それは、Mice Paradeの2005年のアルバム『BEM-VINDA VONTADE』を引っ提げた大規模なツアーから戻った後の冬のことだった。創設者のアダム・ピアースは、ニューヨーク市の郊外から離れ、ベア・マウンテンの近くの森に囲まれた田舎へと引っ越した。彼はその翌年の春、古いガレージを改装し、長年にわたるホームスタジオの歴史の中で、これまでで最も最新かつ最高のスタジオを作り上げた。この新しいスタジオの試作プロジェクトは、Mice Paradeの初のセルフタイトル・アルバムであり、7枚目のフルアルバムとなった。この新作アルバムでも、ピアースはこれまでと同様に豪華なコラボレーター陣を起用している。「Tales of Las Negras」ではレティシア・サイアーが美しい歌声を響かせ、「Double Dolphins on the Nickel」ではクリスティン・アンナ・ヴァルティスドッティルが信じられないほどの優雅さを添えている。その他、ツアーメンバーであるダグ・シャリン、ディラン・クリスティ、ジェイ・イスラエルソンも参加している。