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ドイツ・ハルモニア・ムンディの名盤を50枚セレクトした大好評ボックス 第2弾[EU輸入盤]
古楽の名門レーベル、ドイツ・ハルモニア・ムンディの名盤を50枚セレクトしたボックスの登場です。2008年春に発売され、日本だけでも15,000セット以上を販売したモンスター・ボックス『DHM 50th Anniversary Edition 50CD』の続編が6年半ぶりに実現します。2008年のボックスはバロック音楽で構成されていましたが、今回は中世から近代までと幅広い時代の作品を、ピリオド楽器で演奏したものを中心に収録。ドイツを中心とするヨーロッパ市場と日本からのリクエストに基づいて選盤され、アーノンクール指揮のモーツァルト「レクイエム」や、クイケン、ビルスマ、ヘンゲルブロック、シュタイアー、インマゼール、センペなど、古楽界のビッグネームの名盤が惜しげもなく投入されているほか、現在では入手不可能なアルバムも多く含まれています。個々の演奏のクオリティの高さに驚かされるのみならず、古楽復興過渡期であった1960年代のコレギウム・アウレウムからごく最近の2000年代の録音にいたるまで、古楽演奏様式の変遷をも垣間見ることができましょう。CD7とCD24を除き全てピリオド楽器による演奏です。(1960年~1970年初頭にかけては古楽復興過渡期のため、正確なピリオド楽器を使用していない録音が一部ございます。)初回のみの限定生産となりますので、お早めにお求め下さい!
<ドイツ・ハルモニア・ムンディについて>
ドイツ・ハルモニア・ムンディは、1958年、ルドルフ・ルービとDr.アルフレート・クリングス(故人)により創立され、その記念すべき初リリース(1959年)以来、古楽の名門レーベルとしてその地位を確たるものとしています。
レーベル名の「ハルモニア・ムンディ」とは、ラテン語で「世の音楽」という意味。当初は「時代を限定せず中世から現代まで、各時代の音楽にマイルストーンを築く」という方針で制作が行われました。1970年にクリングスが西部ドイツ放送(現在のWDRケルン放送局)の音楽部長へ転出してからは同放送局との共同制作も活発となり、古楽に焦点を定めて実力のあるアーティストを起用し、またコレギウム・アウレウムやラ・プティット・バンドの結成を促して続々とディスクを発表、レーベルとしてカタログを蓄積してきました。
1989年に創立から深い関係にあったBMG(録音技術&プレスをベルテルスマンの関連会社ソノプレスが担当)がディストリビューションを開始、1993年にレーベルを買収すると、それ以降BMGクラシックスの古楽レーベルとしての機能を担い、ビルスマやアーノンクール&ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスといった巨匠をアーティスト・ロスターに加えながら発展。現在ではソニー・クラシカル傘下の古楽レーベルとして新録音を続々発売しており、今なお古楽の「顔」としてその存在感を強めています。
レーベル:deutsche harmonia mundi
【収録アルバム概要・収録曲】
[Disc1]《Amor oriental=東洋と西洋間の愛の物語》
ヘンデルのオペラの中でも「リナルド」「アルミーダ」「ジュリアス・シーザー」は、オリエント的要素を扱ったことで知られています。このアルバムではそうしたヘンデルのオペラからのアリアやシンフォニアを中心に、トルコ音楽を挿入することにより、東洋と西洋の音楽の接点を探ることをコンセプトにしています。コンチェルト・ケルンのメンバーだったヴェルナー・エールハルトが2004年に設立した「ラルテ・デル・モンド」は、基本的にピリオド楽器を使用していますが、共演者によって柔軟な演奏を行なうことで知られており、当アルバムはトルコ音楽のサンサンブルとの共演で聴衆を沸かせたベルリン・フィルハーモニーでの演奏会のライヴです。
ヘンデル: 歌劇「アルチーナ」序曲、 歌を歌っている小鳥たち(歌劇「リナルド」より)、 今や、ラッパが華やかな音で私を勝利へ誘う(「リナルド」より)、戦い(「リナルド」より)、 待って!...駄目だ、惨い女よ!(「リナルド」より)、恐るべき鬼女たちよ(「リナルド」より)、涙するために生まれ(歌劇「ジュリアス・シーザー」より)、この胸に息のある限り(「ジュリアス・シーザー」より)、 風よ、旋風よ、この足にお前たちの翼をくれ(「リナルド」より)、歌劇「リナルド」よりシンフォニア、アーメット・オズハン:Hak serleri hayreyler*、民謡:カーヌーン・タクシーム*、ヘンデル:オンブラ・マイ・フ(「セルセ」より)、ああ、惨い人、私の涙が貴方に憐れみの情を惹き起こしますように!(「リナルド」より)、作者不詳:Guzel Asik*、ヘンデル:歌劇「アルチーナ」よりシンフォニア、貴方の顔には数多の優雅さが戯れています(「リナルド」より)、民謡:ケメンチェ(中近東のヴィオール属)による即興*、ヘンデル:醜い奴め、と言おう(「ジュリアス・シーザー」より)、民謡:ウード(中近東のリュート属)による即興*、ヘンデル:情をかけて下さらないのでしたら(「ジュリアス・シーザー」より)、民謡:中近東の打楽器による即興*、ヘンデル:タンブリン(「アルチーナ」より)、No, no ch'io non apprezzo(「アグリッピーナ」より)、作者不詳:Ilahis(イスラムの詩篇)*
[演奏] ファニータ・ラスカーロ(Sp)、フロリン・セサル・オウアトゥ(C-T)、ヴェルナー・エールハルト(指揮)、ラルテ・デル・モンド(ピリオド楽器使用)、ペーラ・アンサンブル*(トルコ音楽アンサンブル)、アーメット・オズハン(歌)
[録音:2010年]
[Disc2]《アーン:アルフレッド》
プロムスのラスト・ナイト・コンサートでお馴染みの「ルール・ブリタニア」。この英国国民的な歌ともいえる元曲は、このアーンの仮面劇「アルフレッド」の終曲、大ブリテン島への頌歌「統べよブリタニア」なのです。マギーガンとフィルハーモニア・バロック・オーケストラの演奏は、さすが英国紳士らしいスマートな演奏ながら、決めるところを確実に決めた感情が注入された演奏です。現在この盤を含め、この作品全曲のアルバムは無いため、貴重な録音ともいえましょう。(録音はConferレーベルが担当しましたが、その後BMGがConiferを買収したため、この盤はDHMとして発売されました)
トマス・アーン(1710-1778):仮面劇『アルフレッド』(全曲)
[演奏] ジェニファー・スミス(Sp), クリスティーネ・ブランディス(Sp), デイヴィッド・ダニエルズ(C-T), ジェミー・マクドゥーガル(T), ニコラス・マギーガン(指揮) フィルハーモニア・バロック・オーケストラ、フィルハーモニア合唱団
[録音:1998年]
[Disc3]《C.P.E.バッハ:協奏曲とシンフォニア集》
工夫を凝らした和声と協奏的な音の対比が織り込まれ、シュトゥルム・ウント・ドラング様式やギャラント様式の性格を持つものなど、器楽の表現力が効果的に生かされたC.P.E.バッハの作品。シュタイアー&フライブルク・バロック・オーケストラの抜群の運動性と感覚、そしてハッとさせられる音色の対比など、新鮮な感動をもたらしてくれます。
C.P.E.バッハ:『シンフォニア ハ長調Wq.182-3』『チェンバロ協奏曲ハ短調Wq.43-4』『シンフォニア イ長調Wq.182-4』『オーボエ協奏曲変ホ長調Wq.165』『ハンブルク交響曲ロ短調Wq.182-5』
[演奏] アンドレアス・シュタイアー(Cemb), ハンス=ペーター・ヴェスターマン(Ob), トーマス・ヘンゲルブロック(指揮) フライブルク・バロックオーケストラ
[録音:1990年]
[Disc4]《J.S.バッハ:シャコンヌ&チェンバロ協奏曲集》
アメリカ生まれのチェンバロの気鋭スキップ・センペはアムステルダムでグスタフ・レオンハルトに師事して研鑽を積み、 パリでソロ活動を始める傍ら、ピリオド楽器アンサンブル、カプリッチョ・ストラヴァガンテを結成して注目すべき録音を続々と発表してきました。このアルバムは、無伴奏ヴァイオリンのためのあまりにも有名なシャコンヌの即興を交えた演奏(バッハの時代には弦楽器作品のチェンバロへのトランスクリプションは一般によく行われており、レオンハルトも録音しています)に始まり、平行調のニ長調のチェンバロ協奏曲、パルティータが続いた後、5度上のイ長調の協奏曲で締めくくる良く考え抜かれた収録内容になっています。センペのヴィルトゥオジティとセンスが名曲に新たな光を与えています。
J.S.バッハ:『シャコンヌ ニ短調BWV1004 (無伴奏ヴァイオリンのためのシャコンヌによるスキップ・センペによる即興)』『チェンバロ協奏曲第3番ニ長調BWV1054』『パルティータ第4番ニ長調BWV828』『チェンバロ協奏曲第4番イ長調BWV1055』
[演奏] スキップ・センペ(Cemb&指揮) カプリッチョ・ストラヴァガンテ
[録音:1993年]
[Disc5]《J.S.バッハ:アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帖より》
バッハ2度目の妻、アンナ・マグダレーナは、懸命にバッハに仕えたことで有名ですが、これはその愛に応えてバッハが妻に贈った小品集。ヴァラエティに富んだ編成で、珠玉の作品を、アーメリンク、レオンハルトらが魅力的に演奏しています。ハンス=マルティン・リンデはここでは歌手として出演。
J.S.バッハ:『ポロネーズ ト短調BWV Anh.119』『マーチ変ホ長調BWV Anh.127』『メヌエット ト長調BWV Anh.114|ト短調BWV Anh.115』『ジョヴァンニーニのアリア「あなたの心を下さるのなら」変ホ長調BWV518』『ロンド変ロ長調BWV Anh.183』『アリア「御身がそばにあるならば」変ホ長調BWV508』『クラヴィーアのためのアリア ト長調BWV988-1』『アリア「喫煙者の教訓」ト短調BWV515a』『マーチ ト長調BWV Anh.124』『アルマンド ニ短調BWV812-1』『コラール「汝に向かって、エホバよ、私は歌おう」変ロ長調BWV299』『前奏曲ハ長調BWV846-1』『メヌエット ト長調BWV Anh.116』『マーチ ニ長調BWV Anh.122』『ミュゼット ニ長調BWV Anh.126』『レチタティーヴォ「私は満ち足りている」BWV82-2|アリア「眠れ、疲れし眼よ」BWV82-3』『コラール「ただ神の御身に委ねる者は」イ短調BWV691』『コラール「おお永遠よ、汝おそろしき言葉」ヘ長調BWV513』
[演奏] エリー・アーメリング(Sp) ハンス=マルティン・リンデ(Br) テルツ少年合唱団 グスタフ・レオンハルト(Cemb) ヨハネス・コッホ(Gamb) アンゲリカ・マイ(Vc) ルドルフ・エヴァーハルト(Org)
[録音:1966年]
[Disc6]《J.S.バッハ:オルガン作品集》
歴史的オルガン研究家でもあるハラルド・フォーゲルによる演奏。バッハの初期のオルガン作品が収録されており、様々な様式を取り入れ、発展途上のバッハを垣間見ることができる、興味深いアルバムです。
J.S.バッハ:『ファンタジー ト長調 「ピエス・ドルグ」BWV572』『パストレッラ ヘ長調BWV590』『コラール「高い天よりわれは来たり」BWV700~コラール「高き天よりわれは来たり」BWV701』『トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564』『コラール「讃美を受けたまえ、汝イエス・キリスト」BWV723 ~コラール「讃美を受けたまえ、汝イエス・キリスト」BWV722』『コラール「われらのキリストのともがら」BWV710』『コラール「甘き喜びのうちに」BWV729』『パルティータ付サラバンド ハ長調BWV990(リュリのオペラ「ベレロフォン」序曲による)』『ファンタジー ハ短調BWV deest』『プレリュードとフーガ ト短調 BWV535、BWV535a』
[演奏] ハラルド・フォーゲル(Org)
[録音:1991年]
[Disc7]《バロック・トランペットのための音楽》
フリーデマン・インマー率いるバロック・トランペットの名手らが、あえてモダン・トランペットを使用し、バロック奏法を十分に考慮し演奏したもの。よって、バロック・トランペットで吹いているかのような音色が再現されています。トランペットの華々しい音色に満たされた、非常に祝祭的で喜ばしい雰囲気を十二分に楽しむことができます。ティンパニが一層それを盛り上げ、オルガンは全体を補い引き締めながら、このコンソートの力量の高さが示されたアルバムです。
テレマン:『3つのトランペット,ティンパニとオルガンのための協奏曲ニ長調』, 作者不祥(17世紀):『2つのトランペットとオルガンのためのシンフォニア ニ長調』, J.S.バッハ:『トランペットとオルガンのための3つのコラール前奏曲:「われを憐れみたまえ」BWV721/「心から愛するイエスよ,たとえ罪を犯したもうとも」BWV1093/「汝ただひとりに,主イエス・キリスト」BWV1100』, フランチェスキーニ:『2つのトランペットとオルガンのためのソナタ ニ長調』, 作者不祥(17世紀):『5声部のクラリーノのためのソナタ ハ長調』, ヘンデル:『2つのトランペット,ティンパニとオルガンのための組曲ニ長調』, ビーバー:『「祭壇または宮廷用ソナタ集」~2つのトランペット,ティンパニとオルガンのためのソナタ第12番ハ長調』『2つのトランペットとオルガンのための「バレッティ」ハ長調』, ムーレ:『4つのトランペット,ティンパニとオルガンのためのファンファーレ ニ長調』
[演奏] フリーデマン・インマー・トランペット・コンソート
[録音:1988年]
[Disc8~10]《ベートーヴェン:フォルテピアノとヴァイオリンのためのソナタ全集》
透徹した楽曲解釈で知られるインマゼールとバロック・ヴァイオリンの泰斗シュレーダーの精妙な対話。現代楽器による誇張された表現とは隔絶した、作品の本来あるべき姿、本物の魅力を伝える類稀な演奏。ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ集のオリジナル楽器による先駆的なレコーディング。モダン楽器では決して聴くことのできない、これらの曲にふさわしいバランス、明瞭なテクスチュアとニュアンス溢れる表現で、作品本来の姿をインマゼールとシュレーダーが十全に表現しています。
ベートーヴェン:『ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調Op.24「春」』『同第4番イ短調 Op.23』『同第3番変ホ長調 Op.12-3』『同第8番ト長調 Op.30-3』『同第9番イ長調 Op.47「クロイツェル」』『第1番ニ長調 Op.12-1』『同第2番イ長調 Op.12-2』『同第10番ト長調 Op.96』『同第6番イ長調 Op.30-1』『第7番ハ長調 Op.30-2』
[演奏] ジョス・ファン・インマゼール(Fp), ヤープ・シュレーダー(Vn)
[録音:1986~1987年]
[Disc11]《リスト:ベートーヴェン・カンタータ》
リストが、ボンのベートーヴェン像除幕式のために1845年に作曲した作品。リストはベートーヴェンを尊敬しており、有名なピアノ三重奏曲「大公」のメロディをパラフレーズして作られたといわれています。リストが43歳の時の作品ですので、現代のロマンティックさとは異なった自然さ、軽快で明朗な響きによる表現。楽器間のバランスもスコアを実によく読んでいて無理がないヴァイルの指揮。合唱による賛美の歌が聴く者を恍惚とさせてくれます。
リスト:『ボン・ベートーヴェン記念像除幕式のための祝典カンタータ (ベートーヴェン・カンタータ第1番)』, ベートーヴェン:『合唱幻想曲ハ短調Op.80』
[演奏] ブルーノ・ヴァイル(指揮) WDRカペラ・コロニエンシス, ケルナー・カントライ, ダイアナ・ダムロウ(Sp), イェルク・デュルミュラー(T), ゲオルク・ツェッペンフェルト(Bs), パウル・コーメン(Fp)
[録音:2000年]
[Disc12]《ボッケリーニ:弦楽五重奏曲Op.11-4~6》
この演奏では、スミソニアン博物館所蔵または貸与された、オリジナルのストラディヴァリウスの名器が全てに使用されています。ボッケリーニの142曲もの弦楽五重奏曲の大半はチェロ2本によるもので、第1チェロはボッケリーニ自身が弾いたものと思われ、技巧を要します。このアルバムの3曲でもそうで、第1チェロは名手ビルスマが受け持ち全体を纏め上げながら、柔らかい響きでやさしく明るく、流麗で喜悦に満ちています。「ホ長調Op.11-5」の第3楽章は、有名なメヌエットの原曲。「ニ長調Op.11-6」は題名のとおり、鳥の声が楽しく模倣されています。
ボッケリーニ:『弦楽五重奏曲ホ長調Op.11-5』『弦楽五重奏曲ヘ短調Op.11-4』『弦楽五重奏曲ニ長調Op.11-6「鳥小屋」』
[演奏] スミソニアン・チェンバー・プレイヤーズ[マリリン・マクドナルド(Vn), ジョリー・ガリック(Vn), アンソニー・マーティン(Va), アンナー・ビルスマ(Vc), ケネス・スロウィック(Vc)]
[録音:1988年]
[Disc13]《エンゲルベルク修道院の手写譜第314号による中世後期の音楽》
バーゼル・スコラ・カントゥルムによって600余年の眠りから覚めたエンゲルベルク修道院の手写譜第314号。つまり中世後期の聖歌集ですが、ドイツ語歌詞があるのが興味深くなっています。エンゲルベルク、即ち「天使の山」は、スイス・アルプス谷間の村の名前。この分野の権威である、アンサンブル・ジル・バンショワのドミニク・ヴェラール、アンサンブル・オブ・シディエンヌのエマニュエル・ボルド、カントゥス・ケルンのゲルト・テュルクが参加しています。
『女から生まれたもののうち/おおヨハネよ』『胸と心』『アレルヤ、おおマリアよ、赤いばらよ』『一角獣は捕えられ』『喜べ、信仰を持ったすべての人々よ』『教会の栄光』『おおマリアよ、赤いばらよ』『キリエ、善の泉よ』『来たれ、聖霊よ、盲目の心を照らせ』『栄えあれ民族の父よ/われらに耳を傾けたまえ』『花婿のように進み出て』『汚れなく完全な乙女/名誉あるキリストの花婿』『アレルヤ、名高い指導者ベネディクトベネディクト、その功績』『主があなたとともにあるように』『死は生のただ中にあり/ああ人よ、考えるが良い』『うるわしい救いの主の母/乙女マリアの腹を身ごもらせたのは』『すべての舌はほめ賛えよ』『共に喜べ、信仰のあつい民衆よ』
[演奏] ドミニク・ヴェラール(指揮) バーゼル・スコラ・カントゥルム
[録音:1990年]
[Disc14]《コレッリ:合奏協奏曲集Op.6(抜粋)》
1972年にドイツ・ハルモニア・ムンディの録音のためにレオンハルト、S.クイケンが設立したバロック・オーケストラの雄ラ・プティット・バンドの名盤。音色、合奏といった音楽性すべての面で完全な統一と精緻なアンサンブルを誇り、コンチェルティーノとリピエーノとが対比されるこのコレッリの曲集では、まさに彼らのアンサンブルの比類のなさが十二分に堪能できます。名曲「クリスマス協奏曲」含むコレッリの作品6の12曲から、6曲を収録したものです。
コレッリ:『合奏協奏曲 ニ長調 Op.6-4』『同 ニ長調 Op.6-7』『同 ニ長調 Op.6-1』『同 ト短調 Op.6-8 「クリスマス協奏曲」』『同 ハ短調 Op.6-3』『同 ヘ長調 Op.6-12』
[演奏] シギスヴァルト・クイケン(Vn & 指揮) ラ・プティット・バンド
[録音:1976~1977年]
[Disc15]《ヘンデル&カルダーラ:宗教的作品集》
イタリアに行く前後の頃の若きヘンデルの傑作と、ウィーンで活躍したイタリア人作曲家カルダーラの知られざる名品を収録したもの。歯切れよさと透明感を併せ持つ合唱と管弦楽との抜群な絡み方によって、聴き応えのあるヘンデルに仕上げられた演奏。カルダーラも淀みなく連なってゆく秀作で、感情を入れ込んだヘンゲルブロックの熱い指揮は、魅力を一層引き立てています。
ヘンデル:『主は言われた HWV.232』, カルダーラ:『悲しみのミサ』『ルチフィクスス「十字架につけられ」(16声)』
[演奏] トーマス・ヘンゲルブロック(指揮) バルタザール=ノイマン・アンサンブル&合唱団
[録音:2003年]
[Disc16]《イートン・クワイアブックからの音楽》
イートン・クワイアブックは、現在イートン・カレッジに所蔵されている豊かな彩飾写本のコレクションです。もともと24人の異なる作曲家による作品が収められており、作品の多くは、破損または不完全なものとなってしまっていますが、初期テューダー王朝の宗教曲を伝える非常に貴重な資料となっています。ルネッサンス期の研究、復活演奏で高い評価を得ているパウル・ファン・ネーヴェル&ウエルガス・アンサンブルは、作品の起源、メロディと文脈に埋め込まれている細かな部分までを調べ尽くし、見事なポリフォニー効果を生むことに成功した演奏です。
ジョン・サットン:『7声のサルヴェ・レジナ』, ウィリアム・ホーウッド:『5声のマニフィカト』, エドモンド・スタートン:『喜んでください、キリストの母であるおとめよ(6声)』, ジョン・ブラウン:『6声のスターバト・マーテル』, ロバート・ウィルキンソン:『9声のスターバト・マーテル』
[演奏] パウル・ファン・ネーヴェル(指揮) ウエルガス・アンサンブル
[録音:2011年]
[Disc17]《音楽の花束~バロック室内音楽集》
映画「ヴェニスの愛」などバロック音楽の美しいメロディを綴ったアルバム。古楽器の優雅で繊細な響きからは、鋭く強いアクセントを伴う現代楽器とは違った、自然で暖かなぬくもりが感じられるはずです。バロック時代の音楽の特徴である「アフェット」に溢れた魅力的作品です。
ヴィヴァルディ:『フルート協奏曲ト短調「夜」RV104』, マルチェッロ:『オーボエ協奏曲ニ短調「ヴェニスの愛」』, クヴァンツ:『ブロックフレーテ、フルートと通奏低音のためのトリオ ハ長調』, J.C.バッハ:『フォルテピアノ、フルート、オーボエ、ヴァイオリンとチェロのための四重奏曲ニ長調Op.22-1』, ファッシュ:『2つのオーボエ、ファゴットと通奏低音のための四重奏曲ニ短調』, ヴィヴァルディ:『ソプラニーノ・ブロックフレーテ協奏曲ハ長調RV.443』
[演奏] カメラータ・ケルン[ミヒャエル・シュナイダー(Bfl), カール・カイザー(Fl-tr), ハンス=ペーター・ヴェスターマン(Ob), マイケル・マクロウ(Fg), ライナー・ツィッペリンク(Vc), ハラルド・ヘーレン(Cemb, Org, Fp) ,他]
[録音:1989年]
[Disc18~19]《ヘンデル:メサイア(1780年ヘルダーによるドイツ語版)》
もちろんヘンデルが作曲したメサイアは、英語によるもの。その後ドイツ語によってもドイツで演奏されました(有名なものにはモーツァルト編曲版があります)が、現在通常ドイツ語で歌われるものは、ルターによるものがほとんど。しかしながらその言葉は非常に難解なものでした。哲学者、文学者、詩人、神学者であり、カント哲学に触発され、若き日のゲーテやドイツ古典文学に多大な影響を与えたヨハン・ゴットフリート・ヘルダー(1744-1803)によって聖書をもとにしたドイツ語ヘ翻訳され、ドレスデンで演奏されたものは、ルターによる難解なものでなく、一般人にも理解されやすいものでした。この演奏では、その版を使用しての演奏となります。様々な古楽音楽祭にて積極的にバロック・オペラの復演や、バロックとジャズの融合の試みなどを手がけるリュート&指揮者、ヴォルフガング・カチュナー指揮、ベルリンの古楽器アンサンブル”ラウテン・カンパニー”、そしてゆかりあるドレスデンからの合唱団による見事な演奏です。
ヘンデル:『オラトリオ「メサイア」全曲』(テキスト:ヨハン・ゴットフリート・ヘルダーによる聖書ドイツ語訳詩(1780年))
[演奏] シャロン・ロストルフ・ツァミール(Sp), マリア・リッカルダ・ヴェッセリンク(A), コビー・ファン・レンスブルク(T), ライムント・ノルテ(Bs), ドレスデン室内合唱団, ラウテン・カンパニー, ヴォルフガング・カチュナー(指揮)
[録音:2004年]
[Disc20~21]《ヘンデル:木管楽器のためのソナタ全集》
ドイツ古楽界の中心的存在であるカメラータ・ケルンによる、室内楽というヘンデルの重要な側面に光を当てる興趣豊かな演奏。代表作である作品1など木管楽器のためのソナタ全集。この全集ではヘンデルに関する数多くの資料を持つ、ケンブリッジのフィッツウィリアム博物館所蔵のソナタをはじめ、多くの曲が自筆譜草稿に基づいて演奏されています。他の作曲家たちが類型的な作品を量産していた時期に、ヘンデルは実に細かい配慮を払って、異なった色合い、異なった輝きを持つ珠玉のような作品を仕上げていました。
ヘンデル:『フルート・ソナタ ニ長調 HWV.378』『オーボエ・ソナタ 変ロ長調 HWV.357(フィッツウィリアム・ソナタ)』『フルート・ソナタ ロ短調 Op.1-9, HWV.367b』『オーボエ・ソナタ ト短調 Op.1-6, HWV.364a』『フルート・ソナタ ホ短調 Op.1-1b, HWV.359b』『オーボエ・ソナタ ハ短調 Op,1-8, HWV.366』『フルート・ソナタ ト短調 Op.1-5, HWV.363b』『オーボエ・ソナタ ヘ長調 HWV.363a』『ブロックフレーテ・ソナタ ニ短調 HWV.367a(フィッツウィリアム・ソナタ)』『ブロックフレーテ・ソナタ 変ロ長調 HWV.377(フィッツウィリアム・ソナタ)』『ブロックフレーテ・ソナタ ト短調 Op.1-2, HWV.360』『ブロックフレーテ・ソナタ イ短調 Op.1-4, HWV.362』『ブロックフレーテ・ソナタ ハ長調 Op.1-7, HWV.365』『ブロックフレーテ・ソナタ ヘ長調 Op.1-11, HWV.369』『ブロックフレーテ・ソナタ ト長調 HWV.358(フィッツウィリアム・ソナタ)』『2つのブロックフレーテと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ヘ長調 HWV.405』
[演奏] カメラータ・ケルン[ミヒャエル・シュナイダー(Bfl), カール・カイザー(Fl-tr), ハンス=ペーター・ヴェスターマン(Ob), マイケル・マクロウ(Fg), ライナー・ツィッペリンク(Vc, Gamb), ハラルド・ヘーレン(Cemb, Org) , ザビーネ・バウアー(Bfl:HMV.405)]
[録音:1985年]
[Disc22]《ヘンデル:ドイツ語アリア集》
このアルバムの前半は、若手美形&美声古楽系ソプラノ歌手の中でも特に注目されている、バルセロナ生まれのソプラノ、ヌリア・リアルによる、ドイツ国籍のヘンデルによってイギリスへの帰化の直前に作曲された『9つのドイツ・アリア』。見事なテクニックと表現だけでなく彼女のあまりにも美しすぎる清楚な歌唱は、最近の古楽歌手の中では抜きん出ており、素晴らしい逸材歌手といわれています。後半では、オーストリアン・バロック・カンパニーによる、「王宮の花火の音楽」が盛大に繰り広げられます。
ヘンデル:『来たるべき日々の空しい憂いも HWV.202』『たわむれる波のきらめく輝きは HWV.203』『かわいい矢車草の花 HWV.204』『快い静けさ、安らぎの泉 HWV.205』『魂よ、神をほめたたえて歌え HWV.206』『私の魂は見ながらにして聴く HWV.207』『薄暗い墓穴から来たお前たち HWV.208』『心地好い茂みの中 HWV.209』『燃えたつようなばら、大地の飾り HWV.210』『王宮の花火の音楽 HWV.351』
[演奏] ヌリア・リアル(Sp:HMV.202~210), ミヒャエル・オーマン(指揮) オーストリアン・バロック・カンパニー
[録音:2008年]
[Disc23]《ヘンデル:室内カンタータとソナタ集》
バロックの情熱の歌姫と絶賛されているG・ベルタニョッリが、ここでも魅惑的に歌いあげます。既にアレッサンドリーニなどのヴィヴァルディ・エディションに多くの録音に参加してきていますが、熱狂的なトーン、幽艶さ、官能的な大きな表現によって、この曲での今までありがちなバロック唱法の清楚さとは異なるのは明らか。魅力的な大きな息吹を、ヘンデルの作品に注いでいきます。そして、器楽のアンサンブル・ゼフィロは、これまでとは違ったイタリア的な解釈で、インパクトの強い生き生きとした演奏によってバックで支えています。
ヘンデル:『トリオ・ソナタ変ロ長調 Op.2-3, HWV.388』『カンタータ「私の胸は騒ぐ」HWV.132b』『トリオ・ソナタ ト短調 Op.2-5, HWV.390』『アリア「私の魂は見ながらにして聴く」HWV.207』『トリオ・ソナタ ト短調 Op.2-8, HWV.393』『カンタータ「見よ、ヴィーナスの泣きて立つを(ヴィーナスとアドニス)」HWV.85』『トリオ・ソナタ ヘ長調 HWV.392/401』
[演奏] ジェンマ・ベルタニョッリ(Sp), アルフレッド・ベルナルディーニ(Ob&リーダー), アンサンブル・ゼフィロ
[録音:2008年]
[Disc24]《ハイドン:大オルガン・ミサ&, モーツァルト:テ・デウム》
アウグスブルク大聖堂聖歌隊の少年合唱団による「ミサ曲」は、小回りよく安定感があり、みずみずしく極自然な艶やかさが美しい演奏です。この演奏ではモダン楽器での演奏ですが、伝統あるアウグスブルク大聖堂聖歌隊の素晴らしさが感じられる演奏として、特にドイツではベストセラーとなったアルバムです。
ハイドン:『ミサ曲第2番変ホ長調Hob.22-4(大オルガン・ミサ)』, モーツァルト:『テ・デウム ハ長調K.141(66b)』
[演奏] ラインハルト・カムラー(指揮) アウグスブルク大聖堂聖歌隊, ミュンヘン・レジデンツ室内管弦楽団
[録音:1985年頃]
[Disc25]《ハイドン・オペラ・アリア集》
モーツァルト、ロッシーニ、ヘンデル、バロック・オペラに欠かせないメゾ・ソプラノ歌手アンナ・ボニタティブスの、ハイドンのアリア集。ムーティやマゼール、チョン・ミュンフンだけでなく、様々な古楽指揮者ミンコフスキ、ルネ・ヤーコプス、ピノックらとも競演をし、絶賛を浴びています。アラン・カーティスとのヘンデル・オペラ・プロジェクトには欠かせない歌手でもあります。この演奏でも起伏の激しいハイドンのアリアを集め、感情豊かに表現していきます。これまでも数々の復活蘇演を手がけてきた古楽器演奏のスペシャリストたちのアラン・カーティス&イル・コンプレッソ・バロッコの卓越した演奏が、これらの曲の素晴らしさを見事に引き出しています。
ハイドン:歌劇『報いられた真心』より「シンフォニア」「Barbaro Conte... Questa La Merc...」「Dell'Amor Mio Fedele」「Placidi Ruscelletti」, 歌劇『オルランド・パラディーノ』より「シンフォニア」「Ad Un Guardo」, アリア『アルチーナよ』, 歌劇『真の貞節』より「シンフォニア」「Misera, Chi M'Aiuta...」「Dove Fuggo」, 歌劇『勘違いの不貞(当てはずれの不貞)』より「Ho Un Tumore In Un Ginocchio」「Trinche Vaine Allegramente」, アリア『薄幸な花嫁』, 歌劇『無人島』より「序曲」「Se Non Piange Un Infelice」, カンタータ『ナクソス島のアリアンナ(わが愛しのテセウス)』
[演奏] アンナ・ボニタティブス(Ms) アラン・カーティス(指揮&Fp) イル・コンプレッソ・バロッコ
[録音:2008年]
[Disc26]《カプスベルガー:作品集》
イタリアの初期バロック作曲家及びリュート奏者であった、ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー(1580-1651)の作品集。多くのリュートやキタローネの作品を作曲しましたが、彼の先進的で独特なリズムや旋律(転調や半音階進行)において、当時あまり評価は高くなかったようで、最近では最もヴィルトゥジティが高く楽器への発展に貢献した革新者として、評価が高くなってきています。彼の作品のアルバムには、ポール・オデット、ホプキンソン・スミス、ロルフ・リズルヴァン盤などがありますが、この盤ではリー・サンタナのリュート&テオルボ、ヒレ・パールのガンバ、S・プレーヤーズのバロック・ギターによって、当時の即興的演奏のようなアンサンブルとしての演奏を聴かせてくれます。
カプスベルガー(1580-1651):『Toccata seconda』『Corrente seconda』『Toccata terza』『Toccata quarta』『Gagliarda』『Toccata quinta』『Toccata sesta』『Come esser pu』『Toccata Settima』『Ballo』『Ancidetemi Pur』『Corrente Prima』『Toccata Ottava』, アントニオ・ベルターリ:『Sonata In D』, ヴィンチェンツォ・ボニッツィ:『La Bella Netta Ignuda』
[演奏] Los Otros[ヒレ・パール(Gamb)、リー・サンタナ(Lute)、スティーヴン・プレイヤーズ(バロックG & Parc)]
[録音:2008年]
[Disc27]《LAVA ~18世紀ナポリのアリア集》
2008年に録音された「バロックの歌姫」ケルメスによるアリア集。収録されたほとんどのアリアが世界初録音という、マニアにとってもたまらないもの。レ・ムジケ・ノーヴェは、カッチーニからハイドンの知られざる作品を中心に復興を手掛けるオリジナル楽器による小弦楽アンサンブルで、リーダーのクラウディオ・オゼーレレは、様々な当時の楽譜の再編を手掛ける研究家でもあり、ヴィヴァルディのオペラをはじめ、サリエリの楽譜の復興も行っています。またチェチーリア・バルトリのソロ・アルバムの監修でも知られています。
ペルゴレージ:歌劇『オリンピアーデ』より「Tu me da me dividi」、ポルポラ:歌劇『ルチオ・パピーリオ』より「Morte amara」、ポルポラ:歌劇『フラヴィオ・アニチオ・オリブリオ』より「Se non dovesse il pie」、レオナルド・ヴィンチ:歌劇『アルタセルセ』より「Fra cento affanni e cento」、レオナルド・レオ:歌劇『イル・デメトリオ』より「Manca sollecita」、ヨハン・アドルフ・ハッセ:歌劇『ヴィリアーテ』より「Come nave in mezzo all’onde」、ペルゴレージ:歌劇『シリアのハドリアヌス帝』より「Lieto cosi talvolta」、ヨハン・アドルフ・ハッセ:歌劇『アンティゴネー』より「Perche, se tanti siete」、レオナルド・ヴィンチ:歌劇『アルタセルセ』より「No che non ha la sorte…Vo solcando un mar crudele」、ニコラ・アントニオ・ポルポラ:歌劇『ルチオ・パピーリオ』より「Tocco il porto」、ヨハン・アドルフ・ハッセ:歌劇『捨てられたディドーネ』より「Tu dici ch’io non speri…L’augelletto in lacci stretto」、ペルゴレージ:歌劇『オリンピアーデ』より「Mentre dormi amor fomenti」
[演奏] ジモーネ・ケルメス(Sp)、レ・ムジケ・ノーヴェ、クラウディオ・オゼーレ(ディレクター)
[録音:2008年]
[Disc28]《ロッティ:ミサ・サピエンティエ, バッハ:マニフィカト》
ヴィヴァルディと同時代にヴェネツィア・サン・マルコ大聖堂の楽長を務めたロッティの知られざる作品。ヘンゲルブロック率いる少数精鋭の合唱と管弦楽が、さらに明晰さと表情の豊かさを重ねています。バッハの「マニフィカト」は、曲が追加された変ホ長調の異稿版で収録され、祝祭的雰囲気が見事に表現されています。
アントニオ・ロッティ(1667-1740):『ミサ・サピエンティエ ト短調』, J.S.バッハ:『マニフィカト 変ホ長調 BWV243a』
[演奏]トーマス・ヘンゲルブロック指揮 バルタザール=ノイマン・アンサンブル バルタザール=ノイマン合唱団
[録音:2002年, 2000年]
[Disc29]《鎮魂~メタモルフォーゼン》
実際にこれらの作品が作曲された時代は、ガット弦が普通でした。そこで裸のガットとその当時の演奏法(ビブラートも抑えられている)を使用しての録音された、近代の弦楽のための作品集。艶っぽさがなくなる一方、そのかわりに独特なダイナミズムが湧き出てきて、心に染み入る強烈な響きが生み出されています。戦後50年を記念して鎮魂の意味もこめられており、その意味がはっきり示された演奏でもあります。
バーバー:『弦楽のためのアダージョOp.11』, エルガー:『弦楽のためのセレナード ホ短調Op.20』『弦楽のためのエレジー ホ短調Op.58』, R.シュトラウス:『メタモルフォーゼン(変容)~23の独奏楽器のための習作』
[演奏] ケネス・スロウィック(指揮) スミソニアン・チェンバー・プレイヤーズ
[録音:1994年]
[Disc30]《モンテヴェルディ:愛のマドリガーレ集》
音符とテキストが有機的に結びついたモンテヴェルディのマドリガーレ作品の頂点を知らしめるアルバム。愛に関した詩による世俗的マドリガーレ集を、ユングヘーネルとカントゥス・ケルンはきめ細かく歌いこまれており、当時の人々が感情注入した音楽の様態をそのまま感じとることができましょう。
モンテヴェルディ:『Sestina - Lagrime d'Amante al Sepolcro dell'Amata』『Ninfa che scalza il piede』『O come sei gentile』『Lamento della Ninfa』『Tu dormi』『S'el vostro cor, Madonna』『Ohime dov'e il mio ben』『Alle danze』『Ohime il bel viso』『Zefiro torna』『Non e di gentil core』『Qui rise Tirsi』『O mio bene』『Soave libertate』
[演奏] コンラート・ユングヘーネル(リュート&指揮) カントゥス・ケルン
[録音:1992年]
[Disc31~32]《モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り》
真の巨匠モンテヴェルディの宗教音楽のなかで特に重要な名曲『聖母マリアの夕べの祈り』は、複雑な構成と変化に富む作曲技法によって創られた作品。音楽学者でもあるベルニウスは、自ら組織した合唱団と16-17世紀音楽をピリオド楽器で演奏するムジカ・フィアタを配し、十全な研究と磨きぬいた美しいアンサンブルでこの傑作に新たな息吹を吹き込んでいます。美しくも純粋な歌声が素晴らしい、気鋭ベルニウスによるモンテヴェルディの傑作の名演です。
モンテヴェルディ:『聖母マリアの夕べの祈り』(全曲)
[演奏] フリーダー・ベルニウス(指揮) シュトゥットガルト室内合唱団, ムジカ・フィアタ・ケルン,他
[録音:1989年]
[Disc33]《モーツァルト:フルート四重奏曲集》
ドイツ古楽界のカリスマ、ライハルト・ゲーベル率いるムジカ・アンティクワ・ケルンに別れを告げ、レザデューという名のアンサンブルでの、モーツァルトのギャラントな魅力のフルート四重奏全曲と円熟の作風がすでに示されているオーボエ四重奏曲を収録。古楽器の名手たちがその魅力を余すところなく表現したものです。
モーツァルト:『フルート四重奏曲第1番ニ長調K.285』『フルート四重奏曲第4番イ長調K.298』『オーボエ四重奏曲ヘ長調K.370(368b)』『フルート四重奏曲第2番ト長調K.285a』『フルート四重奏曲第3番ハ長調K.285b(Anh.171)』
[演奏] レザデュー[ヴィルベルト・ハーツェルツェット(Fl-tr), ハンス・ペーター・ヴェスターマン(Ob), マリー・ウティガー(Vn), ハーヨ・ベス(Va), ニコラス・セロ(Vc)]
[録音:1990年]
[Disc34]《モーツァルト:レクイエム》
アーノンクール自らが「これまでの自分の録音の中で最高の出来」とした2003年のライヴ録音。アーノンクールはモーツァルト最晩年の心情に深く共感して指揮を執り、自らの死を見据えて慟哭する作曲家の魂に寄り添っています。ピリオド楽器を使用してスコアの隅々まで明晰に描き出しながら、振幅の大きい感情表現で聴く者の肺腑を抉る。アーノンクールが歩んできた道の頂点を築いた演奏として高く評価されるべき名盤です。
モーツァルト:『レクイエム ニ短調 K.626』(バイヤー版)
[演奏] クリスティーネ・シェーファー(Sp), ベルナルダ・フィンク(A), カート・ストレイト(T), ジェラルド・フィンレイ(Bs), アルノルト・シェーンベルク合唱団, ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス, ニコラウス・アーノンクール(指揮)
[録音:2003年ライヴ]
[Disc35]《モーツァルト:弦楽五重奏曲集》
ドイツ古楽界のカリスマ、ライハルト・ゲーベル率いるムジカ・アンティクワ・ケルンに別れを告げ、レザデューという名のアンサンブルでの、短調の名曲を含む弦楽五重奏曲を収録。これだけの技術に裏付けられた古楽器演奏は他には無く、純生なハーモニーの美しさ、そして短調曲の情熱的な演奏は比類がない程です。
モーツァルト:『弦楽五重奏曲第1番変ロ長調K.174』『弦楽五重奏曲2番ハ短調K.406(516b)』
[演奏] レザデュー[マリー・ウティガー(Vn)、ウルズラ・ブンディース(Vn), ハーヨ・ベス(Va)、カールハインツ・シュテープ(Va), ニコラス・セロ(Vc)]
[録音:1990年]
[Disc36]《サンスーシ宮のフルート音楽》
サンスーシ宮殿は音楽の保護者として知られるプロシャ王フリードリヒ大王が建立したもので、クヴァンツ・ベンダ、エマヌエル・バッハなど当時一流の音楽家を集め、大王みずからのフルート演奏を始め毎晩のように楽員たちによる演奏会が開かれました。ここに収められた曲は、サンスーシ宮殿で数多く演奏された曲の中から4曲が収められています。リンデのトラヴェルソの音色は甘くも澄み切ったもので、アクのない端正にして品格のある演奏です。
フリードリヒ大王:『トラヴェルスフレーテと通奏低音のためのソナタ ホ短調』, C.P.E.バッハ:『トラヴェルスフレーテとチェンバロ・オブリガートのためのソナタ ニ長調 Wq.83』, ベンダ:『トラヴェルスフレーテとチェンバロ・オブリガートのためのソナタ ト長調』, クヴァンツ:『トラヴェルスフレーテと通奏低音のためのソナタ イ短調Op.1- 1』
[演奏] ハンス・マルティン・リンデ(Fl-tr)、ヨハネス・コッホ(Gamb), フーゴ・ルフ(Cemb)
[録音:1960年前半]
[Disc37]《新しい歌~中世盛期のラテン歌曲集》
中世の聖歌、歌曲を専門としているD.ヴェラールとE.ボナルドが、ヴルフ・アルトの監修のもとにネウマ譜を演奏、再現。トロープス、ヴェルスス、コンドゥクトゥスは音楽史上重要な様式であり、その復活演奏において大変意義深いアルバムです。シンプルで荘厳な美しい響きは、モノフォニーの美学が最大に発揮された演奏です。
人よ、新しい歌でほめたたえよ(コンドゥクトゥス), 2. 新年の喜び(ヴェルスス), 3 ソロモン王は神殿を建てた(ヴェルスス), 4 信徒たちよ、今日こそ喜べ(トロープス), 5. 栄光の王の誕生(コンドゥクトゥス), 6. エサイの根より(トロープス), 7. 喜べ、祝え(トロープス), 8. 喜びの賛美(トロープス), 9. アダムの過失(コンドゥクトゥス), 10. われらの集会(トロープス), 11. 主の生誕(コンドゥクトゥス), 12. 新しい蜜の甘い味(トロープス), 13. 高度の決断(コンドゥクトゥス)
[演奏] ドミニク・ヴェラール(歌), エマニュエル・ボナルド
[録音:1986年]
[Disc38]《パーセル:妖精の女王~劇音楽の世界》
今やドイツ有数のピリオド楽器オーケストラに成長したフライブルク・バロックオーケストラのDHM最初期のディスク。そして指揮は現在北ドイツ放送交響楽団のシェフ、トーマス・ヘンゲルブロックによる、パーセルの劇音楽の真髄を新鮮に表現したアルバム。パーセルのオペラ、セミ・オペラの名作中、器楽で演奏される作品を集めたもので、バロックの音楽語法を深く掘り下げながらパーセルの劇音楽の真髄を新鮮に表現しています。
パーセル:『歌劇『妖精の女王』Z629より7曲, 歌劇『ディドーとエネアス』Z626より5曲, 歌劇『アーサー王』Z628より6曲, 歌劇『アブデラザール』Z570より6曲
[演奏] トーマス・ヘンゲルブロック(指揮) フライブルク・バロックオーケストラ
[録音:1991年]
[Disc39]《ラモー:オペラのバレエ音楽集》
ラモーの色彩豊かなオーケストレーションが魅力のアルバム。バレエをふんだんに取り入れたラモーのオペラ2作から、バレエ音楽のみ抜粋したもの。ラモーの作品を古楽器で演奏した当時珍しかった録音。まだまだ本来の古楽器奏法ではなくモダン楽器奏法に近いところはあるものの、溌剌としたリズム、優雅なロンドなど、全員が思い切り歌っているのが感じられます。
ラモー:『歌劇「優雅なインドの国々」よりバレエ組曲』『歌劇「ダルダニュス」より管弦楽組曲』
[演奏] コレギウム・アウレウム
[録音:1967, 1964年]
[Disc40]《シューベルト:美しき水車小屋の娘》
古楽唱法とフォルテピアノによって甦るシューベルト青春の歌。古今の歌曲集の最高傑作『水車小屋』の隠れた名盤。このアルバムはプレガルディエンがフォルテピアノの名手アンドレアス・シュタイアーと組んで録音した一連のドイツ・リート・アルバムの最初のもので、自然な歌とフォルテピアノの響きが感動を誘う隠れた名盤です。
シューベルト:歌曲集『美しき水車小屋の娘』D.795, Op.25
[演奏] クリストフ・プレガルディエン(T), アンドレアス・シュタイアー(Fp)
[録音:1991年]
[Disc41~42]《シュッツ:シンフォニア・サクレ第3集》
モンテヴェルディやシュッツの第一人者、フリーダー・ベルニウスの傑作盤。バッハにつながるシュッツの厳格なる構造の原典を忠実に再現しながら、当時の質素で敬虔な祈りを反映し、感情を抑えながらも、気品に満ちた演奏となっています。ソリストたちも、ドイツだけでなくオランダやイギリスの名バロック歌手が起用されています。
シュッツ:『シンフォニア・サクレ第3集Op.12, SWV398-418』
[演奏] マリア・シュデリウス(Sp)、モニカ・フリンマー(Sp)、ミーケ・ファン・デル・スルイス(Sp), シュテファン・ギーンガー(B-A), マイケル・チャンス(C-T), ジョン・エルウィス(T), クリストフ・プレガルディエン(T), デヴィッド・トーマス(Bs), コルネリウス・ハウプトマン(Bs), シュトゥットガルト室内合唱団, ムジカ・フィアタ・ケルン, フリーダー・ベルニウス(指揮)
[録音:1988年]
[Disc43]《セルヴェ:想い出とカプリス》
ビルスマの中でも非常に珍しい作品の録音。19世紀のチェロのツーリング・ヴィルトゥオーゾ、セルヴェの作品を、セルヴェ自身が使っていたストラディヴァリのチェロをビルスマが弾いた録音。思わず合いの手を入れたくなる甘く思わせぶりの旋律、パガニーニばりの技巧。ハルモニウムを加えて、俗っぽい感覚が楽しめる作品です。
アドリエン・フランソワ・セルヴェ(1807-1866):『グラン・ファンタジー「バーデンの想い出」Op.20』『カプリス イ長調Op.11-4』『カプリス ニ長調Op.11-2』『歌劇「オリイ伯爵」のモティーフによるカプリスOp.3』『2つのイギリス民謡による演奏会グラン・デュオ (セルヴェとユルベール・レオナール共作)』『スパの想い出Op.2』
[演奏] アンナー・ビルスマ(Vc), スミソニアン・チェンバー・プレイヤーズ
[録音:1986年]
[Disc44]《詩人の恋~ハイネの詩による歌曲集》
高い評価を得ているプレガルディエンとシュタイアーのコンビによるハイネ歌曲集。ヨーハン・フリッツの1823年頃に作られたオリジナルのフォルテピアノを使用し、プレガルディエンの詩の解釈の明晰さとシュタイアーのニュアンス豊かで的確なピアノ演奏で、新鮮なハイネの『歌の世界』を繰り広げています。
シューマン:歌曲集『詩人の恋』Op.48, メンデルスゾーン:『旅の歌 Op.34-6』『朝の挨拶 Op.47-2』『夜ごとにぼくはきみを夢にみる Op.86-4』『歌の翼に Op.34-2』『挨拶 Op.19-5』『新しい愛 Op.19-4』, シューベルト:歌曲集『白鳥の歌』 D.957より「アトラス」「彼女の肖像」「漁師の娘」「都会」「海辺で」「影法師」
[演奏]クリストフ・プレガルディエン(T), アンドレアス・シュタイアー(Fp)
[録音:1993年]
[Disc45]《C・シュターミッツ:シンフォニアと協奏曲》
バロックから古典への掛け橋となったマンハイム楽派の創始者ヨハン・シュターミッツと、その息子カール・シュターミッツ。息子カールは特に協奏交響曲を得意とし大成功を収めました。ここではコレギウム・アウレウムによる演奏で、モダン楽器奏法に近いところはあるものの、ロマン的な雰囲気を残した優雅さが素晴らしい表現です。「ヴィオラ協奏曲」では、名手ウルリヒ・コッホがソロを弾いています。「協奏交響曲」のヴィオラは、モーツァルトの「レクイエム」の校訂もおこなったフランツ・バイヤーが担当しています。マンハイム楽派の特徴そのものを十全に表現した演奏です。
カール・シュターミッツ:『ヴィオラ協奏曲ニ長調』『ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための協奏交響曲イ長調』『シンフォニア変ロ長調』
[演奏] ウルリヒ・コッホ(Va), フランツ=ヨーゼフ・マイアー(Vn), フランツ・バイヤー(Va), トーマス・ブレース(Vc), コレギウム・アウレウム
[録音:1963年]
[Disc46]《テレマン:ヴィオラ・ダ・ガンバのための作品集》
バロック期に最も栄えた楽器の一つ、ヴィオラ・ダ・ガンバ。楽曲、録音とも最も多いのは、フランスのもの。また通奏低音としては当たり前の様に多く使用されています。もちろん大バッハは、有名なガンバ・ソナタ、ブランデンブルク協奏曲第6番やカンタータの多くに使用。ドイツの作曲&ガンバ演奏家アーベルも多数の作品を残しています。当時最も人気のあったテレマンは、ガンバを使用した作品を多数残したドイツ作曲家の一人ですが、意外と録音が少ないのが不思議です。この録音では、テレマンのガンバ・ソロを中心にした作品を集めたアルバムで、現在最も実力・人気のある女流ガンビスト、ヒレ・パール。そしてヨーロッパで最も人気のある古楽器グループ、フライブルク・バロックオーケストラのメンバーがサポートし、新しいテレマン解釈を聴かしてくれます。ヒレ・パールは、フライブルク・バロックオーケストラのガンバ奏者としても長年活躍しているので、息もぴったりです。
テレマン:『ソナタ ロ短調(ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のための)』『協奏曲ニ長調(ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のための)』『協奏曲イ長調(ヴィオラ・ダ・ガンバ、2つのヴァイオリンと通奏低音のための)』『組曲ニ長調(ヴィオラ・ダ・ガンバ、弦楽と通奏低音のための)』『協奏曲ト長調(ヴィオラまたはヴィオラ・ダ・ガンバ、弦楽と通奏低音のための)』
[演奏] ヒレ・パール(Gamb), ペトラ・ミュレヤンス(Vn), フライブルク・バロックオーケストラ
[録音:2006年]
[Disc47]《ドイツ・バロック、ブロックフレーテ協奏曲集》
1969年アーヘン出身の、恐るべき天才女流リコーダー奏者オーバーリンガー。1997年にSRP・Moeck国際リコーダー・コンクールでの優勝をきっかけとして世界有数の女流リコーダー奏者としての地位を築きました。MARC AUREL EDITIONなどからも発売された彼女ですが、DHM第1弾アルバムの「イタリア・ソナタ集」では、高い音楽性と技巧に裏付けられたオーセンティックで鮮やかなヴィルトゥジティは、イタリア・バロックの精華の魅力を十全に表現している、と高い評価を得ました。今回のアルバムでは、テレマンとトーマス教会に関係した作曲家のコンチェルトを演奏。バックにはあのムジカ・アンティクヮ・ケルンのリーダー、ラインハルト・ゲーベルが支えていきます。
テレマン:『アルト・ブロックフレーテ協奏曲 ト短調(ハラッハ伯爵家コレクション)』『テレマン:アルト・ブロックフレーテ協奏曲 ハ長調 TWV.51:C』『クリストフ・グラウプナー:組曲(序曲)へ長調』『ヨハン・クリストフ・シュッツ:ブロックフレーテ協奏曲 ト長調』
[演奏] ドロテー・オーバーリンガー(Bfl), ラインハルト・ゲーベル(指揮) アンサンブル1700
[録音:2008年]
[Disc48]《イル・ヴィオリーノ~オリジナル名器の響き》
ニューヨークのメトロポリタン博物館所蔵の名器を使用した演奏。ヴァイオリンは、1691年製のストラディヴァリウスと1669年製のアマティ。この楽器は製作された時から全く改造されなかったという非常に貴重な楽器であり、当然のことながらガット弦と当時の弓、マンフレート・クレーマーのバロック奏法による完璧なテクニック。比較的珍しい作品だからこそ、この楽器の本来の音色が発揮された素晴らしい演奏です。
ヴェラチーニ:『アカデミック・ソナタ ニ短調Op.2-12』, J.S.バッハ:『ヴァイオリンとオブリガード・チェンバロのためのソナタ・ト長調BWV 1019(a)』, ヴェストホフ:『無伴奏ヴァイオリンのための組曲イ長調』, J.S.バッハ(ピゼンデル作?):『ヴァイオリン・ソナタ ハ短調BWV.1024』, J.S.バッハ:『ヴァイオリンとオブリガード・チェンバロのためのアダージョとアレグロ ト長調BWV.1019』
[演奏] カプリッチョ・ストラヴァガンテ[マンフレート・クレーマー(Vn), スキップ・センペ(Cemb), ミシェル・ムルギエール(Cemb)]
[録音:1993年]
[Disc49]《ウェーバー:歌劇「アブ・ハッサン」》
序曲は有名ながら全曲盤はあまり多くない作品。古楽器による非常にすっきりとした爽やかな印象とメリハリのついたシャープなアクセントなど、長年オペラ指揮者として活躍してきたブルーノ・ヴァイルの説得力ある物語と音楽の運びは説得力が感じられます。
ウェーバー:『歌劇「アブ・ハッサン」』『交響曲第1番ハ長調Op.19』
[演奏] イェルク・デルミュラー(T), ヨハンナ・ストイコヴィッチ(Sp), ランツ・ヨゼフ・ゼーリヒ(Bs), ヴォルフガング・フォルツ(ナレーション), ブルーノ・ヴァイル(指揮) カペラ・コロニエンシス
[録音:2002年]
[Disc50]《ヴァイス:序曲と組曲》
ヴァイスはJ.S.バッハよりは1つ年下、亡くなった年は同じというリュート作曲家。丹念な研究者的発掘作業と芸術家のセンスによって、その姿を伝説の世界から生きかえらせたのがユングヘーネルのこの演奏。しっとりとしたあまりにも幻想的な作品であり、これ以上に美しさが際立った名演はありません。
ヴァイス:『序曲 変ロ長調』『組曲第17番へ短調』『組曲第21番ト短調』『組曲ニ短調』
[演奏] コンラート・ユングヘーネル(リュート)
[録音:1984年]