【 「幻」の14年熟成 旧ラベ ル】
今回は、澱引き後14年もの成熟期間を経て旨味が現れた
極上のシャンパーニュを限定出品します。
16世紀から続く家族経営の老舗シャンパーニュ・メゾン「フィリポナ」。
スイスを起源とするフィリポナ家の歴史は、
1522年にシャンパーニュ地方の中心地アイ村に移り住み
今も所有する優良畑「ル・レオン」を購入したことから始まりました。
1935年には、幻の単一畑「クロ・デ・ゴワセ」を単独所有。
『シャンパーニュのロマネ・コンティ』
とも比喩されるプレスティージュ・キュヴェを世に放ち
フィリポナは世界にその名を轟かせました。
所有畑は約17ha。
ピノノワールの産地として名高いマレイユ・シュール・アイ、アイ、アヴネに畑を所有し、
その全てがグラン・クリュとプルミエ・クリュです。
一部を除き、ほとんどがピノノワール比率が高めで、
『繊細さと力強さの調和』
を追求したシャンパーニュ造りを行っています。
今回出品の「ロワイヤル・レゼルヴ」という名は、フィリポナ家の祖先達に由来します。
ブドウ栽培家であると共にワイン商や醸造所を営み、
ルイ14世にもワインを納め、行政官やアイ村の村長も務めていました。その事へのオマージュして名付けられました。
ベースワインには、グラン・クリュ及びプルミエ・クリュのブドウを贅沢に使用。さらには、
ファーストプレス(一番搾汁)の果汁のみを使用します。
このキュヴェは糖分を一切加えず(ノン・ドゼ)に仕上げる事で、
レモンやオレンジの皮のニュアンスを持つアロマ、ミネラリティ、しっかりとした酒質など、
『上質ブドウ本来の輝き』
がそのままにピュアに表現されています。
セパージュは概ね、
ピノノワール 70%
シャルドネ 25%
ムニエ 5%
※セパージュ比率は生産年によって多少前後します。
約20~30%のリザーブワイン(熟成ワイン)を使用することで、
繊細さの中にも奥行きのある味わいを実現します。
そして、今回のオススメポイントは、なんといっても
デゴルジュマン後、14年も経過して
熟成の極みに達した
今は無き「幻」の旧ラベルであること。
デゴルジュマン後の経過年数を経たシャンパーニュが美味しい根拠は、
マイヤール反応(メイナード反応)が起きているから。
マイヤール反応とは、還元糖による反応で、ブドウ由来の残糖分が、
酵母の自己分解によって生成するアミノ酸と反応し、生み出されていると考えられています。
マイヤール反応が進むと、焦がしキャラメルのような香りへと変化し、
コーヒーフレーヴァとも、ナッティーな香りとも表現される香りに。
熟成が進むことでまるでポートやマデイラのような香りになっていきます。
そして、香りだけではなく味わいもより濃密に変化。
酒質に旨味が増し途方もなく美味しいシャンパーニュになるのです。
深みが増した黄金色、きめ細やかな泡が幾重にも長く続きます。
酸がハッキリと立ち登ってくるような厳しさが売りのシャンパーニュとは正反対の、
どんな方にも受け入れやすい、懐が深くただただ美味しいシャンパーニュです。
澱引き後、14年もの成熟期間を経て旨味が現れた極上のフィリポナです。
現行品のデゴルジュマンが2022年ですから、それよりも10年もの歳月を経過しています。
間違いなくプレステージ・シャンパーニュと見紛う程の成熟度を見せてくれることでしょう。