にしました。
ミネラルの風味が豊かで、酸味の利いたドライな味わい。そんな
ジャン・モローならではのシャブリは、こうした先見性から生まれています。
2020年は、ブルゴーニュワイン委員会が
『偉大なグレートヴィンテージになる。』
と好評した最注目ヴィンテージ。
評価誌デキャンタにおいても
『価値あるヴィンテージ。』
とされます。
春は日照時間が多く4月末には開花が順調に始まり、夏は例年以上に暑く乾燥した気候となりました。
秋に降った少量の雨のおかげで気温が下がり、ブドウにはフレッシュな酸が備わりました。
収穫時期はこれまでのブルゴーニュのなかでも特に早く、白ワインは8月中旬頃から開始。
抑制された果実味と酸のバランスが素晴らしく、例年と比べても1ランク上の品質を湛えた、
「真のブルゴーニュ」が堪能できる年です。
ブドウ品種は、シャルドネ100%
熟成は、6年。
色調は輝きのあるレモンイエロー。グラスに注ぐとオレンジや白桃、
リンゴなどの繊細な酸を帯びた果物のアロマと、白い花の優しい香りが印象的です。
口に含むとフレッシュなアタックの後に、爽やかな酸味と穏やかなミネラル感が感じられます。
特級畑レ・クロは、シャブリの特級の中では最も長命で最も偉大なワイン。
ミネラルが豊富で極めて硬質、ヴィンテージによっては50年以上の熟成に耐えるエネルギッシュな最上級シャブリです。
また、この区画から造られるシャルドネは、シャープな酸が特徴でしたが、
近年の温暖化がブドウの成熟に良い影響を与えており、
酸を活かしつつ厚みのある味わいに仕上がるようになってきています。
ここまで素晴らしい抜群のコンディションで、『偉大年の最上畑』
レ・クロはブルゴーニュの昨今の価格上昇と数量制限の最中にあってはたいへん貴重です。
一般市場で見かける機会も滅多に無く、
入手困難となります。
この特級シャブリは、抜栓後時間が経てば経つほど香りや味わいが広がってきます。
通常は1時間もデカンタージュすれば開いてくると言われる中、
2~3時間経過してからが最も飲み頃です。
その後3~5日は香りも味も落ちません。
重くなく、しかもしっかりとした構成と綺麗な酸を好まれる方には、
最良のシャルドネです。
大振りのブルゴーニュグラスでお食事と一緒にお楽しみ頂けますと、
その真髄を存分に体感できるでしょう。