わが人生の時の会話初版 石原慎太郎 弟・石原裕次郎との「最後の会話」三十九の邂逅に静かな会話を織り込みながら綴る人生論的エッセイ

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自宅保管の品です。中身は新品同様大変美品ですが古いものですので表紙や帯など若干の経年変化はございます。画像にもありますように、保管時の悪さから表紙と巻頭ページにごく薄い折れがございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。

わが人生の時の会話初版 石原慎太郎

人は他者との関わりなしには生きていけない。弟・裕次郎との「最後の会話」をはじめとする三十九の邂逅を、時に賑やかに時に静かに交わされる会話を織り込みながら綴る人生論的エッセイ。

「相手が誰であろうと、人間同志の出会いは、善きにつけ悪しきにつけ人生における糧であり、人生の彩りでもあります」(『あとがき』より)。人は他者との関わりなしには生きていけない。弟・裕次郎との「最後の会話」をはじめとする、39の邂逅を、時に賑やかに、時に静かに交わされる会話を織り込みながら綴る感動の人生論的エッセイ。

目次
ニュー・ヘレン河のほとりで
シャーク・ポイントにて
大投手
人を殺すということ
小網代カップで
鮫に関するマッチョ
鳥人の遺言
バーカウンターで
これは夢だ
水中会話〔ほか〕

レビューより
石原慎太郎の『我が人生』シリーズに共通することだが、本当に著者にしか書けない作品だといえる。今の文学作品は、村上春樹のような無国籍・無個性の作品で、国境を超えて多くの人の共感を得るものが流行っているのかもしれない(それ自体否定すべきことでも全くないが)。しかし、石原氏のこのシリーズは特に、著者の感性が発露されている。そして、作家の感性で人間・石原慎太郎が出会った人々(時には動物)、会話、時を描く。そこには、政治家としての著者から感じる豪快さや散漫さは感じられず、ましてや自慢話の類は無い。むしろ、冷静で感性豊かな表現者としての著者の姿勢が感じられる。戦後、作家として著者ほど様々な経験をし、広く交友を広めた人もいまい。作家が自らの感性で、多種多様な世界をどう切り取り、描くのかが楽しめる一冊といえる。


「会話」を軸に有名無名の人々との邂逅を綴った39編。際立つのは石原裕次郎の晩年を回顧した『最後の会話』。弟へ向ける優しさと身内ゆえの苦悩が滲み出る。 大きなウェイトを占めるのが作者ならではのヨットやダイビングで遭遇した出来事。行為を活写する語り口が冴える。他にも偶然耳にした隣の病室の会話からある少年の哀しい運命を知る『還らなかった少年』などいずれも抉りがきいたタッチで飽きずに読み通せる。時折自己顕示は見え隠れするが事実を基にした短編小説集の逸品。



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