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国鉄乗車券類歴史事典 限定2,000部 辻阪昭浩
鉄道きっぷの世界の奥深さを探求したいマニアにとって、まさしくバイブルと呼ぶべき稀少な書籍のご紹介。きっぷ蒐集の大家である辻阪昭浩氏が、明治初期の仮営業時代から国鉄に至るまでの乗車券類の歴史を体系的にまとめた、限定2,000部で発行された伝説的な資料集です。
本書の価値は、その収録範囲の広さと、掲載されている実物切符券面の濃密さにあります。普通乗車券はもちろんのこと、入場券、特殊な乗車券、さらには樺太庁鉄道や沖縄県営鉄道、台湾総督府交通局鉄道部といった戦前外地のレアな券面まで網羅。例えば、沖縄県営鉄道の券面は、終戦直前に廃止された幻の路線の資料として極めて貴重です。
きっぷの収集家、いわゆる「きっぷ鉄」にとって、券面の変遷はそのまま鉄道史の変遷を意味します。仮営業時代(三ヶ国語)の券面から、帝國鉄道廳時代、鉄道院時代、宮線時代を経て、国鉄の各種券に至るまでのデザインや様式の変化が、実物の券面写真と詳細な解説で追えるのは、この本ならではの魅力です。特に、硬券や補充券といった古い券面を愛でるファンには、写真が豊富で状態の良い本書は、資料的価値が非常に高い逸品となります。
鉄道切符の様式や制度の歴史を網羅的に知るための、決定版資料であり、ニッチな分野を極める熱心な愛好家にとっては必携の書です。
1980年 ダンダン B5判 274ページ
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