朝鮮古医書 許浚『東醫寶鑑 湯液篇 巻之一』1冊の出品です。
本書は、朝鮮医学を代表する名著『東醫寶鑑』のうち、薬物・本草・薬性・製薬法を扱う「湯液篇」の巻之一です。
巻頭には、
「東醫寶鑑 湯液篇 卷之一」
「御醫 忠勤貞亮扈聖功臣 崇祿大夫 陽平君 臣 許浚 奉敎撰」
とあり、許浚による『東醫寶鑑』湯液篇の一冊であることが確認できます。
内容は、薬材の採取・乾燥・修治・製薬方法、薬性分類、湯薬・散薬・丸薬の作り方など、東洋医学・漢方医学・韓医学における本草学、薬物学の基礎をまとめたものです。
写真に見える主な項目として、
・湯液序例
・採薬法
・乾薬法
・三品薬性
・六陳良薬
・修製法
・製薬方法
・湯散丸法
・水部
・土部
・人部
・禽部
・獣部
などが確認できます。
特に「水部」では薬用に用いる各種の水について述べられており、「薬水」「浴泉」「漿水」「地漿」「生熟湯」「熟湯」「麻沸湯」などの項目が見られます。
また後半には、白鵝肉、卵殻、白鴨肉、黒鴨肉、野鴨肉、鷹肪、鼠類など、鳥類・獣類に関する薬物項目も収録されています。
本文中には漢字本文のほか、朝鮮語・ハングルによる薬名・俗名と思われる記載も見られ、朝鮮本草学・韓医学史・東洋医学史の資料として大変興味深い一冊です。
『東醫寶鑑』は許浚が編纂した朝鮮医学の代表的医書で、現在では韓国を代表する医学古典として知られています。初刊本は1613年に内医院から刊行され、韓国の国宝およびユネスコ世界記録遺産としても高く評価されています。
本品は写真判断では木版刷の韓紙本と思われます。
ただし刊記・奥付の確認はできておらず、刊行年代の詳細は不明です。
江戸期和刻本ではなく、朝鮮本系統の古医書として出品いたします。
サイズ:
約 21.5cm × 33cm
状態:
古い時代の本のため、表紙に強い傷み、汚れ、擦れ、虫損、角傷みがあります。
本文にも経年によるヤケ、シミ、汚れ、虫損、折れ、印刷の薄い部分があります。
ただし写真の通り、本文の文字は比較的よく残っており、古医書資料として鑑賞・研究可能な状態です。
古書・古文書の性質上、全丁揃いかどうかの詳細確認はしておりません。
写真をよくご確認のうえ、時代物・古書にご理解のある方のみご入札ください。
医学的な実用を目的としたものではなく、古典籍・研究資料・収集品としての出品です。
注意事項:
古い品物のため、汚れ、傷み、虫損、欠け、補修跡等がある場合があります。
画像に写っているものが全てです。
ノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。
領収書が必要な場合は、落札後にお申し付けください。
発行対応いたします。
韓国から丁寧に梱包のうえ、追跡可能な方法で発送いたします。