ラックスキットA3000ペアの中古をフルレストアしました。真空管交換後のバイアス調整が容易に出来るよう改良を加えています。
真空管交換時にボンネットを外す必要はありますが、真空管交換後アンプをひっくり返すことも裏蓋を外すことも無く、MT管と出力トランスの間に設置したテストポイントにテスターリードピンを刺しその横にあるバイアス調整ボリュームとバランスボリュームを回すことで出力管のバイアス調整できます。そのため球転がしが楽に出来ます。また、これらの調整ボリュームには小型ながら電力容量が3/4Wと大きく貴金属ブラシを採用した信頼性の高い部品を採用しています。
部品、配線を全て外してクリーニング後、メインシャーシー、ボンネットと底板を再塗装して新たに組み直しました。RCA入力端子は金メッキ製を使用。スピーカー端子はバナナプラグ対応。
出力管KT88のソケットはピンを全て外して磨き上げ、酸化皮膜を落としたLUX製を使用。
MT管の真空管ソケットは金メッキピンのセラミック製。ボリュームは導電性プラスチックを使用した信頼性の高い製品を使用しています。組み立てには基本的にウルトラスリムヘッドビスを使用してスマートな外観になるように気をつけています。
配線材は高品質高音質のBELDEN銀メッキ銅線テフロン被覆フックアップワイヤー83005とヒーター回線等サウンドに影響しない部分にジュンフロン線を使用。信号入力回路にはネグレックスのシールド線を使用。
配線はプリント基板とパワートランスを除いて、全てからげ配線というよりも、嘗てあったワイヤーラッピングに似た、まき付け配線とでも言うような接続をしてハンダで固定する方法を採っています。
そのことで導体同士がハンダを介さず直接接続されることにより信号伝達のロスを減らす効果がありクリアーな再生音に寄与していると思います。
カップリングコンデンサーにはMacintoshでも使われているWIMAのポリプロピレンフィルムコンデンサーの中でも最高級品である金属箔電極使用のFKP1、FKP3やFKP4を使用しています。バイパスコンデンサーはMacintoshと同じMKP10を使用。
抵抗はVishay Daleの金属皮膜抵抗をメインに、要所要所にDaleの巻線抵抗を使用しています。ブロックコンデンサーは交換していませんが、正常動作を確認しています。
出力管はPSVANEの最新版KT88PT新品を使用。この真空管は金メッキピン、テフロンベースを使用しています。
全体の作りが洗練されていて、音質的には極めてクリアーで表現力が優れている私のお気に入りの真空管です。
初段には英国製 Mullard CV4004 NOS(New Old Stock)を使用。この球は12AX7の軍用高信頼管です。次段の12AU7も同じく英国製 Mullard CV4003 NOSを採用しています。ただ、これらの球は管壁のプリントが消えやすく迂闊にも湿った手で扱ったため消えたので TELEFUNKEN のマークをプリントしました。中身はあくまでも英国製 Mullard NOS です。
ドライバー段には信頼性の高い東芝6FQ7 NOS を採用しています。
プリント基板はオリジナルの質素な紙フェノール基板を廃してガラスエポキシ基板を使用。WIMAのフィルムコンデンサーに合わせ一部修正したパターンで作り直しています。
また、配線後のパターン面にハヤコートでコーティングを施し埃の侵入による絶縁不良を排除しています。
それにより長期間の安定使用が期待できますので末永くご愛用いただけます。
最終的には極めてクリアーで演奏のディテールや音場感を余すこと無く再現し、ボーカルはまるで目の前に歌い手がいるかのように聞こえます。既存のラックスアンプのサウンドとは一聴してその違いがわかります。マッキントッシュMC275レプリカをも明らかに超えています。
アンプを組み上げてから1週間作動して異常が無いことを確認して最終調整しています。
メンテナンス用に回路図、出力管交換時の調整方法の図面を同梱します。
また、上記文書の中に当方の連絡メルアドを記載していますので万が一のトラブルが生じた場合にご連絡頂けるとできる限りのメンテナンスをさせて頂きます。
ご購入頂いてから1年間は無償でメンテナンス致します。ただ、その場合の送料については片道だけご負担お願いします。
尚、出力管交換の場合は有償とさせて頂きます。
なお、レストア品ですから少々の傷、錆等がありますから写真でご確認下さい。また、神経質な方、完璧を求める方は入札をご遠慮下さい。
発送は2個口になりますが送料は1個分で結構です。


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