■ガエタノ・ガッダ&マリオ・ガッダ合作 1955年製作 真作
イタリア・マントヴァの巨匠、マリオ・ガッダと彼の父であるガエタノ・ガッダが1955年に製作した合作モデルとなります。
私はイタリアのマリオ・ガッダ工房と直接取引し、御存命のマリオ・ガッダ婦人から日本におけるコレクターとして認められています(お手紙あり)。これまでマリオ・ガッダ本人製作のスカランペッラやガエタノ、オルナーティ、ポッジ、アウグスト・ポラストリ、ファニョーラ、ストラディヴァリ象嵌など、ほとんどすべての作品を見てきました。
マリオ・ガッダは17歳で父ガエタノ・ガッダに弟子入りし、1950年頃から父と連名のラベルの作品を残しています。この作品を見ていただければわかる通り、ガエタノの特徴を継承しながら、精微で緻密な製作制度を誇るマリオ・ガッダの特徴がよく表れている作品です。
1970年代までの作品、1980年代の作品では表板、裏板の板厚、そして音量の大きさが異なります。1980年代の作品は板厚が厚く、重すぎる作品が多く見られますが、今回出品した作品は板厚も1970年代と1980年代の中間くらいの厚さです。それ以前の、1940年台にガエタノ・ガッダが製作したモデルは板厚が薄く割れて表板が割れている作品も少なくないです。
この合作モデルは、製作精度が高く、深みがあり、かつ鳴りが抜群なので、ハイアマチュア、プロの方がコンサートホールなどで弾かれる場合でも、とてもバランスがいい作品となっています。
■製作者:ガエタノ・ガッダ マリオ・ガッダ
■製作地:イタリア マントヴァ
■製作年:1955年
■ラベル:
Gaetano Gadda e FIGLIO MARIO
premiato con Medaglia d'Oro
Allevo di STEFANO SCARAMPELLA
Fece in Mantova anno 1955
手書き:gaetano gadda e figlio mario(ガエタノ・ガッダとその息子のマリオ)
■サイズ(製作証明書)
BL: 356mm
UB: 164mm
CB: 195mm
LB: 208mm
<マリオ・ガッダについて>
マリオ・ガッダ(1931-2008)は父である20世紀を代表するバイオリンメーカーの1人、ガエタノ・ガッダ(1900-1956)に師事し、最後の正統なマントヴァスクールの後継者として活躍。父、ガエタノはモダンイタリーの巨匠ステファノ・スカランペッラに師事し、スカランペッラの材料を受け継ぐが、父の死後その材料をマリオもふんだんに使用していたとされている。
マリオ・ガッダの作品は現在市場で400万~550万円で取引されております。このガエタノ・ガッダとマリオ・ガッダの合作はガエタノがなくなる1956年までわずか5年あまりの期間に製作された非常に数が少ないモデルです。バイオリン専門店での価格は550万円以上となっております。加えて、1ユーロ186円という、激しい円安の今、購入し難い作品になっております。
裏板はフレームの大きいとても美しい一枚板で作られています。横板も裏板とよくマッチした美しいフレームの楓、男性的な力強くガッダらしいスクロール、オレンジブラウンの美しいニスで仕上げられています。ハイアマチュア、そしてソリストにも満足いただける楽器だと思います。
目立つ傷などは見られておらず極上のコンディションです。証明書の写真通り、フィッティング類も全てオリジナルです。(裏板内側にggの刻印あり)。バイオリン工房にて新品の弦交換、点検、調整、クリーニングも行っておりますのですぐにご使用頂ける状態です。
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