ゼネラル 7S-6 1956
この時期のゼネラルには、ヨーロッパの影響を強く感じさせるモデルがいくつかあります。
それらは、どれも格子状の樹脂スピーカーグリルを持っており、
左右対称のフェイシアに、操作ノブを左右に振り分けた欧州伝統のデザインを有します。
米国流のラジオを追い求めることから始まった戦後のラジオ作りの流れのなかに、
ヨーロピアンモデルを完全に模したラジオを作ったのは、
私の知る限り、ゼネラル一社です。
7S-6は最高級モデルに相応しい設計がされています。
・高周波一段増幅付き。シャシー上の高周波コイルは、IFT同型のケースでシールドされています。
・電源フィルターチョークコイル採用。 ハム対策
・筐体内キャパシティアンテナ装備
・高出力4極ビーム管6AQ5採用
・NFB巻線付き出力トランス、帯域改善
・クラス最大8インチ(20cm)ダイナミックスピーカー
結構使い込まれた跡があって、コンデンサ、真空管は全数交換しました。
この際、折角ですから高周波増幅段、中間周波段の6BD6を、ハイゲインの6BA6に置換しています。
テストオシレータを使用してトラッキング調整を実施しました。
電源チョークコイルが効いています。2スピーカーが20cmもあるのにハムは殆ど聞こえません。
また、本機の売りの一つの出力管6AQ5は、NECのブラック・プレートを入れました。
オーディオで定評のある四極ビーム管6V6-GTを、mT管に仕立て直したような球。
この6AQ5の、NEC元箱をギミックでお付けします。
高1スーパーだけあって、遠距離受信が効きます。
6月半ばの夜間、兵庫県加東市の工房にて
東海ラジオ(名古屋) 1332kHz
AFN Tokyo(旧FEN) 810kHz
関西では受信が難しいAFNがフェージングに浮き沈みしながらも一定時間の受信が出来たのは、
レストアの良いご褒美となりました。
※受信は、地域環境、アンテナ・アース環境、住宅構造、妨害電波(家庭内ではIHヒーター、エアドッグ、電気釜色々)
様々な環境に依存します。一定の結果を保証するものではありません。
以上、ご理解のご理解のうえの入札をお願いします。